12月の作業療法室の活動

女性の閉鎖病棟である第5病棟の作業療法では、患者様の気分転換を図る目的で、中庭に出ています。

この日は天候に恵まれ、外の空気がとても気持ちの良い日でした。中庭に植えてある銀杏の葉やどんぐりを拾い、可愛らしいブーケにしてみたり、影遊びをしたりと、女性ならではの和気あいあいとした楽しい時間を過ごしました。

後日改めて患者様と感想会をしたところ、『落ち穂、ひろって集めし、冬の月の晴れ』と素敵な詩を作り上げてくださいました。また、『集まれば集まるごとに力有り』との一文を考えてくださり、この一文の通りに今冬の寒さ、世の中の大変な状況を、患者様と職員の力を合わせて毎日を乗り越えて行けたらと思います。

今後も屋内外での活動を通し、患者様の笑顔を引き出す作業療法プログラムを提供していきます。

 

11月作業療法室の活動

今月の作業療法室の活動は、第7病棟(療養病棟)の作業療法プログラムで行っている口腔体操を紹介します。

プログラム内容は6種類用意しています。口腔体操というと口周りの体操というイメージがあると思いますが、口や顔周りの体操だけでなく、全身を動かす体操も行っています。
中でも歌に合わせて体を動かす音楽体操は好評です。音楽体操は毎月季節に合った歌を用意しています。
歌が入ると、懐かしさも出てただ体を動かすだけよりも皆さん笑顔で唄ったり、歌に合わせて積極的に体を動かす様子が見られます。
これからも、患者さんが笑顔で楽しく身体を動かせるプログラムを実施していきたいと思います。

10月作業療法室の活動

今月は、第3病棟(男性閉鎖病棟)で行っている作業療法プログラムであるグループ活動を紹介します。

 

第3病棟の作業療法では、毎週水曜日に患者さんが中心となりイベントの企画を行う‘戸田の泉’というグループ活動を行っています。
これまでに料理や写生大会など様々なイベントを企画してきましたが、現在はレクレーションとして的あてゲームを企画しています。
お手玉を投げて、的に当てて得点を競うという企画で、その的を手作りで制作中です。皆で協力し合って集めた材料に、これから絵を描いたり、得点を決めたりして仕上げていく段階です。
これらが出来上がって、実際にゲームを行えるのが楽しみです。皆のチームワークでその日まで頑張りたいと思います。

 

9月作業療法室の活動

今回は、第1病棟(急性期病棟)の作業療法で行ったオリジナルカレンダー作りを紹介します。
絵柄の選択や切り取り、色塗り、クラフトパンチを用いての飾りの制作など準備段階から多くの方に参加頂きました。
黙々と集中して作業を進める方もいれば、互いに作品を見せ合い、話をしながら楽しげに進めている方もいました。その中で患者様同士が話し、「それいいですね。」とアイディアを自身の作品に取り入れていることも見受けられました。

仕上がったものは自室に持ち帰り、使用されています。
作業療法士に色々と要望を伝えてくださる方もおり、今後も各々の個性が発揮・主張できる活動を行っていきたいと思います。

 

8月作業療法室の活動

今月は第8病棟(ストレスケア病棟)で行った作業療法プログラムでもある、簡単クッキングを紹介します。

簡単クッキングは、退院した後自宅で家事をする患者さんの練習として行うリハビリプログラムです。久しぶりにキッチンに立ったという方が多いので、調理するものは簡単なものにしています。今回はどらやきを作りました。ホットプレート使ってみんなで調理したこともあり、「楽しかった」「自宅で子供に作ってあげたい」など前向きな声が多く聞かれました。スタッフも患者さんと一緒に作ることが出来、楽しめました。患者さんもいつも以上に笑顔の方が多く、みなさん気分転換になったようです。

7月作業療法室の活動

今回は第6病棟(女性開放病棟)の作業療法プログラムで行った、絵葉書作りを紹介します。

絵葉書作りでは今回暑中見舞いを描きました。

同じ絵柄ですが、色遣いや墨のかすれ具合等、描いた人によって個性が出でおり、どれも素晴らしい作品です。絵柄は“涼しさに癒されたい”、“コロナ禍の世の中に新しい風を”と皆で話し合い、決めました。出す相手へ思いを馳せながら、筆を動かす時間は貴重で、とても素敵なものとなりました。

4月作業療法室の活動

今月のは、第2病棟(男性開放病棟)で行っている園芸活動を紹介します。
園芸活動では、昨年から育てている玉ねぎの収穫を行いました。昨年の秋に植え付けした玉ねぎが春になり、見違えるほど大きくなったため患者さんも驚いていました。収穫時期が遅れたためか、葉の部分が成長しすぎて実も小ぶりでしたが、患者さんとのミーティングの結果、調理プログラムでお好み焼きを作ることとなり、園芸に参加するメンバーも楽しみにしている様子です。

 

作業療法室の活動

今回は第6病棟(女性開放病棟)で行っている園芸プログラムで行ったドライフラワー作りを紹介します。
園芸プログラムでは、花などを育てていますが、その中で今回はスイセンを使ってドライフラワーを作りました。患者様が自ら中庭でスイセンを採取し、それを使用してドライフラワー作成し
容器に入れ、テラリウムやサシェ(におい袋)などを作成しました。
「きれい」「かわいい」など笑顔で話され、好評でした。

作業療法室の活動

第6病棟(女性開放病棟)では、4月から新しいプログラムとして園芸部というグループ活動を始めました。
園芸部では、花を中心に植え、さつまいもなどの作物も育てています。
今年は長雨の影響か、花がなかなか咲かず、患者様も諦めかけていましたが
8月下旬にアサガオが見事咲き、患者様も「咲いた」「きれい」と笑顔で話されていました。
今後も患者様と話し合いながらみんなで協力して活動していきたいです。

第3病棟 6月期レクリエーション 「俳句大会」

第3病棟(男性閉鎖病棟)では毎週1回、看護師主催のもと、作業療法士や病棟スタッフが連携して運営する病棟レクリエーションを行っています。

6月のレクリエーションは毎年恒例、俳句大会。
患者様、病棟職員より病棟での出来事や時事ネタを交えた句が多く集まり病棟ホールで発表会を行いました。

自分の考えた句を「ちょっと面白くないけど・・・」と遠慮がちに発表する方もいれば、1人で10句以上発表する猛者も。
発表された俳句の中には、季語や難しい単語を使った句もあり、「表現が凄いと思う」と注目を浴びていました。

発表後、発表者に俳句への感想を伝えたり、お気に入りの俳句を筆ペンで和紙に清書したりと各々が楽しんだ俳句大会となりました。