令和8年4月1日付で医療法人髙仁会戸田病院院長に就任しました大坪天平と申します.
戸田病院は昭和32年(1957年)開設の,地域に密着した伝統ある精神科病院です.規模も550床と大きく,精神科急性期病棟,療養病棟,うつ病専門ストレスケア病棟,認知症専門病棟という機能分化された病棟を有し,近年は認知症疾患医療センターに指定され,地域の高齢者認知症の診療(ものわすれ外来,認知症相談,認知症啓発活動)に注力して現在に至っています.さらには,社会復帰に向けて,精神科デイケアやグループホーム,小規模作業所も併設しています.
このように,入院治療と外来治療を,一貫した診療体制で行い,多様化した一人一人の患者さんのニーズに対応するために,多職種でアプローチする精緻な医療(いわゆるprecision medicine)を心がけています.
私は,これまで大学病院(昭和大学と東京女子医科大学)で約30年,総合病院(JCHO東京新宿メディカルセンター)で10年弱勤務してまいりました.その間に多くの先輩,後輩など同僚から様々な知識と経験を分けていただいたキャリアがあります.そのキャリアをうまく生かし,すでに地域において大きな貢献を果たしている戸田病院のさらなる発展を通して,地域へのさらなる貢献に尽力していきたいと考えています.
現在の戸田病院は,統合失調症,気分症(うつ病,双極症),認知症,不安症,不眠症,思春期発達障害の患者さんへの対応がメインとなっています.今後は,前職の東京女子医科大学でもニーズが高かった「月経前不快気分障害(PMDD)」と「大人の発達障害(ASD,ADHDなど)」の専門外来を開設し,地域でお困りの方々にお応えできるような体制づくりを進めてまいります.
医療法人髙仁会は,友愛と科学的精神をもって質の高い精神科医療サービスを提供することを使命としています.今後,髙橋太郎理事長や他のスタッフとともに患者さんの自尊心や生きがいの回復を目指して行きたいと考えております. 何卒,よろしくお願いいたします.

戸田病院 院長 大坪 天平
院長略歴:
1988年 3月 浜松医科大学医学部卒業
1988年 5月 昭和大学医学部精神医学教室入局
1998年 3月 同教室専任講師
2004年 1月 同教室准教授
2004年 4月 昭和大学附属烏山病院准教授
2006年 4月 昭和大学附属烏山病院院長代行(~2007年3月末)
2008年 4月 JCHO東京新宿メディカルセンター精神科主任部長
2017年 4月 東京女子医科大学東医療センター精神科臨床教授
2021年11月 東京女子医科大学附属足立医療センター心療・精神科教授
2025年4月 東京女子医科大学附属足立医療センター心療・精神科特任教授
2026年4月 医療法人髙仁会戸田病院院長
専門分野:臨床精神薬理,精神症状評価,全般不安症,月経前不快気分障害(PMDD)
所属学会等:日本不安症学会(理事),日本女性心身医学会(名誉会員),日本臨床精神神経薬理学会(評議員),日本神経精神薬理学会(評議員),日本うつ病学会(評議員),日本精神科診断学会(評議員),日本心身医学会(代議員),日本ポジティブサイコロジー医学会(評議員),日本精神神経学会,日本総合病院精神医学会,日本サイコンコロジー医学会,日本生物学的精神医学会,日本メンズヘルス医学会
資格等:精神保健指定医,精神神経学会指導医・専門医,日本心身医学会認定心身医療「精神科」専門医,日本医師会認定産業医
院長業績:大坪天平(Tempei Otsubo)-マイポータル―researchmap参照