2026年8月30日

散歩のもたらす効果について

 こんにちは、女子開放病棟です。

 当病棟にご入院中の患者様の楽しみの一つとして散歩があります。

 病院周辺をウォーキングされる方、近隣のお店に行き買い物を楽しまれる方など散歩の理由は様々です。ゆっくり風景を見ながらぶらぶら歩く事で気分転換になり、景色を見ながら散歩することでリラックス効果も期待できます。患者様の外出前の表情と外出後の表情を比較すると、外出後の表情の方が明るく、外出先での出来事など楽しそうに教えてくださいます。また他の患者様と会話をされる時の話題作りにもなっているようです。散歩を習慣化する事で足の筋力アップの効果も期待でき、体を動かす事で運動不足の解消にもつながります。

 夏の暑い時期での散歩は出かける時間帯を選ばないと体調不良につながる可能性があります。当病棟では、出来るだけ気温の高くない時間や風通しの良い涼しい服装や帽子や日傘使用の提案を行ない、患者様が体調を崩さず安全に散歩を行なえるように取り組んでいます。

2026年8月27日

パ・タ・カ・ラ体操でお口の健康!

 第8病棟では、食事の前にパタカラ体操を実施しています。

 パタカラ体操は、唇や舌、口の周りの筋肉をしっかり動かすことで、食べる・飲み込といったお口の健康を維持・向上することを目的としています。

 年齢と共に、口の周りの筋肉や舌の動きは少しずつ衰えていきます。

 毎日の習慣でパタカラ体操を取り入れ、健康なお口づくりを意識してもらう取り組みを行っています。

「パ」・・・唇の力

「タ」・・・舌前方の力

「カ」・・・舌の奥の力

「ラ」・・・舌を動かす力

 毎日の「パタカラ」で、いつまでも元気で健康なお口を目指しましょう!

2026年8月26日

認知症の患者様ついて

 こんにちは。第10病棟です。

 第10病棟は亜急性期から慢性期の認知症の患者様をお引き受けする病棟です。認知症の患者様は、不安や混乱、環境の変化などをきっかけに、興奮や徘徊、拒否、昼夜逆転などの行動・心理症状(BPSD)がみられることがあります。

 当病棟では、こうした症状を単なる「問題行動」と捉えるのではなく、その背景にある思いや身体の不調、生活環境などの要因を丁寧に考えながらケアを行っています。患者さん一人ひとりの生活歴や性格、習慣を知り、その方に合った声かけや環境調整を行うことで、不安の軽減や安心感につながるよう努めています。

 また、スタッフ間で日々の様子や対応方法を共有し、多職種と連携しながら非薬物療法を中心とした支援を実践しています。医師の指示のもと、必要に応じて薬物療法も適切に取り入れながら、患者さんの尊厳を守り、その人らしい生活を支えられるよう取り組んでいます。これからも安心できる療養環境づくりを大切にし、一人ひとりに寄り添った認知症ケアを実践してまいります。

2026年8月23日

療養病棟の夏 ~暑い季節を快適に過ごしていただくために~ 

 こんにちは、療養病棟です。

 療養病棟では長期にわたり入院されている患者さんに対し、季節の移り変わりを感じていただけるように季節に合わせた病棟の飾り付けやレクリエーションを行っています。

 レクリエーションではひまわりや朝顔などの花や山や海など季節感を感じていただけるよう会話の中に取り入れながらコミュニケーションをとって工夫しています。

 また快適に過ごして頂けるよう水分補給の声かけや室温の管理など体調の変化にも注意しながら日々のケアを行っています。

 療養病棟では患者さん一人ひとりの体調や生活リズムを大切にしながら安心して穏やかな入院生活を送っていただけるようスタッフ一同取り組んでいます。

 これからも季節を感じられるよう取り組みを大切にし、患者さんの笑顔につながる時間を作っていきたいと思います。

2026年8月21日

月経前の不調を訴える患者さんへのアプローチ

 こんにちは。第5病棟です。

 月経前に生じる心身の不調は、月経前症候群(PMS)や、特に精神症状が重篤な月経前不快気分障害(PMDD)が疑われます。患者一人ひとりによって症状の出方や辛さのバランスが大きく異なるため、多角的な視点からアプローチが必要となります。

 当院では、PMDD外来で専門的な治療が行われていますが、女性病棟においても女性特有な症状でお困りの患者さんがいらっしゃいます。そのような患者さんに対して月経周期を把握し、月経前に生じる症状がその人に及ぼす影響をアセスメントし、症状悪化を予測した計画的な介入が出来るように取り組んでいます。 

2026年8月18日

心理教育ミーティング

 こんにちは、戸田病院心理室です。

 今回は第1病棟(急性期治療病棟)で行っている「心理教育ミーティング」についてご紹介します。

 このプログラムは再発予防を目的に、精神科における治療や服薬の重要性、ストレス対処や退院後の生活について、1クール全5回のプログラムを行っています。先日、1クールの最終回を迎え、「退院後の生活」について考えました。

 退院後、どこでどのように過ごしていくのかを具体的にイメージしながら、通院先や生活する場所だけでなく、日中の過ごし方や困ったときに相談できる相手などについて患者様に考えていただきました。

 退院後の日中の過ごし方については、家事や仕事、勉強など様々なことが挙げられ、入院前の生活に戻していきたいという思う一方で、元の生活に戻れるか不安と話される方もいらっしゃいました。また、まだ退院後の生活をイメージすることは難しいと感じている方もいらっしゃり、それぞれがご自身の状況にあわせて退院後の生活について考える機会となっていました。

