ストレスケア病棟

ストレスケアとは新しい概念であり、ストレスケア病棟とは新しい機能、新しい治療構造を持った病棟です。

近年は精神科の病気も構造的に変わってきていると言われています。それにあわせて入院治療のあり方も変化せざるを得ません。これまでの精神科病院は統合失調症治療をモデルとした病棟のつくりとなっていることが多いのですが、そこから脱皮しようとする努力の中から生れてきたのが当 ‟ストレスケア病棟”であります。

開放的処遇を基本として、画一的な対応は可能な限りしない様心がけております。また、集団的管理は最小限にとどめる仕組みとなっております。

ストレスケア病棟はうつ病、神経症、適応障害、パニック障害、強迫性障害、などの病気を対象としております。また、他の病気の方でも静かで落着いた環境をご希望の方には柔軟に対応しております。

治療上のコンセプトは、患者の個別性を重視し、多様で柔軟な個別治療、個別看護の実施をベースとしております。その上で、治療プログラムを多数用意すること、及びクリニカルパスを用いて治療の適正効率化をはかることを現在も努力中です。

病棟環境としては明るく清潔な環境を心がけ、患者様に快適な入院生活を送って頂くと共に、治療効果の高い治療を受けて頂けるよう取り組んでおります。

薬物治療以外の、非薬物療法にも力を入れております。認知行動療法のプログラムや、ストレスケアに特化した作業療法(運動療法)、心理教育等も実施しております。

また、退院後の後療法、および再発防止策として「リワーク・デイケア」も用意されております。

病室はご希望により、個室・2床室・多床室のお部屋の用意があります。入院を検討される方はお気軽にお問合せ下さい。

病棟静養病棟
病床数20床(特室2室・個室8室・2人部屋1室・多床室2室)
スタッフ医師 看護師 准看護師 臨床心理士 精神保健福祉士 看護補助者 作業療法士