2025年9月24日

リワークデイケア プログラムの紹介

こんにちはリワークデイケアです

リワークデイケアのプログラムの紹介に加えて、現在通所している方からお話を伺い好きなプログラムなどを掲載させていただいています、休職中の方で今後リワークを検討している方の参考になれば幸いです。

今回、復職準備クラスのオフィストレーニングというプログラムで、ホームページの記事作成をしています。記事は今通っているメンバーに話を聞きながら作成しました。今、休職中の方、リワークをお探しの方に、戸田病院のリワークの良さを知って頂きたいと思います。是非ごらんください。

戸田病院のリワークは、導入クラスより開始し、活動クラス、復職準備クラスと段階を踏んで治療を行っていきます。

導入クラス(全クラス対象)のプログラムのご紹介と感想

導入クラスは、火曜日と木曜日の週2日で1か月から2ヶ月間です。火曜日には【交流会】と【マインドフルネス】というプログラムがあり、木曜日には、【リラクゼーション】というプログラムがあります。【交流会】では、月の1週目はボードゲームなどをします。第2週はボッチャやラダーボールなどのスポーツをします。第3週目は、病気・リワーク・仕事について話すピアサポートをします。第4週目以降は、その時によって変わります。仲間との交流を深めていきます。【マインドフルネス】では、過去、未来を悲観的にぐるぐる考えることは、うつを悪化させたり、再発しやすくなると言われています。悲観的な捉われから脱却するために、今を意識していく方法を学びます。【リラクゼーション】は、積極的に自分自身の身体に働きかけて、余分な緊張のないリラックスした状態を導き出します。マインドフルネスとリラクゼーションでは緊張をほぐせます。【個別活動】事務作業や一人での作業に慣れる、集中力を高める目的で読書などを行います。

●好きなプログラムはなんですか?その理由は?

Fさん【マインドフルネス】

落ちつくから。日々急いてしまったり頭の中が忙しく考えてしまい、不安になったりするのがCDに集中して落ち着けた。続けていくことで、普段もせわしなくなるのが少し減った気がする。

【クラフトワーク】

絵を描いたり作業に没頭することで楽しかったりします。

Aさん【マインドフルネス】【リラクゼーション】

通所当初落ち着かなかった心を段々と落ち着かせることが出来、その後も時折心がザワついても落ち着かせる手段として持てるようになったから。

Tさん【交流会】

ゲームやスポーツを通じ、年、性格に関係なく、他者とコミュニケーションが取れる事が、病気の自分には心のやすらぎにもなり、又、他者とのコミュニケーションの取り方などを学べて良いと思うからです。

Wさん【交流会】

ゲーム、スポーツ、イベントなど週替わりで内容が違うが、他のクラスの人と交流でき、プログラムや雑談では見られない部分を知ることが出来るから。交流会を通じて「自分1人が苦しいのではない」と勇気をもらえる。

戸田病院リワークデイケアでは見学を随時募集しております。ぜひお気軽にお問合せください

戸田病院(代表)048-442-3824 音声ダイアル4 部署:戸田病院デイケア

デイケア 関口

2025年9月20日

精神科デイケアの取り組み

こんにちは、戸田病院デイケアです

精神科デイケアは、患者さんに日中に来ていただき、様々な活動を行いながら疾患の治療やリハビリを促していく場となっております。

レクリエーションを通しての関わりをご紹介します。

9月はお月見をテーマに活動させていただきました。

写真のように季節をテーマにした作品を作成して、「昔は上新粉を使って作ったよ。みんなで作って食べられたらいいのにね」「もう9月かぁ。8月は暑かったね。アイスやかき氷を沢山食べたよ」利用者さんと時間を過ごさせていただきました。

レクリエーションの目的の一部をご紹介したいと思います。

・生活リズムの安定

定期的にこの時間帯をデイケアで過ごすということは、仕事や学校に行くのと同じように生活リズムが固定することになり、生活リズムの安定につながります。

精神疾患の経過を悪くするものとして、生活リズムの不規則さが挙げられます。例えば昼夜逆転の生活が続いていたり、寝る時間が毎日バラバラであったりすれば、体内時計のバランスも崩れてしまい、精神状態も不安定になります。

・居場所がある・仲間がいる安心感

「どこにも自分の居場所がない」という疎外感・孤独感を感じている方もいます。このような感情は精神状態を不安定にします。

レクリエーションを通し、患者さんに過ごす事で「自分はここに居ていい」という安心感を与えてくれます。

また同じような境遇で治療を頑張っている方とも定期的に接する機会が持てるため、「苦しいのは自分だけではないんだ」「同じ悩みを持っている人がいるんだ」と感じることができ、これも安心感や勇気を与えてくれます。

