認知症患者の増加が社会問題となっている近年、雑誌やテレビなどでも頻繁に認知症予防に関する話題が取り上げられています。様々な認知症予防の中でも効果が高いとされているのが運動です。運動を習慣化することで認知機能が向上するといわれています。
認知症予防で運動が良いとされている中で、高齢になるに伴い、身体が思うように動かなくなっていく現状があります。高齢者の運動機能の低下は、主に筋肉量の低下と筋肉を作り出す機能が低下することが原因な為、筋力の向上は難しくとも、いかに筋力を維持させるかとういうことが重要となります。筋力が低下すると、身体を支える機能が低下し、転倒しやすく骨折の原因になりやすいです。その為、リハビリの介入も重要であり、リハビリ以外の方法として患者ミーティングの際に、理学療法士の協力の元、筋力維持体操を取り入れ、「転びにくい身体作り」を行っています。眠そうにしていた方も体操が始まるとシャキッとした顔になり積極的に参加する姿が見受けられます。今後もみなさんに筋力維持の重要性をお伝えし、行っていきたいと思います。