2025年10月31日

施設管理課の紹介

こんにちは事務部 施設管理課です。普段はわかりづらい施設管理課の業務を紹介させていただきます。

『何をしている部署なの?』

病院は患者様の治療の場ですが、同時に患者様の生活場でもあります。

その生活を支える『衣』『食』『住』の内、『住』担当している部署だと思っていただけるとわかりやすいかもしれません。患者様の療養環境や職員の労働環境が少しでも良くなるように、日ごろから建物や機器のメンテナンスを行っている、そんなことを中心に活動している部署です。

『どんな人が働いているの?』

病院には珍しく、男性のみの部署となってしまいました。職員のキャリアはそれぞれです。

電気工事が得意な人、建物のメンテナンスに詳しい人、手先が器用な人などが、互いの経験を出し合いながら勤務しています。

『苦労したことは?』

数え切れません。年中無休で24時間営業の病院では、修繕作業や工事の際にいろいろな困難が待っています。私たちはその中でも、建物を知り工夫することで、患者様や職員に必要最小限の負担で済むよう業務をしています。職員同士の意見のぶつかり合いや見解の違いもありますが、苦労を力に変えていきたいと思っています。

『楽しいことは?』

たくさんあります。困難事案だと思われた事案が解決に至ったときなど、特にやりがいを感じる瞬間です!

私たちのような仕事をしていると建物をついつい擬人化してしまう瞬間があるのですが、手のかかるほど可愛いですし、やりがいに変えています。

少しでも療養環境の向上につながるように、ハード面で工夫を重ねていきます。

院内で見かけましたら、気軽に声をかけてください‼

2025年10月29日

グループホームの支援「感染対策」

だんだんと寒さが増してきた今日このごろ。

寒さと乾燥により、風邪・インフルエンザ・コロナ等感染症の流行る時期になってきました。

私達グループホームでも、職員・メンバーさんの毎朝の検温による体調管理と、手洗い・うがい・手指消毒・マスク着用を実施しています。

コロナが5類になり遠出をするメンバーさんも増えてきているため、大切な命・暮らしを守るために、まずは「手洗い・うがい・手指消毒・マスク着用」を励行し、習慣化されるように指導していきます。

グループホーム

2025年10月27日

回想法「水書道」

第8病棟(認知症急性期治療病棟)では非薬物療法のひとつとして回想法に取り組んでいます。今月は水書道を行いました。

水書道とは、水で書けて何回でも乾かして練習できる台紙で行う書道です。筆は書道用のものを用います。墨汁ではなく水を使用するので、衣服などを汚す心配がなく片付けも簡単です。感染対策を行い実施しました。

書道が好きな患者様は、筆を持つと自然と背筋を伸ばされてどんどん書き始められます。お手本としては「せせらぎ」「夏まつり」など季節を感じられることばを用意し、現実見当識訓練も兼ねています。はじめは遠巻きに見ていた患者様も、水が乾くと消えてしまうのを見て、気軽に参加されました。

認知症急性期の患者様は、ご自分の病状や環境の変化から不安感でいっぱいの方が多くいらっしゃいます。「恥をかきたくない」という気持ちから消極的になったり、拒否的になったりされる方がいらっしゃいます。そのような患者様もつられて参加され、体が覚えていることに取り組み、自分らしさや小さな自信を取り戻していただくことをねらっています。

今回も「あなた上手ねぇ」など、お互いに筆跡を褒め合って楽しい時間となりました。「久しぶりに筆を執り緊張しました」「こんどは墨汁でやりたい」などの声があがりました。

回想法:懐かしい題材から話題を提供し、思い出したことを語り合って共有して頂きます。人生をふりかえり、自分を肯定的に受け止めることができるよう、ゆるやかに促して気持ちの安定を図ります。

現実見当識訓練(リアリティ・オリエンテーション):日時、季節、場所、人物などに関する情報を意識的に確認する機会を設けて、現実認識を取り戻す訓練です。今、どこで何をしているのかに注意を向けていただき、混乱をやわらげます。

2025年9月30日

誤嚥性肺炎予防の取り組み

第10病棟では、誤嚥性肺炎予防に力を入れており、本日はその1つの口腔ケアについてご紹介させていただきます。

高齢者の方は、口腔内の分泌物量が減少し、嚥下能力の低下がみられる事があります。認知症の周辺症状が進行すると、歯磨きをする事を忘れてしまったり、歯磨きに対して拒否反応を示すという事が見られます。

当病棟では、歯磨きの大切さを歯科衛生士と一緒にご説明させていただきまた、歯科衛生士が定期的の口腔内の観察を行い、必要時には歯科受診をして頂くようお声がけしております。

秋にから冬にかけて、特に口腔内の乾燥が強くなるため今後も口腔ケアに力を入れて誤嚥性肺炎の予防に努めてまいりたいと思います。

2025年9月30日

今後の生活を見据えた関わり(個別看護)

