私が一番印象に残ったプログラム「マインドフルネス」
私は、これまで焦りや不安を感じてしまうと体調不良を起こしてしまい、吐き気が止まらなくなる症状に悩まされていました。自分は考えすぎてしまう性格であることをリワーク内のプログラムで気づくことができたので、この性格を踏まえ、病状への対処法を探していました。そんな中、リワークで『マインドフルネス』というものを学びました。
『マインドフルネス』とは、約40年前にアメリカ人の医学名誉教授によりマサチューセッツ大学医学部でマインドフルネス・ストレス低減プログラムとして発案されました。『マインドフルネスとは、意図的に、今この瞬間に、価値判断することなく注意を向けること』とされ、うつ病患者へのアプローチとして提唱されましたが、近年では健常者の脳に有効な休息法としても取り上げられています。 私は、この『マインドフルネス』を朝、リワーク通所前に実施しています。1日に1回3分程度で行えることもあり、簡単に実施できる取組みとして始めましたが、実際に毎日続けていくうちに、朝の吐き気の症状を感じなくなっていました。『マインドフルネス』は、呼吸の出入りなどに意図的に集中することで、焦りや不安から注意をそらせることができるので、私にとってとても効果的なものでした。復職後も行えるように引き続き実施していきたいと思います。