高次脳機能障がいの対応について

平成24年12月17日に、埼玉県の障がい者福祉推進課のホームページの「高次脳機能障がいに対応できる医療機関」に戸田病院が追加されました。

高次脳機能障がいについて

事故や病気などで脳に損傷を受けた後に、記憶力や注意力の低下などの症状が現れ、日常生活や社会生活に支障が出る障がいです。高次脳機能障がいの症状は、記憶障がい・注意障がい・遂行機能障がい・社会的行動障がいなどがあります。症状が外見からわかりにくく、また本人に自覚がないことも多いため「見えない障がい」と言われることもあります。そのため障がい者の周囲の方にもこの障がいに対する理解が必要です。

原因の具体例(主なもの)

事故交通事故、転落、転倒等
疾病脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳炎、低酸素脳症等

障がいの具体例(主なもの)

記憶障がい過去の出来事を思い出せない、新たな体験を記憶できない等
注意障がい集中力が持続できない等
遂行機能障がい計画的に仕事や物事を処理できない等
社会的行動障がい感情のコントロールができない、意欲の減退等
※損傷を受けた脳の部分などにより、障がいの程度や現れ方は異なります。

参考資料

高次脳機能障がいの理解と支援のためにー理解編ー(PDF : 1.32 MB)

高次脳機能障がいの理解と支援のためにー社会資源・制度編ー(PDF : 964.28 KB)