皆さんは「音楽療法」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
音楽療法とは、音楽の特性を生かしたプログラムによる治療方法の1つです。メンタルケアや認知症の進行抑制など、様々な場面で取り入れられています。
音楽には、心身に与える効果(ストレス軽減・不安の緩和)や、人間関係に与える効果(コミュニケーションの促進など)があると言われています。皆さんの中にも、音楽を聴いてリフレッシュしたり、嫌なことが忘れられる経験をした方も多いのではないでしょうか。当病棟でも、隔週でピアノの演奏を、患者さんのリクエストに合わせて実施して頂いたり、カラオケや音楽鑑賞など、音楽を取り入れた作業療法プログラムがあります。
患者さんの多くが、積極的に参加する人気のプログラムでもあります。コロナ禍ということもあり、遠慮されがちなプログラムではありますが、音楽の力が偉大であると、日々感じています。行動が制限されがちな社会ではありますが、様々なプログラムでこれからも患者さんが笑顔になれる取り組みを行っていきます。