- 心理室は、コメディカルの一部門として、外来診療および入院治療、社会復帰、再発予防に至るあらゆる場面で心理学的なサポートを行っています。
- スタッフは現在6名(常勤と非常勤)で、臨床心理士・公認心理師の資格を持ち、常に高度で専門的な知識と技術の提供と研鑽を心掛けています。
- 他職種との協働や連携を図りながらチーム医療を日々実践しています。
主な活動内容
患者様が心の健康を取り戻し、自己実現できるよう、心理室は主に以下のような活動をしています。
カウンセリング(個人心理療法)(外来と病棟で実施)
心理的な問題や課題を抱えるさまざまな精神症状で悩んでいる方を対象に、その方の状態の改善や問題・課題の解決力を伸ばすために、主に対話による面接を行っています。
心理検査(外来と病棟で実施)
診断・治療の見立てや効果測定に役立てるため、また患者様への病態の説明や自己理解を促進するためなどに、知能・発達検査、人格検査、認知機能検査など、様々な心理検査を実施しています。結果は治療スタッフと共有するだけではなく、ご本人へのフィードバックを行っています。
心理教育プログラム(急性期病棟、開放病棟、ストレスケア病棟で実施)
患者様が治療を受けるにあたり、疾患への理解を深め、正しく治療に取り組み、回復することができるよう、疾患の説明や治療方法、社会復帰に関する情報提供の講座を、主治医や他のコメディカルスタッフと連携しながら行っています。
集団心理療法(現在は静養病棟とストレスケア病棟で実施)
集団での対話を中心として、自己洞察を促進し、認知機能の維持・促進を目指す小集団による心理療法です。病棟ごとの患者様の疾患や状態に応じて、対話だけでなく、芸術療法や回想法などを取り入れて実施しています。
SST(Social Skills Training)(開放病棟と閉鎖病棟で実施)
退院後の社会生活を円滑に送ることができるよう、コミュニケーションスキルの獲得と向上を目的としたプログラムです。個々の患者様の課題を明らかにし、スタッフを含めた参加者全員で課題をクリアするためのテーマ、ゴールを話し合い、ロールプレイと実践、振り返りを行い、スキルアップを図ります。*現在は、新型コロナウイルス感染症対策でお休みしています