2026年7月27日

地域での暮らしを見据えた精神科看護

 こんにちは。精神科男子開放病棟です。

 当病棟では、入院生活の中から退院後の暮らしを患者さんがイメージできるように支援を行っています。

 患者さん自身が地域生活を具体的にイメージし、自信を持って退院を迎えられるよう、

・外出・外泊訓練

・デイケア通所練習

・グループホームとの連携

・社会資源活用(役所や銀行での手続きの付き添い、退院先施設等へ見学)

等を計画的に実施しています。

 これらを経過的に実施することで、不安や緊張の改善・金銭管理や買い物の実施・公共の場でのコミュニケーション状況、疲労の程度やストレスへの対処・帰棟後の振り返りや自己評価を振り返っていきます。

 こうした外出訓練は、「外に出ること」自体が目的ではなく、退院後に地域で安全に生活できるかを確認し、必要な支援を考えることが目的です 患者さんとご家族が安心して地域生活へ移行できるようサポートします。

2026年7月25日

患者さんに焦点を当てた関わり

 看護の現場において、患者さん一人一人の背景、病状、生活習慣などに焦点を当て、その人に最も適したケアを提供することが求められます。同じ病名であっても、患者さんによって置かれている状況は異なります。

 個別性のある看護を提供するためには、看護過程に沿ったアプローチが基本となります。

 第5病棟では、受け持ち看護師が立案した看護計画に対して、毎週病棟ミーテイングで話し合い、患者さんの症状を改善するにはどのような関わりが必要か意見交換を行い、全員で統一した関わりを行っています。その結果、患者さんの病状にどのような変化が現れたか評価し、さらにその人に合ったプランに変更し、目標の達成に向け患者さんと共同することで、症状の改善が見られるようになりました。

 個別看護は、患者さんの「その人らしさ」を尊重し、尊厳を守るために欠かせないケアです。今後も、個別看護を充実させ、患者さんの病状安定の手助けとなるよう取り組みたいと思います。

2026年7月25日

第10病棟 脱水予防の取り組みについて

 こんにちは。第10病棟です。

 第10病棟は亜急性期から慢性期の認知症の患者様をお引き受けする病棟です。第10病棟では多くの高齢の患者様が入院されていますが、この時期になると特に気を付けなければいけない事として、脱水の予防があります。高齢者の方は自覚がないまま脱水が進行する「隠れ脱水」に陥りやすい特徴があります。

 なぜ隠れ脱水になってしまうかというと、高齢者は若い世代に比べて、体内の水分を蓄える筋肉量が減る為、もともと体が乾きやすい状態にあります。また、脳の「喉が渇いた」というセンサーの感度が低下する。細胞の水分受容器の減少が挙げられます。認知症で入院されている患者様は「喉が渇いた」という感覚を言葉や行動に結び付けられない、目の前にお茶があっても「これを飲めば喉の渇きが癒える」という認識に繋がらない等脱水に注意しなければなりません。

 病棟での取り組みとして、食事の時間・午前中と午後に各1回・入浴後と小まめに水分を摂取する時間を設けています。一度にたくさん飲むことは大変ですが、生活の中で無理なく水分を補給し、脱水予防の取り組みを行っていきたいと思います。

2026年7月22日

第7病棟 療養型病棟のご紹介

 梅雨明けが近づき、朝から暑さを感じる時期になりました。病棟内はエアコンが効いていて涼しいですが、ご高齢の方は意識して水分摂取しなければ脱水、熱中症になってしまう危険性もあるため、補水に努めています。

 第7病棟はご高齢の患者様が多い療養病棟であるため、保清に関してもスタッフがお手伝いする場面が多くあります。

 先日患者様の爪切りをした際のお話を今回はさせて頂きたいと思います。

 アルツハイマー型認知症の治療のため入院されている女性の患者様ですが、発語もなく表情も乏しくなっていました。爪切りをさせて頂こうと手に触れると、顔をしかめ手を引っ込めてしまします。まずは手をさすり「怖くないですよ。痛いことはしませんからね。爪を切ってきれいにしましょう」と声を掛けました。

 次第に手の力が抜け、指を伸ばしてくださり、爪切りを開始することができました。途中また手を引っ込めようとするので、同様の声掛けを続けながら全ての指の爪を切り終えると、小さな声で「どうも・・・」とお礼を言ってくださり、表情も穏やかになったように見えました。

 日々のケアや関わりの中で作業的に看護するのではなく、小さな変化に気付くことを大切にしていける看護をこれかれも提供していきたいと考えています。

2026年7月20日

安心できる入院生活への取り組み

 第3病棟は、療養が必要な男性患者様を対象とした慢性期閉鎖病棟です。閉鎖病棟という安全な環境の中で、単に症状の安定を図るだけでなく、患者様お一人お一人の尊厳を守り、その人らしい生き方や退院に向けた一歩を支える為に取り組んでいます。

 今回はその一部をご紹介させていただきます。

 1つ目は治療に対する納得と安心の為の丁寧な説明です。

 患者様には変化する心身の状態を正しく把握するため、必要な検査を適切なタイミングでご提案しております。なぜその検査が必要なのか、結果がどうであったのかについて、受け持ち看護師が患者様に寄り添い、主治医と協力して分かりやすく丁寧にご説明します。「分からない」という不安をなくし、安心して治療を受けていただける環境を整えていけるよう取り組んでおります。

 2つ目は患者様の要望を伺い、入院生活の中で可能な範囲で最大限の希望を叶える為の取り組みです。私たちは、患者様の「こうしたい」「これが好きだ」という声を何より大切にしています。ご本人のご要望をじっくりとお聴きした上で、主治医や多職種チームでしっかりと相談を重ね、安全な入院生活の範囲内で最大限に希望を叶えられるよう工夫し、サポートします。それにより入院生活へのストレスの軽減を図り、精神症状の安定に努めてまいります。