 また、退院後の生活に不安を感じている方に向けて、当院のデイケアについてもご紹介しました。実際にデイケアの職員に参加してもらい、デイケアでの活動内容や利用について説明していただきました。

 入院をしている間から退院後の生活を具体的にイメージすることは、退院後の環境や生活の変化に備え、自分の症状や服薬との向き合い方、困った時の対処法を考えるきっかけになります。こうしたプログラムを通して、退院後の生活の不安を減らし、再発予防につなげていければと考えています。

 これからも、退院後の生活を安心してスタートできるよう、ご自身や生活について考えるきっかけとなるようなプログラムを行っていきたいと思います。

戸田病院 心理室

2026年8月10日

ストレスケア病棟での疾患・治療理解

 こんにちは 戸田病院静養病棟(ストレスケア病棟)です。

 静養病棟ではうつ病・適応障害・神経症等のストレスを受け心身症となった患者様を対象とする専門病棟です。静養病棟ではその名の通り、静かな療養環境を提供しております。また、治療プログラムの一環として疾患理解のため集団認知行動療法を実施しております。

 一方で、医療や看護は日々変化し常に新たな治療法が更新されています。

 今年度より静養病棟では患者様だけでなくスタッフのための疾患理解・精神看護のためのOJT(職場内訓練・研修会)を開催しています。医師・看護師ともにより病気・治療について理解を深め、新たな知識を更新することで、より個別的な治療環境を作りたいと考えております。

 今後も精神科病院のスタッフとして専門性を持って患者さまとかかわり、医療・看護を提供致していきたいと思います。

2026年8月9日

夏の外出を楽しむために

 こんにちは。女性開放病棟です。

 6月下旬までは涼しい日が続いていましたが、7月の入り急に暑い日が続いています。気象庁からも今年の夏は平年より高温の日が多く見込まれ猛暑日が増える予想がされています。

 女子開放病棟では、毎日のようにお散歩や病院近隣へのお買い物を楽しまれている患者様がいます。暑さで体調を崩さないように、外出時に日傘やつばの広い帽子の使用の提案、外出前・外出中・外出後に、こまめに水分補給をして頂くなど声掛けをしています。

 また、高温になる時間帯を避け、出来るだけ涼しい時帯に外出をして頂くようお願いし、病棟に戻られた際は、手洗いうがい後にクーラーの効いた部屋で体を休めて頂いています。このように当病棟では患者様の体調管理を行ないながら、暑い夏の季節でも外出を楽しめるように取り組んでおります。

2026年8月7日

グループホーム ~夏場の食品管理~

 いよいよ夏本番。気温30度以上のムシムシとした日々が続きます。

 体調管理にいつも以上に気を使う季節ですが、高温多湿の環境においては食品の管理にも十分な注意が必要です。グループホームでは利用者様の体調管理の一環として食品の管理にも気を配っています。

 毎日の支援でお部屋に伺うと、要冷蔵の食品であっても室内に置きっぱなしになっていることがよくあります。逆に何でも冷蔵庫に入れて庫内がいっぱいになっていたり、冷凍保存を過信して、消費期限がかなり過ぎていたりすることもあります。

 利用者様はそれぞれこだわりをお持ちですが、この季節は特に食中毒や品質劣化のリスクが高まることを説明して、冷蔵庫・冷凍庫の適切な利用を理解していただくようにしています。

 また、食品の消費期限をしっかり確認して守ることを強くお願いしています。

 グループホームでは食品管理への意識を高めると共に日頃の手洗いや清掃等の衛生管理を継続して促しながら、利用者様が無事に猛暑をのりきることができるよう支援を続けていきます。

2026年8月4日

言語聴覚士による摂食嚥下障害へのアプローチ

 様々な要因で食事を摂ることが難しい患者様がおられます。

 皆さんは、失語症・構音障害・嚥下障害という言葉を耳にされたことがありますか?

 脳梗塞や脳出血、くも膜下出血やパーキンソン病などによって、起こる高次脳機能障害です。もちろん、このような病気から派生する嚥下障害もあれば、器質的に問題がないにもかかわらず、食事をうまく食べることができない患者様もおられます。

 戸田病院では言語聴覚士による摂食嚥下障害のアプローチを実施しています。

 入院時のその患者様の摂食嚥下評価を実施し、なぜ食べられないのか、どうしたら食べられるようになるのか。その中で、主治医や内科医、看護師や歯科衛生士、管理栄養士と連携し、多職種によるチームで取り組んでいます。

 食べる・飲み込む動作は、人間の認知機能、高次脳機能など深く関連し、単純なものではありません。視覚・聴覚・味覚・嗅覚から入った情報を大脳で分析し、どんな食べ物なのかを判断します。熱いかな、冷たいかな、大きいな小さいな、どうやって食べよう、カトラリーは何を使おう、一口大や食べるペースなど多くの情報が集約し、判断をするのです。こういった機能に障害が起こると、食べ方の異常や嚥下機能の障害に繋がるのです。

 また、喉ぼとけを皆さん見てください。若い方と老齢の方では、喉ぼとけの位置が異なります。加齢によるものですが、これは誤嚥性肺炎の要因にもなります。

 このような機能を落とさないためにも、健康に気を付けるだけでなく、日常生活においても多くの人とお話しをするなど、食べるための器官と話すための器官は同じです。

 また、お口の中の衛生状態も大切です。歯磨きや入れ歯の適合、歯の検診など。

 いつまでもおいしく食事を摂れるよう、戸田病院では患者様に働きかけています。