利用者さんが楽しく前向きに、かつ今後の生活の助けとなるように考え楽しく時間を共有し過ごしています。

10月は運動会をテーマに。準備しています

戸田病院デイケアでは見学を随時募集しております。お気軽にお問合せください。

戸田病院(代表)048-442-3824 音声ダイヤル4番

デイケア 関口

2025年9月20日

『集団精神療法–心理教育ミーティング』~再発予防とストレス対処~

心理室では、第1病棟(急性期治療病)にて『心理教育ミーティング』を実施しています。このプログラムでは、再発予防を目的に、精神科における治療や服薬の重要性、ストレス対処や退院後の生活について、レクチャーや振り返りを行っています。

8月末になりますが、「再発予防とストレス対処」についてお話と振り返りを行いました。この回は、前半「再発予防」、後半「ストレス対処」の2本立てで行っています。

特に後半の「ストレス対処」では、自分のストレスの感じ方を知ってもらうきっかけとして、ストレスを感じやすい場面やその時の自分の反応について振り返ってもらいました。

それを下に日頃からストレスをため込まないための工夫として、「ストレスコーピング」をそれぞれ見つけておくことをお勧めしました。何も大それたことではなく、「息抜きにコーヒーを飲む」「好きな❍❍の音楽を聴く(歌う)」「散歩する」など。日常のちょっとした場面での行き詰まり、これをそのままにしておくのではなく、早め早めに対処していくこと。ちょっとした積み重ねを積み重ねていってしまう前に気分転換することの大切さをお伝えしました。

プログラムが終わった後、さっそく何名かの方が自分なりにストレスコーピングを考えて下さっていました。プログラムの中では、一つのストレスコーピングでうまくいかなかったときの保険として、「退院までに10~20、ストレスコーピングを見つけておけるといいですね」とお伝えしました。すると、ある方は80近く、ノートにメモされていました。早速試されていたようで、「楽になりました、ちょっとしたことなんですね」と笑顔でそのことを話されていました。

治療について、知っているようで知らないことも多くあるかと思います。何より自分自身で対処できるようになることは自信を取り戻すきっかけにもなります。ちょっとしたきっかけづくりをこのプログラムを通して提供していけるよう努めてまいります。

戸田病院 心理室

2025年9月18日

第7病棟レクレクリエーションの紹介

こんにちは第7病棟(精神療法病棟)です。病棟で毎月1回行われている病棟レクリエーションをご紹介します。

今月は「夏祭り」をテーマに、スタッフお手製の的を用意し、射的を行いました。

手作りの猫の的を作り、点数を記入し、祭りを演出する為にハッピも飾り付けました。

鉄砲にすると的を当てるのが難しい患者様が多いため、簡単に倒れるようミニボールで行いました。「かわいいイラストね」「案外難しいわね」等とお言葉を頂き、皆さん笑顔で楽しんでいただけました。

第7病棟では高齢の患者様や車椅子の患者様が多いため、患者様全員が参加出来るように計画致しました。今後も患者様全員が参加出来る様なイベントを考えていきたいと思います。

2025年9月18日

新しい検査機器の導入

戸田病院外来では、認知症や物忘れの検査を簡便に、客観的な検査ができるタブレットを導入しました。物忘れ症状を自覚してから、早めに受診することで、そのあとの病状や治療に大きく関わってくるともいわれています。

戸田病院では入院治療後の退院先は、原則、入院前の生活場所へ戻っていただくことを目標にしています。外来も受診して、もとの生活環境を目指している点では同様です。検査目的での受診を検討される方も増えておりますので、どうぞご相談からでもお問い合わせください。

担当者氏名:熊田健一

2025年8月2日

カフェ☕ 第5病棟へようこそ~🍹

毎月恒例、お誕生日会、今回はカフェを開店しました。

メニューは、コーヒー、コーラ、アップル、マンゴーなど、メニュー表から好きな飲み物を選び、アイスクリームを乗せたフロートにしました。

「どれにしよう、迷っちゃうなぁ~」とメニューを見ながら順番を待っていました。

好きなフロートを飲んだ感想は、「美味しかったぁ~涼めました」「自分で好きなものを選べてよかったわ」と大満足。

誕生月の方には、プレゼントをお渡し、歌を歌ってお祝いしました。

Happy Birthday to You♪ ~
Happy Birthday to You~♪
Happy Birthday der 6月生まれのみなさ~ん♪ 
Happy Birthday to You~♪