 以上の取り組みを行い、患者様の入院生活や治療へのサポートを最大限行ってまいります。

2026年7月16日

患者様を支えるチーム医療

 第一病棟では、毎週金曜日に病棟ミーティングを開催し、患者様の状態や治療の経過、今後の支援について多職種で話し合っています。

 ミーティングには医師、看護師、看護補助者、精神保健福祉士、公認心理士、作業療法士が参加し、それぞれの専門的な視点から意見を出し合っています。一人の職員だけでは気づきにくい変化や課題も共有することで、患者さんにとってより良い支援に繋げています。

 また、患者さんが安心して入院生活を送る事ができるよう、病棟全体の環境や安全面、日々のかかわり方についても定期的に検討しています。患者さまやご家族からいただいたご意見を参考にしながら、より安心して過ごせる病棟づくりに努めています。

 患者さまの病状の回復には、症状そのものに対する治療と同様に、患者様一人ひとりの思いに寄り添うことが何より大切です。職員同士で情報を共有し、多角的な視点から患者様にとってより良い治療を考え、同じ目標に向かって支援できるよう連携を深めています。

2026年7月9日

カルシウムの必要性

こんにちは。戸田病院栄養課です。

本日はカルシウムについて説明させていただきます。

カルシウム不足で考えられる栄養障害

・骨密度低下による骨粗鬆症(高齢者、閉経後の女性は高リスク)

 ・骨や歯が弱くなり、幼児では発育障害

 ・神経や筋肉痙攣障害

 ・血液凝固作用の低下

カルシウムが多く含まれる食材

 ・乳製品  牛乳 ヨーグルト チーズ ⇒ 効果的に摂取可能な最適食材

 ・魚介類  干しエビ 小魚(かたくちいわし、しらす干し)

 ・大豆製品 納豆 豆腐 きなこ

 ・種実類  ごま アーモンド 落花生

 ・野菜   切干だいこん だいこん、かぶの葉 もろへいや こまつな

カルシウムは不足しやすい栄養素のひとつです。多く含まれる食材を、小まめに毎日摂る事が不足防止となります。

またビタミンDと相性が良く、「鮭やキノコ類、卵」などを組み合わせて摂る事をお勧めします。

2026年7月7日

グループホーム ~入居者の熱中症対策~

 今年も真夏の猛暑日がもうすぐ目の前まで迫っています。
当院グループホームでは、利用者様が安心・安全に夏を過ごせるよう、熱中症予防に取り組んでいます。特に、ご高齢の利用者様は暑さや喉の渇きを感じにくい場合があります。
 そのため、室温管理だけでなく、水分補給・など日常生活全体を通した支援を行っています。

 まず室温管理に関して、各利用者様のお部屋は室温26℃前後を目安として、エアコンの適切な使用を日々声掛け・確認をしています。

 続いて水分補給に関しては、喉が渇く前に水分をとることを目標として職員が利用者様に声掛けをしています。また多飲水にも気を付け水分摂取量の確認も合わせて実施しています。

 今年も真夏の猛暑日がもうすぐ目の前まで迫っているため、グループホームでは、利用者様が安心・安全に夏を過ごせるよう、熱中症予防に取り組んでいます。

 特に、ご高齢の利用者様は暑さや喉の渇きを感じにくい場合があります。
 そのため、室温管理だけでなく、水分補給・など日常生活全体を通した支援を行っています。

2026年7月5日

ゲームで楽しみながらリハビリを!

 ゲームには「人の知的好奇心をあおる力」、「人を夢中にさせる力」があると言われています。まだまだ医療現場での研究調査は少ないですが、ゲームは脳機能を活性化させ、注意機能や手と眼の協応動作の能力を向上させるといった効果の報告もあります。

 当院では、このゲームも作業療法に取り入れています。

 ボウリングやチャンバラなどのゲームをジョイスティックコントローラーで操作し、患者さん同士で競うことでいつもとは違う刺激の獲得、興味関心の幅を拡げるきっかけづくりに繋げています。患者さんの感想としても好評でして、笑顔で楽しまれる様子が多く見られ、チャンバラゲームなど戦略性の高いゲームは特に熱心に取り組む様子が見られます。

 リハビリは1、2回で終わりではありません。継続は力なりと言うようにリハビリは継続させることに意味があります。時間もかかりますし、治療者、患者さん共に根気も必要です。たまには休みたい気持ちも当然生まれると思います。リハビリへのモチベーションを保ち続けるのは大変なことです。だからこそ作業療法では、一見息抜きをしているような遊びをリハビリに繋げるプログラムも行っています。

 今後も楽しみながら健康になれるような工夫を、作業療法室として日々考えていきたいと思います。

2026年7月3日

ストレスケア病棟 認知行動療法

 ストレスケア病棟では非薬物療法の一つとして認知行動療法を行っています。

 認知行動療法は、気分や行動が認知のあり方(ものの考え方や受け取り方)の影響を受けることから認知の偏りを修正し、問題解決を手助けすることによって精神疾患を治療することを目的とした構造化された精神療法です。認知行動療法では、「自動思考」と呼ばれる、様々な状況でその時々に自動的に沸き起こってくる思考やイメージに焦点を当てて治療を進めていきます。1クール8回とし2人~3人の小集団で行っています。プログラムには病棟医も参加していることから患者様から好評です。

 看護師もプログラムに積極的に参加して、個別看護に繋げていきます。