こんにちは、男性開放病棟です。

当病棟では日常生活のリズムを整えながら、患者様一人一人に合わせた個別看護を大切にすることを念頭に置いております。

病状の安定だけでなく、退院後の生活を見据えた生活指導に力を入れ、服薬管理や生活習慣の整え方などを一緒に考えています。

服薬管理においても個々に管理日数を相談したり、外出指導に関しても付き添いが必要なのか、個人で可能なのかしっかりと考えて実施しております。問題が起きれば担当職員と振り返り、対応策を一緒に考えていくことも大切です。

これからも病棟内では明るく落ち着いた雰囲気を保ち、患者様ご自身の力を活かした主体的な生活づくりをサポートします。

「安心して過ごせること」「自分らしい生活を取り戻すこと」を目標に、スタッフ一同、心をこめてお手伝いいたします。

2025年9月29日

地域活動支援センターやすらぎ亭のご案内

やすらぎ亭は、戸田病院の北側玄関の向かい側にある喫茶店です。

精神障害をお持ちの方が喫茶店で職業体験を積み、自立と社会生活を送ることを目指す地域活動支援センターです。

ホットコーヒーなどのドリンクや、ナポリタンなどの軽食をご用意しています。

2025年7月から8月までの期間限定でかき氷フェアと題し、既存のイチゴ・メロン・ブルーハワイに加えて、抹茶・グレープ・マンゴー・ももの新たなメニューを用意したイベントを実施し、たくさんのお客様にご来店していただきました。

今後もかき氷はもちろん、さまざまなメニューを用意しておりますので、外来通院や面会などで戸田病院までいらっしゃった際には、やすらぎ亭にぜひお越しください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

また、やすらぎ亭では、一緒に働くメンバーを募集しています。業務内容は、喫茶店にきたお客さんから注文を取って品物を運ぶウエイター業務と、注文を受けてアイスコーヒーを入れたり、おにぎりやカレーを温める厨房業務になります。勤務時間は半日から設定しています。ご興味がある方は、地域医療連携室までご一報ください。お待ちしています。

戸田病院地域医療連携室

2025年9月29日

8月のお楽しみ献立

当院で実施しているお楽しみ献立。

8月の献立をご紹介いたします。

[献立内容]

 ・ピラフ

 ・とんかつ

 ・ナポリタン

 ・パインゼリー

 ・コンソメ―スープ

以下患者様からの感想です。                                                                     

・トンカツとデミグラスソースが合うことに驚いた。

・トンカツにデミグラスソースを家でもやってみたい。

・デミグラスにナポリタンが合う。

・ナポリタンが凄く美味しい。

・最近食欲が戻って、今日のメニューは特別良かった。

・トンカツ、ピラフ、ナポリタンと豪華すぎる。

・献立名からして美味しさが伝わる。          

このように、様々なお声をいただくことが出来ました。

これからも患者様に喜ばれる食事提供を栄養課内で取り組んでいきます。

戸田病院 栄養課

2025年9月24日

リワークデイケア プログラムの紹介

こんにちはリワークデイケアです

リワークデイケアのプログラムの紹介に加えて、現在通所している方からお話を伺い好きなプログラムなどを掲載させていただいています、休職中の方で今後リワークを検討している方の参考になれば幸いです。

今回、復職準備クラスのオフィストレーニングというプログラムで、ホームページの記事作成をしています。記事は今通っているメンバーに話を聞きながら作成しました。今、休職中の方、リワークをお探しの方に、戸田病院のリワークの良さを知って頂きたいと思います。是非ごらんください。

戸田病院のリワークは、導入クラスより開始し、活動クラス、復職準備クラスと段階を踏んで治療を行っていきます。

導入クラス(全クラス対象)のプログラムのご紹介と感想

導入クラスは、火曜日と木曜日の週2日で1か月から2ヶ月間です。火曜日には【交流会】と【マインドフルネス】というプログラムがあり、木曜日には、【リラクゼーション】というプログラムがあります。【交流会】では、月の1週目はボードゲームなどをします。第2週はボッチャやラダーボールなどのスポーツをします。第3週目は、病気・リワーク・仕事について話すピアサポートをします。第4週目以降は、その時によって変わります。仲間との交流を深めていきます。【マインドフルネス】では、過去、未来を悲観的にぐるぐる考えることは、うつを悪化させたり、再発しやすくなると言われています。悲観的な捉われから脱却するために、今を意識していく方法を学びます。【リラクゼーション】は、積極的に自分自身の身体に働きかけて、余分な緊張のないリラックスした状態を導き出します。マインドフルネスとリラクゼーションでは緊張をほぐせます。【個別活動】事務作業や一人での作業に慣れる、集中力を高める目的で読書などを行います。

●好きなプログラムはなんですか?その理由は?

