2025-04-22

外来セカンドオピニオンのご案内について

セカンドオピニオンを希望される患者さんは、下記の内容をご確認いただき、お申し込みください。

セカンドオピニオンとは

現在、受診している病院等の主治医の判断や治療方針の他に、主治医以外から意見(セカンドオピニオン)を求めることです。

※セカンドオピニオンは他院での診断、治療状況に関する資料をお持ちいただき、当院の専門医が意見を述べるものです。

しかし、以下に該当する方は対象外となります。

  1. 治療を目的とした継続的な医療の提供を求める場合
  2. 現在受診している医療機関に関する不満、苦情
  3. 医療過誤及び訴訟相談

その他申込内容によっては、お受けできない場合がございます。

当院にセカンドオピニオンを希望される方

(1)対象となる方

相談は、患者さん本人を原則とします

但し、患者さんご本人の同意があれば、ご家族(配偶者、親子、兄弟)の方だけでも相談できます。同意は別途同意書を作成いたします。

その場合、患者さんとご相談者の関係を証明するもの(保険証、住民票、戸籍謄本等)をご提示いただきます。

(2)相談日・費用について

相談日

  • 完全予約制
  • 実施日時については、予約申し込み後、医師と日時を調整して決定いたします。
  • 相談日時:下記の日程の14時、15時、16時
    • 5月20日(火)、5月27日(火)
      6月3日(火)、6月17日(火)
      7月1日(火)、7月15日(火)、7月29日(火)
      8月19日(火)、8月26日(火)
      9月2日(火)、9月16日(火)

費用

  • 全額自己負担となります。(健康保険の適用にはなりません)
  • 費用は60分以内18,000円(税込)となります。

(3)申込み手順

地域医療連携室にお電話いただき、セカンドオピニオンのお申込みとお伝えください。

概要をお聞きしたうえで、ご用意していただく書類などをご案内いたします。

医師と調整のうえ、後日セカンドオピニオンの可否及び日時などをご連絡いたします。

その他

  • 受診当日の診療時間効率化のため、患者さんの診療データ(診療情報提供書/検査結果レポート/画像フィルム等)につきましては、事前送付をしていただきますので、あらかじめご了承ください。
  • 原則として、紹介元医療機関への診療情報提供書(報告書)を作成し、送付いたします。

お問い合わせ先

医療法人髙仁会戸田病院 地域医療連携室

平日(月~土)

受付時間:8:45~17:00

TEL:048-442-3824(代表)

※メール・FAXでのお問い合わせは、受け付けておりません。

2025-04-01

2025年4月1日より入院時の食事負担額が変わります

厚生労働省告示の改正にともない、2025年4月1日より入院時の食事療養標準負担額が変更となります。

全医療機関共通の値上げ金額となりますのでご理解の程、よろしくお願い致します。

入院時の食事療養の標準負担額(患者負担分:1食あたり)

  • 2016年4月1日において1年以上継続して精神病床に入院している患者様は、退院するまでの間は260円になります。
  • ご不明な点がございましたら、1階入院受付(医事課)までお問合せください。

戸田病院

2025-01-23

次は何作ろう?

こんにちは、作業療法室です。

第7病棟(療養病棟)で行っている作業療法プログラム『クラフト』についてご紹介します。
塗り絵や脳トレ課題プリント、創作活動といった机上で行える作業が主な内容となっています。

創作活動では季節に沿った作品を制作しています。ちぎり絵や塗り絵、折り紙等それぞれのパーツを患者さんで分担して制作し、完成後は壁に掲示することで病棟のみなさんに楽しんでいただいています。

上肢や手指の協調的・巧緻的な動作を促すといった身体機能への働きかけの他、集中力を保つ・様々なことに意識を向けながら取り組むというように精神・認知機能の賦活を促す目的もあります。

また、季節の行事をテーマにすることで四季の移り変わりを感じていただけるきっかけにもなっており、患者さんからは「もうこんな季節になったのね。」「懐かしいわ。」といった感想をいただいています。

クラフトは患者さん個々の活動ではありますが、集団で同じ場所を共有することで他者交流の機会にもなっています。一緒に脳トレの問題を解いたり、完成した作品を見せ合ったりと、自然と患者さん同士の会話も増えているようです。

これからもみなさんに楽しく取り組んでいただけるプログラムを提供できるよう努めていきます。

2024-12-31

健康クラブで元気な気持ちになろう

入院生活を送る中で運動が健康に大切だと思っていても意欲が湧かない方、体力の衰えなどを感じていても運動のきっかけがない方が数多くいらっしゃいます。

そのような患者さんのために、第二病棟(男子開放病棟)では週に1回、「健康クラブ」と題した筋力トレーニングを行っています。

 筋力を鍛えることは全身の体力向上が見込めるだけでなく、運動をしたことによる程良い疲労感、満足感を得ることが出来ます。

プログラムの実施開始当初は「めんどくさい」「もうすでに疲れているから」といった意見で参加しない方も多かったですが、現在は習慣的に運動をする時間として参加される患者さんも増えてきました。

「継続は力なり」とは言いますが、患者さん一人一人が健康習慣を楽しんで取り組めるような場を作っていきたいと思います。

2024-12-30

静養病棟心理プログラム「療養教室」

今回は心理士が行っている静養病棟の集団プログラム「療養教室」をご紹介します。

このプログラムは小グループで行う勉強会で、再発予防を目的とし、主にうつ病について学びます。

先日は「ストレス対処の方法」について勉強しました。

「ストレスとはなにか?」
「ストレスにはどんなものがあるの?」というお話、

現在の自分のストレス状況についての確認、

そして最後は皆さんで以下のような事例検討を行いました。

職場(あるいはご近所)で苦手な人がいる
その人と話すといつもなんだか嫌な気持ちになる
我慢してその場にいることもあるけど、その後はどっと疲れてしまう

こんな時、どのような対処方法をとりますか?

