2018-07-27

リワークデイケア「活動クラス体験談」

 

本記事担当のリワークメンバーRです。

ここでは講座内容とリワークメンバーの体験談を紹介します。

(R近影)

まずはスタッフに各講座のシラバスをお聴きしました。

「病気のセルフケア」は病気について正しい知識を知り、自分自身で体調管理や症状をコントロールし病気から自分の身の守り方を学び考えていきます。休職するにあたり、何らかのストレスが皆さんにかかっていたと思われます。知識や理解を深めることで困難な現状からの打開策を探しましょう。

「職場の人間関係」は、休職理由は様々だと思いますが、多くのきっかけは人間関係の問題であることが多いと言われています。この講座では自分の人間関係の取り方を考え、ロールプレイなどを通し、実際にやり取りをすることでコミュニケーションスキルを学んでいきます。

「職場復帰のための集団認知行動療法」は、自分を辛くする考え、行動を軽減・解決する、うつ病・双極性障害、パニック障害等に非常に有効と言われている心理療法の一つです。当リワークでは、主な4つの技法を学んでいきますが、学ぶだけでは効果が無く、練習し、使えるようになって、辛い考えや行動が減少します。難しい技法ですが、獲得すると長くにわたり皆さんの力になります。

 

次に望まれる取り組み姿勢をスタッフにお聴きました。

参加者皆さんが主役です。病気を経験した仲間とともに、ぜひ積極的に参加して下さい。また、学んだ技法は知識として持っているだけでは役に立たず、何回も体験や練習をして身についてこそ意味があります。皆さんの意志がそのまま力となります。

 

私たちリワークメンバーの復職への意欲と、リワーク活動への積極的な参加が大切なんですね。スタッフのみなさんの熱い思いが伝わってきました!

 

活動クラスメンバーにも、これまでの体験・感想を聴いてみました。

Aさん: 私は活動クラスの講座受講は2クール目になります。

真面目に取り組んでいたつもりですが忘れている部分もあるので、今回はせっかくの機会なので、もう一度しっかり学びたいと思います。各講座で好き嫌いはありません(笑)

Bさん: 「集団認知行動療法」講座の認知再構成法で、バランスの良い考え方を身に付けるのは難しいなと思いましたが、自主的に取り組んで会得したいと思いました。また講座以外でも集中力が高まったと感じています。人間関係講座のロールプレイも、いろいろな場面を試せていいなと感じています。
Cさん: 苦手意識はなかったのですが「職場の人間関係」を受講してみて、できていなかった部分もあるなぁと気づきました。導入クラスでは、まずはここに来る事を考えて、通っていましたが、活動クラスでは、今、どれくらい動けるのか、よりアグレッシブに自分を試しています。このクラスで他のメンバーと行動することで、一人では気づかなかった事も気づけるようになったし、スタッフからのアドバイスも、とても役立っています。
Dさん: 私は「職場の人間関係」講座が好きです。自分にとってためになるスキルだと思いますし、とても役立っています。導入クラスは少し時間を持て余すこともありましたが活動クラスは講座があるので時間にメリハリあって、いいクラスだと思います。講座は月水金の週3日なので休みも取れるし、講座の課題でグループワークもあって、課題が多いと聞いている復職準備クラスにも無理なく進めると思います。
 

みなさん、積極的に取り組んでますね。復職への強い意欲が感じられました。

私自身の活動クラスを振り返ってみると、座学は知識を得ることや、深く考える面白さがあり、ロールプレイは、慣れてくると設定場面に合わせて、口調や表情や態度を使い分けて有意義な練習になりました。やはり積極的な取り組みが大切だと思いました。

さて、活動クラスでは、講座以外の時間は、スポーツ、クラフトワーク、ヨガ、マインドフルネスなどに参加して、メンバー同士の親交を深めたり、自主テーマを決めて取り組んだりと、体調管理を行いながら計画的に通所しています。ここを修了すると、いよいよ次は復職準備クラスへステップアップです!

【このページは、リワークメンバーが作成しました。】