看護部

看護部理念

戸田病院看護部は「人間関係とチーム医療により個別看護を中心とした質の高い精神科サービスを提供する」という理念を掲げております。患者さんは性格や生育環境も違えば、困っていること、つらいことや悩みも1人1人すべて違うものを抱えています。そうした患者さんそれぞれの個別性を意識し、患者さんが持っている健康的な側面を最大限に引き出せるように患者さんに寄り添って看護を行っております。

部門案内

戸田病院看護部内には疾患と機能別の10病棟と、外来部門である精神科外来、デイケア/リワークデイケア、グループホームの3つの部署があります。(下記詳細)

患者さんの疾患別、病気の状態に合わせた病棟で過ごすことにより、より個別性のある看護を提供できるように対応しております。

第1病棟:精神科急性期治療病棟(PICU/精神科集中治療室)

第2病棟:男子開放病棟

第3病棟:男子重度濃厚治療病棟

第4病棟:身体合併症男女混合閉鎖病棟

第5病棟:女子重度濃厚治療病棟

第6病棟:女子開放病棟

静養病棟:精神一般病棟(ストレスケア病棟)

第7病棟:精神療養病棟

第8病棟:精神科急性期治療病棟

第10病棟:認知症疾患治療病棟

精神科デイケア/ナイトケア/リワークデイケア

グループホーム

外来

看護部の教育プログラム

<新人教育>

4月・10月に新入職員向けに精神医学総論や髙仁会の沿革など、これから当院の現場を経験するうえで必要な知識の習得を目指します

<看護部新人教育>

年間3課題の項目を上期下期(上期:4月~9月、下期10月~3月)にそれぞれ行います。医療従事者としてのマナーや、ぺプロウ看護論、精神科コミュニケーションに活用できるコーチングを学びます。

<集合教育>

年間6回の講義を行います。講師は医師・看護部・薬局・栄養課など各部署の課題でさまざまな内容で行われます。専門職職員による全体教育が行われます。

<卒業後教育>

新卒1年目の職員が対象で、4月~9月にかけて行われます。内容として当院で取り組んでいるぺプロウ看護論の学びを深め、看護展開に活かせるよう教育を行っています。

<看護補助者教育>

看護補助者職員対象の教育です。精神科患者さんへの関わり方や、基本的な援助項目(体位交換、食事介助、移動など)を中心に演習を交えて行っています。

<職場内実践教育>

各病棟で優先的に取り組む課題や、統一して行いたい援助や手技など定期的に行います。職員向けに精神医学総論や髙仁会の沿革など、これから当院の現場を経験するうえで必要な知識の習得を目指します

<アフター5>

各委員会や研修参加者の伝達講習などの勉強会を、アフターで行っています。項目はさまざまで各委員会からは感染や行動制限・医療安全についての講義や、精神科関連にまつわる研修の伝達講習など行っています。

ペプロウ看護論

患者さんとの人間関係を発展させながら治療を進めていくために、当院ではペプロウ看護論を看護の基本理論として活用しています。ペプロウ看護理論とはヒルデガード・E・ペプロウ氏が示したものです。患者―看護者関係の重要性に着目しており、看護に対する考え方は、個人の発達理論と対人関係の概念および学習理論から引き出されています。看護理論を適用することにより患者さんとの相互関係を大切にし、個別性のある看護を提供するように努めています。