新年あけましておめでとうございます。
昨年9月よりリワークが北館デイケアに移転となり、新しく通所される方も多くいらっしゃる中、リワークを卒業し復職された方もおられましたね。本日はリワーク卒業生の声をご紹介します。
リワークを終えて
私はうつ病の再発を繰り返しており、その結果、会社を休職することになってしまいました。そして、産業医にリワークに行くように勧められ、主治医とも相談した結果、戸田病院のリワークに通うことになりました。
リワークに通い始めた当初の私は、「産業医に行くように言われたから…」と消極的な思いでリワークに通っていました。しかし、リワークに通って、自分自身の性格や長所・短所、休職理由等を担当スタッフと面談を重ねて話し合っていく中で、病気について真剣に考えるようになりました。そして、「今回の休職は自分自身を変える良い機会だ」と思うようになり、次第に前向きにリワークを捉えられるようになり、積極的に講座やプログラムに参加することができるようになりました。
戸田病院のリワークは導入クラス、活動クラス、復職準備クラスとわかれていて、出席日数や講座、プログラム等が段階的に上がっていくので、体の負荷も徐々に上げることができ、体に無理なく通所することができました。
講座やプログラムを受講し、病気のことや自分自身の課題・問題点とも向き合うことができるようになりました。中でも「自己分析」のプログラムでは自分自身の性格について考え、休職理由や「今後はどう働いていきたいか」までを考える機会となり、自分自身について深彫りして考えることができました。私の休職理由には、周囲に相談することができず、自分一人で仕事を抱え込んでしまったことが問題であり、会社内での「コミュニケ―ションが不十分だった」ことがわかりました。そして、スタッフの指摘もあって「どうしてコミュニケーションを取ることが苦手となってしまったか」を考え、「今後どのように改善していったらよいか」まで考えることができました。
プログラムを受講し、休職について考え、病気やストレスと向き合っていく中で、様々な葛藤も生まれましたが、そのような時には担当スタッフと面談をし、アドバイスをいただいて悩みやストレスの解決を図ることができました。
また、講座やプログラムを共に受講したメンバーとは、病気のことや悩みを共有することができ、信頼関係を築くことができました。コミュニケーションを取ることを苦手としていた私が、プログラムではメンバーには遠慮することなく相談や発言できるようになりました。そして、昼休み等には卓球やカードゲームを行い、メンバー間のコミュニケーションを楽しむことができるようにもなりました。
戸田病院のリワークに約6カ月通い(コロナによる休止期間は除く)、ついに職場復帰することになりました。戸田病院のリワークで学んだことを忘れずに、病気を再発させることがないように仕事に取り組んでいきたいと思います。
最後になりましたが、様々なご指導やご支援をいただいた担当をはじめとするスタッフの皆様、共に通所したメンバーの皆様に感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。
改めましてご卒業、復職おめでとうございます。少し緊張しやすく、とても真面目で熱心にプログラムに取り組んでいらしたお姿が印象的でした。どうぞまずはご自分を大事にされ、無理のないようお過ごしいただければと思います。