2024-05-14

Ⅲ.認知症 第13回 「4大認知症 ~レビー小体型認知症~」

レビー小体型認知症は、脳にレビー小体という物質が蓄積され、それにより脳の細胞がダメージを受けることで発症します。

個人差がありますが、初期には記憶障害(もの忘れなど)はあまり目立ちません。

手足の震えや筋肉の硬直、筋肉が動かしにくくなる、小刻み歩行などパーキンソン症状が見られることが多く、転倒しやすくなるため注意が必要です。

また、落ちているゴミが虫に見える、部屋に犬がいる、子どもが居る、知らない人が家に入ってきた、などの幻視が伴うことも多く、その内容はリアルで具体的なものです。

夜中に大声を出してしまい、同居のご家族が驚いてしまうこともあります。

そうした症状は、日によって良い時とそうでない時があります。

もし上記の様な症状がみられる場合や、「もしかしたら」と思う場合は、まずは専門の機関に相談して下さい。当院のものわすれ外来では、レビー小体型認知症の専門的な検査のため、外部の病院での検査を案内することも可能です。

当センターでもお話を伺うことができます。

何か気になることがございましたらお電話ください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回は、「前頭側頭型認知症」についてお話ししたいと思います。

認知症に関する相談は、戸田病院 認知症疾患医療センターでもお受けしております。

お電話でのお問い合わせも可能ですので、お気軽にご相談下さい。

〇お問い合わせ・相談先

戸田病院 認知症疾患医療センター

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