2026年10月23日

人との繋がりと作業療法

 私たち作業療法士は人との繋がりを治療として活用します。患者さん同士で会話をしたりモノを作ったり、歌ったり身体を動かしたりなど当院の入院作業療法では、心と身体のリハビリを行います。

「肩を並べて作業することで、人は新たな繋がりと生きがいを見いだす」

 これは、近年世界的に注目されている、高齢者が仲間と共に活動し多様な繋がりや生きがいを育む新たな居場所であるコミュニティー・シェッドの考え方です。人の健康と幸福を支援する立場である作業療法との親和性もある考え方です。

 当院の入院作業療法では、なかなか患者さん同士の輪に入れない方でも、職員の後押しがなくても患者さんが誘って参加する場面も多々見られます。作業療法に参加することで、患者さん同士の会話や笑顔も見られます。このような作業や活動があることで、患者さん同士の自然なコミュニケーションが生まれ、人との繋がりも増えてきます。

 患者さんが作業を通じて人や社会との繋がりを回復させ生きがいを見いだせるように、今後も作業療法室では患者さんを支援していきます。