2022-07-28

開放病棟・心理教育ミーティング

心理室では、開放病棟ご入院中の患者様向けに、疾病理解と退院後の再発予防を目的に、心理教育プログラムを実施しています。今回はそのプログラムから、服薬をテーマにした回をご紹介します。

精神科の病気(症状)は、ストレスの蓄積や生活リズムの崩れにより、脳の働きにアンバランスが生じて起こると考えられています。その症状を和らげていく(=脳の働きをバランスよくしていく)ために、薬を使った治療を基本として、その方の状態に沿って治療プログラムを組み合わせていきます。

服薬は症状を緩和させるだけでなく、病状安定のためにも継続的に服用していただく大切なものです。ですが服薬そのものに疑問をもっていたり、薬の効果が感じられなかったり、副作用が強すぎることで服薬を中断し、症状再燃してしまう方が多いのも実情です。

服薬をテーマにした回では、メンバーと薬の効果を振り返りつつ、些細な疑問や困りごとも丁寧に取り上げ、薬剤師の協力・助言をもらいながら、継続的な治療・服薬の大切さについて考えていきます。