Fさん【マインドフルネス】

落ちつくから。日々急いてしまったり頭の中が忙しく考えてしまい、不安になったりするのがCDに集中して落ち着けた。続けていくことで、普段もせわしなくなるのが少し減った気がする。

【クラフトワーク】

絵を描いたり作業に没頭することで楽しかったりします。

Aさん【マインドフルネス】【リラクゼーション】

通所当初落ち着かなかった心を段々と落ち着かせることが出来、その後も時折心がザワついても落ち着かせる手段として持てるようになったから。

Tさん【交流会】

ゲームやスポーツを通じ、年、性格に関係なく、他者とコミュニケーションが取れる事が、病気の自分には心のやすらぎにもなり、又、他者とのコミュニケーションの取り方などを学べて良いと思うからです。

Wさん【交流会】

ゲーム、スポーツ、イベントなど週替わりで内容が違うが、他のクラスの人と交流でき、プログラムや雑談では見られない部分を知ることが出来るから。交流会を通じて「自分1人が苦しいのではない」と勇気をもらえる。

戸田病院リワークデイケアでは見学を随時募集しております。ぜひお気軽にお問合せください

戸田病院(代表)048-442-3824 音声ダイアル4 部署:戸田病院デイケア

デイケア

2025年9月20日

精神科デイケアの取り組み

こんにちは、戸田病院デイケアです

精神科デイケアは、患者さんに日中に来ていただき、様々な活動を行いながら疾患の治療やリハビリを促していく場となっております。

レクリエーションを通しての関わりをご紹介します。

9月はお月見をテーマに活動させていただきました。

写真のように季節をテーマにした作品を作成して、「昔は上新粉を使って作ったよ。みんなで作って食べられたらいいのにね」「もう9月かぁ。8月は暑かったね。アイスやかき氷を沢山食べたよ」利用者さんと時間を過ごさせていただきました。

レクリエーションの目的の一部をご紹介したいと思います。

・生活リズムの安定

定期的にこの時間帯をデイケアで過ごすということは、仕事や学校に行くのと同じように生活リズムが固定することになり、生活リズムの安定につながります。

精神疾患の経過を悪くするものとして、生活リズムの不規則さが挙げられます。例えば昼夜逆転の生活が続いていたり、寝る時間が毎日バラバラであったりすれば、体内時計のバランスも崩れてしまい、精神状態も不安定になります。

・居場所がある・仲間がいる安心感

「どこにも自分の居場所がない」という疎外感・孤独感を感じている方もいます。このような感情は精神状態を不安定にします。

レクリエーションを通し、患者さんに過ごす事で「自分はここに居ていい」という安心感を与えてくれます。

また同じような境遇で治療を頑張っている方とも定期的に接する機会が持てるため、「苦しいのは自分だけではないんだ」「同じ悩みを持っている人がいるんだ」と感じることができ、これも安心感や勇気を与えてくれます。

利用者さんが楽しく前向きに、かつ今後の生活の助けとなるように考え楽しく時間を共有し過ごしています。

10月は運動会をテーマに。準備しています

戸田病院デイケアでは見学を随時募集しております。お気軽にお問合せください。

戸田病院(代表)048-442-3824 音声ダイヤル4番

デイケア

2025年9月20日

『集団精神療法–心理教育ミーティング』~再発予防とストレス対処~

心理室では、第1病棟(急性期治療病)にて『心理教育ミーティング』を実施しています。このプログラムでは、再発予防を目的に、精神科における治療や服薬の重要性、ストレス対処や退院後の生活について、レクチャーや振り返りを行っています。

8月末になりますが、「再発予防とストレス対処」についてお話と振り返りを行いました。この回は、前半「再発予防」、後半「ストレス対処」の2本立てで行っています。

特に後半の「ストレス対処」では、自分のストレスの感じ方を知ってもらうきっかけとして、ストレスを感じやすい場面やその時の自分の反応について振り返ってもらいました。

それを下に日頃からストレスをため込まないための工夫として、「ストレスコーピング」をそれぞれ見つけておくことをお勧めしました。何も大それたことではなく、「息抜きにコーヒーを飲む」「好きな❍❍の音楽を聴く(歌う)」「散歩する」など。日常のちょっとした場面での行き詰まり、これをそのままにしておくのではなく、早め早めに対処していくこと。ちょっとした積み重ねを積み重ねていってしまう前に気分転換することの大切さをお伝えしました。

プログラムが終わった後、さっそく何名かの方が自分なりにストレスコーピングを考えて下さっていました。プログラムの中では、一つのストレスコーピングでうまくいかなかったときの保険として、「退院までに10~20、ストレスコーピングを見つけておけるといいですね」とお伝えしました。すると、ある方は80近く、ノートにメモされていました。早速試されていたようで、「楽になりました、ちょっとしたことなんですね」と笑顔でそのことを話されていました。

治療について、知っているようで知らないことも多くあるかと思います。何より自分自身で対処できるようになることは自信を取り戻すきっかけにもなります。ちょっとしたきっかけづくりをこのプログラムを通して提供していけるよう努めてまいります。

戸田病院 心理室