急性期病棟での心理教育ミーティングのご紹介

心理教育ミーティングは1クール5回を通して、入院中の患者様がご自身の病気について知ること、また病気の快復のために治療に積極的に参加し、退院後も充実した日常生活が送れるよう意見交換できる場を提供しています

今回は第5回「退院後の生活設計」について。
退院後といっても症状や病気を抱えての生活、これまでと同じようには行きません。再入院の方であっても同じです。
しかし症状や病気を抱えながらも患者様のご希望に近い生活を送れることもまた重要です。

ミーティングでは患者様が描いている退院後の生活について具体的にあげて頂き、その中から出てきた退院後の不安や心配事について講師としてお呼びしたデイケアスタッフに答えて頂きました。
特に「これからの時期に退院して暑さに負けて家の中にこもりっきりにならないか」、「前回退院してデイケアにも通い始めたがすぐに調子を崩してしまった、今回大丈夫か」といった不安に丁寧に答えて頂きました。

退院は嬉しいことですが、大きな環境変化でもあります。
入院中から退院後のことについて考え、色々なことを想定して準備していくこと、そして、その橋渡しをしていく大切さを実感した回でした。

今後も各コメディカルとの連携をとり、情報提供・意見交換を充実させていきたいと考えています。