2024-04-24

急性期病棟・心理教育ミーティング

~再発予防とストレス対処~

先日、急性期病棟の心理教育ミーティングでは、「再発予防とストレス対処」をテーマとして取り上げました。この回では自身の再発のサインに気づいて早めに対処できるようになること、また日頃あるストレスとうまくつきあっていくことを目的としています。

ある患者さまは、軽快にお話されていましたが、「疲れやすい」「調子悪くなってくると何もしたくなるんだよね」とお話されました。<現在も続いている?>と聞くと「そうなのかもしれない。これが症状なのかな?」「もう少し休んだ方がいいのかな」と話されました。また「うまくいかないことがあるとだんだんそうなる」と、背景にある原因についてもお話されていました。

調子が悪くなっても気づかないまま頑張ってしまう方が多く、気づいたら症状が再燃していた・・というお話をよく聞きます。またそのようなことを繰り返さぬよう、再発のサインに気づけるためにも、この回では、『規則正しい生活リズムを意識する』ことを再発予防の中でも重要な1つとしてお話しています。規則正しい生活を送っていくことで、ふとしたとき、それができない・・・そのこと自体が再発のサインになりえます。そのようなサインが現れた時に早めに受診したり、周囲に相談するよう、伝えています。

このような日々の心がけをお話すると、多くの患者様が納得されます。それまでは何となく気を付けて日常生活を送っていても、「どうすればよいのか(具体的には)わからなかった」「でも話を聞いてすっきりした」というご意見を頂くこともしばしばです。そのような身近な意見に関心を寄せながら、患者様視点を大切にプログラムを進めるよう心掛けています。

2024-04-23

「お役立ちコラム」が更新されました

お役立ちコラム「Ⅲ.認知症 第10回 「こんな時、どうすればいいの?」が公開されました。

2024-04-22

「朝礼のあり方」

こんにちは。男子慢性期閉鎖病棟病棟です。

毎朝、病棟では、朝礼が行われますが、朝礼には様々な目的があります。

第一に、ウォーミングアップ、仕事に向かう心身の準備が挙げられます。

心身共に仕事モードに、しっかりと切り替えることを目指します。

第二に、情報の伝達・共有です。一堂に会する場での連絡と報告によって、共に働く人たちの情報共有を徹底できます。

第三に、基本動作を習得する場であるということです。挨拶や返事の仕方のトレーニングによって、社会人としての立ち振る舞いに磨きがかかります。

最後は、チームワークの強化です。例えば毎月の「マナー・接遇月間標語」、当法人の経営哲学ともなる「髙仁会フィロソフィー」を読み上げ、よりよいモラルを学び、価値観を共有することでチームワークを高めることになります。病棟をよりよくするため、職員一同、患者様がよりよい医療を受けることができるように今年度も団結して取り組んでまいります。

2024-04-20

【戸田病院 外来部門のご紹介】#2

外来診察介助、検査、処置、身の回りの介助、退院後の継続看護を中心におこない、当院のデイケアやグループホームと情報を共有しながら、社会生活に復帰できるようサポートしています。外来看護師には、患者様への丁寧な対応と患者様の状態を瞬時に観察し察知すること、患者様のニーズに応じるための早急な判断が求められます。

当院の方針として、適正な通院間隔“2週間以内”での診察を推奨しています。

通院間隔が長く、不規則な場合、症状の回復にも時間がかかってしまう場合がありますが、こまめに診療を行うことで、病状の変化にいち早く察知し、適切な治療を行うことで症状悪化を防ぐことができる他、場合によって入院が必要になった際にも早めに対応することができます。

外来診療をスムーズに行い患者様、ご家族様から選ばれる病院を目指し、心の健康のサポートをしていきたいと思います。

2024-04-19

【戸田病院 外来部門のご紹介】#1

戸田病院 外来では、月曜日から土曜日の午前中に診療をおこなっています。

各曜日の担当医制となっており、初診のご予約はなく診察を受けることができます。

今回は、4月より新年度となりますので、改めて、戸田病院の外来部門をご紹介いたします。

外来は、“病院の顔”と言われています。最初に患者様を受け入れる場所であり、病院の医療や看護の質を印象付ける部門です。。心に不安を抱えた患者様が、安心して診療を受けられるよう、医師、看護師、心理士、薬剤師等と連携し、患者様の心のケアに取り組んでいます。

2024-04-17

「桜の花に願いを込めて」

こんにちは。戸田病院精神療養病棟です。

今年は桜の開花が例年より遅れているそうですね。病棟のホールからは川沿いの桜並木がみることができるため、患者様も職員もまだか、まだかと桜の開花を楽しみにしています。

