こんにちは。作業療法室です。
突然ですが、みなさま「へその法則」はご存じでしょうか。
人との対話の際、へその向きがその人の心情を現しているとも言われています。
へそが向き合っていれば興味がある、そっぽを向いていたら関心が薄いなど、へその向きは身体の中でも特に無意識的に心情が出やすいとも言われています。
作業療法では、患者さんの興味や関心を探り、それを治療プログラムとして提供しています。ただ、患者さんによっては想いをなかなか言葉に出来ない方もいます。

そういった言語化できない想いを理解し、治療に活かすのも作業療法の役割です。
「へその法則」は言語化出来ない想いを理解する手法の1つであり、他にも表情や目、手、腕、足の動きなどなど私たちはたくさん観察し、患者さんの想いを少しでも汲み取り治療へと繋げています。
患者さんが私たちにへそを向けてプログラムに参加してくれるような魅力的なプログラムを今以上に提供出来るように、これからも患者さんとの対話と工夫をし、より良い治療プログラムを作っていきたいと思います。