2019-04-25

リワークデイケア「卒業生の声」

春風が頬に心地よい季節となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今日は先月ご卒業され、現在リハビリ勤務中のAさんから届いた「卒業生の声」をご紹介したいと思います。

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通所を始めた頃は、自分に自信がなく他者に自分の気持ちや考えをどうやって伝えたらいいのかわからず殻にこもっている状態でした。正直毎日通えるか不安でしたが、メンバーから「頑張り過ぎないよう頑張ろう。今まで大変だったね無理しないで。」といった励ましの言葉をかけて頂いたことで心の支えになりました。リワークで実施されているプログラムでは、病気の特徴や再発予防策、対人関係における自身の捉え方や気持ちの揺れへの対処法などさまざまな事を学ばせて頂きました。特に「アサーティブなコミュニケーション」というのは、他者からの反応を一方的にマイナスに捉えがちな自分にとっては気兼ねなく活用できる術として学ぶ事が出来てとても良かったなと感じています。グループワークで取り組む課題では、メンバーや自分自身との葛藤が生じて辛いと感じる時期がありました。そんな時に、スタッフの方々が親身になって相談を聴いて下さったり、背中を押してくれるようなアドバイスを沢山して頂いて最後まで休まず取り組むことが出来ました。

約半年ほど過ごしていく中で、自身をオープンに表現出来るように、一人で問題を抱え込まないように意識を変えていくきっかけを作ってくれたのがこの戸田リワークです。リワークで学んさまざまな事を糧として、今後の「自分らしい生き方」のためにうまく活用していきたいと思います。スタッフ・メンバーの方々、長い間ありがとうございました。

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Aさんが入所された当初は緊張が強く、一人で静かに過ごされることが多かったですね。ご自身でその傾向に気づき、意識的にコミュニケーションを図る様にしたことで少しずつ緊張が和らぎ、他メンバーとの交流が増えていきました。
グループワークの中では「うまく自分が伝えたいことを伝えられない」と悩まれ、相談に来られました。面談の中で気持ちを整理し、講座で学んだアサーティブコミュニケーションを活用してメンバーとプログラムを進めていきました。課題や仕事をこなすことも大事ですが、一番の目的は体調管理であることにも気づくことが出来ました。復職された後もプログラムで学んだこと、経験した事をいかして無理のない過ごし方、自分らしい過ごし方をされてみてください。
来週には茶話会もあります。元気な姿でお会いできることを楽しみにしています。