病棟では、毎月季節にあわせたレクリエーションを企画しています。今回は、お花見をしようということになり、桜の形に切った色紙に願いを書いて病棟のホールに貼りました。

その後、卓上でサッカーとボーリングを合わせたようなゲームで盛り上がり、最後に患者様にアイスクリームを配りました。普段なかなか食べられないため、きれいに残さず食べており、患者様の笑顔が印象的でした。

Digital Camera
2024-04-15

春が近づいて

こんにちは。戸田病院認知症急性期治療病棟です。

暦上春を迎え、まだ寒い日もありますがだんだんと暖かい日も増えてまいりました。当病棟では、作業療法士の方と協力しながら毎日病棟での体操やカラオケをして身体を動かしたり余暇時間を楽しんでいただけるようにプログラムを行っております。また桜が咲き始めたらそれを見て季節を感じていただけいるように等行っていきたいと考えております。

2024-04-14

「みんな大好きチョコレート」

こんにちは。戸田病院認知症濃厚治療病棟です。

少しずつ気温が上がり始め、春の訪れとともに穏やかな気候へと変わりつつある今日この頃。皆さまいかがお過ごしでしょうか。また、花粉症の時期となり人によっては症状が出現し、辛い日々をお過ごしかと思います。お身体ご自愛ください。

3月に入り、病棟ミーティングにて3月といえばというアンケートを実施。「ひな祭り」「ホワイトデー」と案が上がり、前回同様に大人気であるチョコレートを提供させていただきました。やはり、皆様チョコレートが好きな様子でした。板チョコを提供し、それをコーヒーに入れて美味しく飲まれている方もいらっしゃいました。今後もスタッフ一同皆様に少しでも有意義な入院生活を送っていただけるよう関わりあえたらなと考えております。

2024-04-12

「季節のお楽しみ献立 ~ひな祭り~」

皆さま、こんにちは。戸田病院栄養課です。

栄養課では、月の行事に合わせた特別な献立を考えて、入院中の患者様へ季節感を味わっていただけるように力を入れています。3月といえば「ひな祭り」ということで、ひな祭りを感じられることができるような献立を3月3日に提供いたしました。

「3月のお楽しみ献立」

・あさりの散らし寿司

・菜の花の辛子和え

・桜ロールケーキ

・清汁

ひな祭りには、華やかで縁起の良いちらし寿司を食べることが定番になっているかと思います。病院の中では生魚を使うことが難しいため、今回はアサリを使用したものを献立としました。

旬のお野菜である菜の花、春を連想できる桜ロールケーキをデザートとしました。

見た目にも季節を感じられる献立になったのではないかと思っています。

以下、お食事を召し上がった患者様からの感想(一部)をご紹介いたします。

・ひな祭りで、季節感のあるメニューであった。

・アサリがとても上品な味付けだった。

・具が多い散らし寿司で美味しかった。

・散らし寿司のレンコンの食感がよかった。

・ロールケーキが可愛い。

・ケーキが凝っていて驚いた。

・ロールケーキの桜が可愛い。

・入院中のメニューのなかで一番美味しかった。

・春を感じる料理であった。

入院中の食事は患者様の栄養状態を支える重要なものですが、季節感や、特別感のあるお食事で、お口だけでなく、目でも楽しんでいただけるように、これからもメニューを考えていきたいと思います。

2024-04-10

退院前の取り組みについて

こんにちは、戸田病院男子開放病棟です。

開放病棟は、地域の生活に戻る前に生活環境を整えたり、社会技能(人間関係、買い物、行政での手続きなど)をして、リハビリテーションをおこなう病棟です。

戸田病院に入院していた方がグループホームに退院する関わり、退院前訪問指導について、

退院までに6回(入院の期間で回数が変わります)患者さんに合わせた関わりを行っていきます。

たとえば、

1回目は、グループホームの入居に必要となる行政の手続きに市役所に行きます。

(自立支援、精神障害者手帳の申請、障害区分調査の手続き)

2回目、実際に住む予定のグループホームを見学に行きます。

(道順の確認、交通機関の利用できるか確認、生活環境をイメージできる)

3回目、住む地域の周辺で買い物できる場所の下見、実際の距離の確認。

4回目、地域でどんな生活がしたいか、地域の相談員さんと当院スタッフと一緒に個別支援計画を立てていく。

5回目、病院近くのお店にグループホームで必要となる生活雑貨、身のまわりの物を買いものに行く。

6回目、グループホームから通所することになるデイケアの道順を確認する。

グループホームのスタッフ、病棟スタッフと目的地を目指し、道順の目印を確認しながらグループホームに行ったり買い物に同行して、どんな生活がしたいかを話しあいながら環境を整え、近隣のスーパーマーケットに行き、売り場を見学、買い物に一緒に行き患者様が退院後も安心して過ごせるように個別看護を行っています。