百人に百通りの治療・ケアを行うために、各病棟に担当作業療法士を設け、患者様一人ひとりの状態を把握し、病態に合わせて、作業療法士、理学療法士、音楽療法士が集団・個別での、心と体のリハビリテーションを提供します。
目的
症状の安定、対人関係の改善、生活の質の向上、社会生活への支援、身体機能の維持・向上を目的に支援を行います。
集団プログラム
作業療法士、理学療法士、音楽療法士がプログラムを提供します。
創作活動
革細工、ビーズ細工、手芸、塗り絵、折り紙などの個人作業や、カレンダー作りなどの共同作業を行います。活動を通して、集中力や自信の回復に繋げています。
運動
体操やストレッチ、スポーツ、ダンス、マシンを使ったトレーニング(運動療法)を行います。体を動かすことで、ストレス発散や体力の向上に繋げています。
レクリエーション
ゲーム形式の活動や季節行事、料理、園芸療法などを行います。楽しみながら頭を使ったり、体を動かします。
音楽
音楽鑑賞やカラオケ、音楽療法士による音楽療法などを行います。歌ったり、聴いたりすることで気分の向上・安定に繋げています。
個別プログラム
認知症患者リハビリテーション
認知症の方を対象に、心身の活性化、気分の安定を目的に、作業療法、理学療法、学習訓練療法、運動などを組み合わせた、個別プログラムを行います。
理学療法
身体機能の維持・向上を目的に、歩行訓練、筋力強化、拘縮予防など、専門的な体のリハビリを行います。
特色
各病棟担当作業療法士を中心に、病態に合わせたリハビリテーションを行います。
急性期治療病棟(第1病棟)
回復状況や症状に合わせて、創作活動や運動、音楽などを行います。健康的な活動を通して、症状の安定化へと繋げています。
ストレスケア病棟(第8病棟)
うつ症状の改善を目的に、有酸素運動(運動療法、体操、ストレッチ)を、他病棟よりも多く設けています。
認知症病棟
生活リズムを整え、心身の機能を維持することを目的に、体操や音楽療法、レクリエーションなどを行います。また、個別で認知症患者リハビリテーションも行っています。
開放病棟(第2・6病棟)
生活の質の維持・向上を目的に、レクリエーションや創作活動、園芸療法などを行います。スポーツやダンスといった活動的なプログラムが多いのも特徴です。
閉鎖病棟(第3・4・5・7・静養病棟)
気分転換や活動性の維持を主な目的に、日々の生活に楽しみを感じられるような活動を行います。様々な活動を通して、自分らしい生活が送れるように支援しています。