カフェ☕ 第5病棟は、暖かい雰囲気に包まれ、名残り惜しくも閉店しました。

次回の開店をお楽しみに~(^^♪

2025年7月15日

女性専門外来および精神腫瘍科のご案内

このたび戸田病院では、女性の患者様がより安心して受診いただけるよう、女性医師による「女性専門外来」を開設いたします。

また、がん患者様とそのご家族のこころのつらさを専門的にサポートする「精神腫瘍科」もあわせてご案内いたします。

女性専門外来について

「男性医師には話しづらい」「受診をためらってしまう」といったお気持ちを抱える女性の方が、安心してご相談いただける外来です。

精神科・心療内科を対象に、女性医師が診療を担当いたします。

紹介状がなくても受診できますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

精神腫瘍科について

がん患者様およびご家族の、気持ちの落ち込みや不安、眠れないなどのこころの症状を専門的にサポートする外来です。

病状や治療と並行して、こころのケアについてもお気軽にご相談ください。

診療日・診療時間

  • 毎月第1・第3金曜日に定期診療
  • 診療時間:午前9時~11時/午後13時~14時

お問い合わせ・ご予約

  • 医療法人髙仁会 戸田病院 地域医療連携室
  • 受付時間:平日(月~土)8:45~17:00
  • 電話番号:048-442-3824(代表)
2025年7月12日

へその法則でより良いプログラムを!

こんにちは。作業療法室です。

突然ですが、みなさま「へその法則」はご存じでしょうか。

人との対話の際、へその向きがその人の心情を現しているとも言われています。

へそが向き合っていれば興味がある、そっぽを向いていたら関心が薄いなど、へその向きは身体の中でも特に無意識的に心情が出やすいとも言われています。

作業療法では、患者さんの興味や関心を探り、それを治療プログラムとして提供しています。ただ、患者さんによっては想いをなかなか言葉に出来ない方もいます。

そういった言語化できない想いを理解し、治療に活かすのも作業療法の役割です。

「へその法則」は言語化出来ない想いを理解する手法の1つであり、他にも表情や目、手、腕、足の動きなどなど私たちはたくさん観察し、患者さんの想いを少しでも汲み取り治療へと繋げています。

患者さんが私たちにへそを向けてプログラムに参加してくれるような魅力的なプログラムを今以上に提供出来るように、これからも患者さんとの対話と工夫をし、より良い治療プログラムを作っていきたいと思います。

2025年6月24日

外出の時間を大切に - 開放病棟より

こんにちは。男性開放病棟です。

暖かい日差しの日も増えてまいりました。一方で、急な気温の変化や不安定な天候が続いており、心身のバランスを崩しやすい季節でもあります。

私たちは、天候に恵まれた日の外出は、気分転換に繋がり、とても心身の健康維持のためにも重要な時間と考えています。

開放病棟では、医師の指示のもと、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に観察・評価しながら、外出の機会を設けています。

これから夏に向けて、気温の上昇が続くと、熱中症や脱水といった体調への影響が懸念されます。

そのため、日頃から水分摂取や排泄状況、血液検査のデータなどをもとに健康状態を把握しながら、必要な対策を行っています。

また、外出前には、患者様ごとに異なる注意点を確認し、安全面にも十分配慮して外出支援を行っています。

引き続き、患者様が安心して、そして前向きな気持ちで社会生活に向けた準備ができるよう、スタッフ一同取り組んでまいります。

2025年6月16日

歌って踊った後は、アイスクリームで休憩~

こんにちは、女子慢性期閉鎖病棟(第5病棟)です。                            

私たちの病棟では病棟レクリエーションで誕生会を行っています。

今回の誕生会は、いつもと趣向を変え、誕生月の患者さんには、職員のウクレレ伴奏に合わせてHappy Birthdayを歌い、お祝いをしました。生演奏でのお祝いに患者さんたちはとても驚き、プレゼントのハンドタオルを手に嬉しそうな表情を見せてくれました。

お祝いの後は、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」を、職員の踊りに合わせ、歌い、ノリノリで拳や腰を振っての、大盛り上がり。そして天空の城ラピュタ「君を乗せて」をしっとりと歌い上げたあとは、再びウクレレの伴奏でAKB48の「365日の紙飛行機」の合唱をしました。

歌って踊ったあとは、冷たいアイスクリームで乾いた喉を潤し、「歌ったあとに食べるアイスは格別においしいね」と言った患者さんの笑顔が印象に残っています。

音楽は患者さんたちの楽しみであり、心穏やかにしてくれる癒しとなっています。

患者さんの、活動性を高め、精神の安定を図り、一日も早い社会復帰へ向けた関わりを今後も続けていきたいと思います。