2018-11-30

心理室の活動

心理室の活動 ~開放病棟心理教育ミーティングのご紹介~

開放病棟では、男女合同で心理教育ミーティング(全5回1クール)を行っています。退院準備に向けた一環として、疾病理解、薬のメリット・デメリット、生活リズムやストレス対処などに関する情報提供と意見交換の機会を持っています。

今回は精神科の病気と治療について。初回ともあり、このメンバーでは初顔合わせ。緊張した面持ちのメンバーが大半でしたが、何回かこのミーティングに参加したことのあるメンバーもいて積極的に発言しようとする姿も見られました。

まず精神科の病気・症状についてあげてもらうと「幻聴」「妄想」といった答えがあがりました。次に「身体や気持ちに何か変わりはありませんか?」と質問すると「何をするのも容易ではなくなる」「体が思うように動かない」等、慢性期特有の状態を答えとしてあげた方がいました。慢性期に限らず、症状自体は自覚しづらくても身体や気持ちの変化に気づきやすい方はいて、それが病状の変化に繋がっていくこともあり、再発予防の観点からはこうした気づきを得ることは大切なことと思います。

今回はまだ緊張している方が多くいらっしゃいましたが、回が進んでいく中で少しずつ病気や退院後の生活について関心を深めていただければと思います。