先月、研究発表会の発表が行われました。
今回は2グループに分かれて活動されました。
Aグループ「共同制作」~リワークかるた作成~
グループ目標:メンバーの気持ちと体調に配慮しながら意見交換を行い各自の個性をいかしつつ、均等に作業を進めていく。
コンセプト:通所中のみなさんが自主活動、リフレッシュ活動などでリワークに関連した用語を楽しみながら学んでもらることを目的として、新しいコミュニケーションを創出する。
過去のテキストを読みなおし、キーワードを抽出する作業から始め、全体の統一感やリズムにもこだわりました。グループメンバー全員で全種類のイラスト案を持ち寄り最適な物を選択する方法で進められました。企画書がなかなか通らず制作時間が短かったのですがメンバーの協力を得て、期限内に納品することが出来ました。
グループの振り返り:
・最初は何もなくゼロから企画で不安もあったが、形に出来た事で自信になり自己肯定感を高めることが出来た。
・読み札、絵札の選定において議論することが多く良いアサーション実践の場となった。
・マルチタスクになる場面があったが、お互いに声を掛け合い作業を進めることで、個々の責任感及び連帯感を感じる事ができた。
・自分がリードしなければと考え、一人で仕事を多くする癖が出ていた時期もあったがそれに気づき、うまく周りを頼り仕事を分散しながら進めることが出来た。
Bグループ「実験研究」~うつ病に効果がある食事に関する研究~
グループ目標:それぞれのメンバーが偏りなくバランスよく作業を行う。お互いの体調を考慮しながら、協力して作業する。
研究内容、方法:食事チェックリストにより食事習慣や体調から推測される不足栄養素を確認する。不足栄養素を食事でとり、体調の変化を確認する。実際にはタンパク質不足チームと糖質過多チームに分かれて、今後も継続可能なちょい足し食材で不足分を補うことはできないかを検討し、実験研究が行われた。
結果:短い期間であったが変化や改善がみられた。朝食後の頭のスッキリ感や夕食後の眠気が抑えられたなど変化を感じたメンバーが多かった。研究を通して食事とうつ病との関連性を学び、ちょい足し食材や簡単に取り入れることができるメニュー、今後も続けられそうなメニューを考案することが出来た。
グループの振り返り:
・個々の作業では偏りが生じることもあったが、負荷のバランスが取れるように協力しあう事ができた。
・各メンバーの得意、不得意を補いながら作業をすることができ、体調不良メンバーのフォロー体制もとれた。
・意見の食い違いなども発生したが、全員で積極的に発言し落とし所を探せた。
・役割以上の仕事することはなく、グループメンバーに頼りながら作業を進められた。
・体調が思わしくない時もあったがメンバーにその旨を伝えるとともに、自分の能力範囲内で何が出来るかを相談し、自分なりに成果を出すことが出来た。
2グループともにメンバー同士でよく話し合い、協力しながら進められていました。
一番の目的は課題や研究成果ではなく、負荷がかかった時にどう向き合っていくのか、自分の気持ちの揺れに気づくことですね。皆さん意識しながら取り組まれました。お疲れさまでした。