こんにちは、心理室です。
今回は、静養病棟(ストレスケア病棟)で行っている認知行動療法のプログラムの様子をお伝えさせていただきます。
認知行動療法の手法の一つ、“行動活性”について学ぶ回では、患者様ご自身の体験を交えながら、気分と行動の繋がりについて学んでいただきました。
その中で、患者様皆さんが実際に行って、少しでも気分が上がる行動について共有しました。
「散歩すること」「日記をつけること」「好きなキャラクターのぬいぐるみを作ること」「絵を描くこと」「お菓子を食べること」等々たくさんの意見が上がりました。時々「自分はちゃんとした趣味がないから、生活に楽しみを持てずダメなんですよね」というお声を聞くことがあります。そのようにおっしゃる患者様もセッション後には、「特別な趣味を作らなくても、自分の気分を上げるやり方って意外とあるんだなって気づきました」と感想をいただきます。
ちょっとした振り返りが、自分の強みを知るきっかけ作りになることもあります。