参加者の皆さんからは、

好きなものを食べてたまったストレスを発散する
その人と話すことを回避できるように行動する
周りの人に助けを求める
など様々な案が出され、お互いの意見に頷きあう様子も見られました。

療養教室ではこのように、参加者同士のコミュニケーションも大切にしております。一人ではなかなか考え付かないものも、複数名が集まると色々な視点から様々な意見が集まり、“こんな考え方もあるんだ”とより多角的に物事を捉えられるきっかけに繋がります。

これからも皆さんと一緒にうつ病への理解を深め、ご自分なりの再発予防の方法を見つけていけるようなプログラムを行っていきたいと思います。

2024-12-29

ボッチャ大会を行いました

寒い日が続く今日この頃ですが、デイケアではボッチャ大会を行い、みんな熱く盛り上がっていました。

ボッチャは2つのチームに分かれ、先攻チームが白いボールを投げ、続けて赤のボールを投げます。

次に後攻のチームが青いボールを投げます。

そのあと、白いボールから遠いチームが投げて、各チーム6個のボールを投げ終わった時点で白いボールに近いチームの勝ちとなります。負けたチームの1番近いボールの打ち側に入ってるボールの数が得点となります。

デイケアではとても人気のあるスポーツとなっています。

大会では、個人戦やコース対抗の団体戦を行いみんなで応援し楽しんでいました。

2024-12-28

病棟レク~カラオケ~

みなさま、こんにちは。女子重度濃厚治療病棟です。

10月末の病棟レクリエーションではカラオケを行いました。

患者さん一人一人が好きな曲を一生懸命歌っておりその姿につられ他の患者さんも手拍子や声援、合いの手をしておりとても盛り上がったレクとなりました。みなさん普段からOTで歌ったりしているからかお上手で驚きました。

カラオケ後には、みんなでパフェを食べました。甘いものが好きな患者さんには好評で「おいしいね」と話しながら仲良く食べている姿が印象に残りました。

 これからだんだんと寒くなっていきますが、その寒さに負けないようスタッフ一同協力し、患者さんの意見を取り入れながら今後も思考を凝らしたレクリエーションを実施していけたらと思います。

2024-12-27

開放病棟・心理教育ミーティング

先日、男子開放病棟にて心理教育ミーティングを行いました。

初回は「精神科の症状と治療」をテーマに、『症状』の出てくる背景について知り、また自分の症状について関心を持ってもらうことがねらいとなります。

初めに、精神科の治療の対象となる『症状』について、知っているもの、見聞きしたものをあげてもらいました。

考えてもらっている途中で、ある患者さんが「『症状』って、『病名』・・・とは別ですか?」と質問されました。

なかなか良い質問ですね。実は『症状』と『病名』はなかなか区別しづらいところかと思います。

『病名』は、同じような症状や状態の人をグループ・カテゴリー別にまとめているもの

『症状』は、“どのようなことで困っているのか”、“違和感や不快感があるのか”

になります。

その患者さんはすぐにピンときて

「自分には妄想があって、嫌がらせを受けていると思ってしまって、色々やってしまって・・・」

「でもその前に不安とかイライラもあったかな」

とさっそくご自分のことに結びつけてお話しされました。他の方も「体が動かなくなる」「眠くなる」と振り返られました。

治療について考えるとなると、どうしても『病名』が先走る感はあります。

『症状』(自分の困っていること)に対してどのように取り組んでいけばよいかを考えると、自然とご自身へと関心が注がれていく様子がよくわかります。

さらに『症状』をよくするだけではなく、退院後を見据えてそれを取り巻く“きっかけ”や“原因”にも焦点を当てながら、参加される患者さんの自己理解を深められるよう努めてまいりたいと思います。

2024-12-26

第7病棟 クリスマス会

今年のクリスマス会は、音楽番組の映像を見ながら、ショートケーキやティラミスなどを提供しました。

気分が盛り上がる音楽を流して雰囲気づくりをしました。

普段、身体を動かす機会がなかなかないため、患者さんに身体を動かす機会と楽しく興味のある様なレクリーションを行えないかと考え企画しました。

「美味しいケーキがありますよ」や「思い出の歌番組をみましょう」と声かけをして、60名の方に参加していただきました。

音楽に合わせて手拍子したり体を揺らしたり、【懐かしい映像で楽しかった】と、おっしゃっていました。

ケーキも、【甘くて美味しかった】と好評でした。

皆さま、とても楽しんでいただけたようでした。

2024-11-23

「個性があふれるクラフト」

皆さんこんにちは、作業療法室です。

今回は認知症急性期治療病棟で行っている作業療法プログラムの1つ、『クラフト』を紹介します。『クラフト』では、塗り絵、脳トレプリント(計算、数独、漢字、詰将棋)、硬筆などを提供しており、患者さんがやりたい課題を自身で選んで取り組んでいます。
特に人気なのが塗り絵で、季節を感じられる絵からお花や風景、人物、キャラクターなどと様々な種類は多岐に渡っています。塗り絵は一見簡単に見えますが、自分の好みの絵を選択し、絵に合った色を選択する、線からはみ出さないように塗るなど、認知機能から運動機能まで様々な能力を必要とします。
また集中力も必要とするため、患者さんによっては疲れてしまうこともあり、そういった場合には作業療法士が休息を促すなど、患者さんの状態に合わせて作業に取り組んでもらっています。

「上手だね」「私も同じものをやりたい」と自然と会話が生まれる交流の場にもなっています。また、同じ絵を選んでも患者さんによって出来上がりが全く異なります。私たちスタッフも、患者さんの個性あふれる作品を見るのが楽しみとなっています。