2023-02-01

心理室 自分の病気を知る

今回は心理士が開放病棟にて行っている心理教育ミーティングというプログラムをご紹介いたします。このプログラムでは疾病理解、薬との付き合い方、ストレスへの対処といったテーマの他、患者さんがスムーズに地域生活に移行できるよう退院後の生活をより具体的にイメージできるような内容をお伝えしています。したがって特に退院前の患者さんには再発予防への意識を高めるため、積極的に参加して頂いています。患者さんの中にはご自身の病気についてあまりご存知なかったり、服薬の意味を十分に理解されていなかったりする方がいます。改めて情報を提供することでそれらの理解を深め、より積極的に治療に取り組むきっかけになることがあります。参加後には「薬の効果についてよくわかった」「ストレスを溜めない工夫をしたい」といった前向きな声が多く聞かれます。