リワークデイケア『個人面談』

リワークに通い始めると、担当のスタッフと定期的に面談することが出来ます。

 特に通所し始めの頃は、通えるくらいに安定していることが前提ですがそれでもまだまだ社会に戻る心身状態には程遠いので、気長に話を進めていくことをお勧めします。

当時は不安だらけでしたが私の場合は、「こんなに長く休んでいたら仕事内容忘れて復帰自体が困難になるのではないか」「本当に改善していくのか…?」そのあたりの事を何でもいいから思いつくまま喋っていき、その中からスタッフがキーワードを見つけ出してくれました。通い始めの頃は主に、覚えている限り昔のことの出来事から共有し始めました。その過程から、徐々に私がどのような傾向を持っている通所者なのか把握してもらい、どの時点から病気の傾向が出始めたのか一緒に確認していきました。

この面談により私に足りないことや不安が明確になり、目標が明確になると自然にやる気が湧いてきました。

講座を通して具体的にセルフケアについて学び、面談では講座で学んだことを自分に当て嵌め、一緒に答えを探したり、どう考えたらよいか促してくれます。

体調には波があり良いとき悪いときがありますが、状況に合わせて相談に乗ってくれ根気強く対応してくれます。現に私も調子が悪くなりましたが、おかげで心身が安定しましました。自分が良くなろうと自覚し実行しないと決して前には進めないと、感じたことも大きいです。

その理由は、私はオリックスバファローズのファンなのですが、好きな投手が唱える言葉があります。それは、「きっと大丈夫」。

朝起き上がる気が湧かない事が2,3か月続きました、その時この言葉とスタッフの助言をふと思い出し目が覚めた時見える場所に張り付けて、初めは心の中で、次に声に出してやるようになったら変わり始めした。

ここには仲間とスタッフがいます、決して一人じゃありません。

「きっと大丈夫」です。

 

リワークデイケア『回復までのステップ(導入/活動/復職準備クラスの流れ)』

戸田病院リワークデイケア「ひまわり」の3つのクラスをご紹介します。

【主な活動】

 交流会:コミュニケーションをとることに慣れ、気持ちをほぐす。

 リラクゼーション:身体の緊張をほぐす。

 

どうしても夜型にシフトしてしまいがちな生活リズムを、決められた時間に通所して活動する事で朝方に修正しました。私は当時まだ回復しきっていなかった為、ここでかなりの時間を費やしてしまったものです・・・。

【主な活動】

集団認知行動療法:抑うつ感や不安感の改善法を学ぶ。

病気のセルフケア講座:病気の再発予防に必要な知識・情報を学ぶ。

職場の人間関係づくり:表現の特徴や気持ちの伝え方について練習する。

3種類の講座を通じて、社会復帰する際に役立つスキルや病気の再発のリスクを減少させる対処法を学びました。日常生活におけるちょっとしたストレスにも効果的な対処法を身につけられます。オススメです!

【主な活動】

研究発表会:”自分”に関する「個人発表」と、グループでの共同作業の「グループ発表」を行う。

コミュニケーショントレーニング:活動クラスで学んだスキルを実際の職場で活かせるように 練習する。

実際の職場で受けるものと近い負荷をかけながら課題に取り組む事で、社会復帰に向けた準備を行ないました。負荷はかかりますが、これを乗り越えれば社会復帰しても何とかなる!という自信にも繋がります。

 「導入クラス」に通い始めた当初は、体調が芳しくなかった事もあり、通所日にただ通うだけでも苦労していました。

なんとか生活リズムを整え「活動クラス」に参加するようになってからは、三つの講座を受講して新しい知識が増える充実感を得られるところまで回復出来ました。それには似たような病状を抱える仲間達がいることに助けられたように思います。

「復職準備クラス」にあがると、就職訓練に向けて課題が増え、求められる質も高くなり、出しても再提出になったりと、正直心が折れかけたこともあります。ですが、常に強調されていた「何においても具体的に表現する」「都度計画の振り返りを行ない、必要があれば随時修正する」「困ったらSOSを出す」というポイントを次第に掴んでいけたことでどうにかこうにか修了にこぎつけられました。

最大で6ヶ月間のリワークでの生活ですが、それを長いと捉えるか短いと捉えるかは人それぞれ。私にとってはあっという間の日々でした。これから通う皆さんにとって、充実した日々になる事を祈っています!

リワークデイケア『新年の交流会』

リワークデイケアの「導入クラス」では、通所したばかりの方のつながりができるよう、
「交流会」というプログラムを実施しています。

時期に合わせたイベントやカードゲーム、
また、「復職」など一つの話題について話し合うテーマトークなどが開かれ、
テーマトークでは皆さんの本音が飛び交うことも多々あります。

先週の交流会は新年ということで、数人で近所の神社に初詣に行きました!
神社までは寒い中20分程かかりましたが、メンバーの方々は川や工場など、
普段見る風景について面白おかしく話しながら交流されていました!

その後簡単にお参り。皆さん真剣に手を合わせる姿が印象的でした。

今年の願いや目標が叶いますように。。

リワークデイケア『冬の茶話会だより』

修了生のみなさま、あけましておめでとうございます。
平成30年の新年を迎え、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、在校生20名、修了生8名が集い1月の茶話会を開催いたしました。
午前中は、お正月にちなんだ「お絵描きしりとりゲーム」を行い楽しみました。
その後修了生を交えて、有意義な歓談タイムになりました。

午後は、活動クラス病気のセルフケア講座、復職準備クラス行動計画、修了生フォローアップ講座とそれぞれプログラムを行いました。

フォローアップ講座では、寒い中スポーツ(バトミントン、風船バレー)を行うことで体を温めリフレッシュ、その後テーマトーク(アンゲーム)で盛り上がりました。

次回の茶話会は、4月30日(月)に行う予定です。
すでに参加希望をいただいている方もいますが、都合の合う方はぜひご検討ください。

寒い日が続き、インフルエンザ、ノロウイルスが猛威を振るっています。体調管理をして無理をせずお過ごしください。

リワークデイケア『窓からの風景、行き帰りの風景』

リワークデイケアの部屋は5階にあって、窓からは戸田ボート場と荒川の開けた風景が広がっています。遠くには東京スカイツリー、天気が良ければ富士山が見える事もあります。
戸田ボート場は日本屈指のボートコースで、1964年(昭和39年)の東京オリンピックの会場となり、その後もボート競技のメッカとして各大学や企業のボート部、日本のトップレベル競技者用トレーニング施設であるナショナルトレーニングセンターも置かれています。
そのような凄い施設でありながら、ボートコースの周辺は戸田公園として開放されていて、周辺を散歩する事もできます。スマートなボートを眺めていると、心もすっきりと解放されるような気分にさせられます。

 ボート場の下流側には戸田橋が架かっていて、東北・上越新幹線が走るカラフルな姿が見られます。橋の向こう側には川口市の大きなビル群がそびえ立っています。
また荒川の土手に植えられているのは桜の木で、春になると見事な桜並木、秋には心を落ち着かせるような紅葉を眺めることができます。

 

 

リワークデイケアのある戸田病院までは、JR埼京線の戸田公園駅より徒歩約15分、またはJR京浜東北線の西川口駅から送迎のバスが出ています。
私はバスを利用することが多いですが、ゆとりのある大型バスで快適に行き帰りをすることができます。
駅まではやや距離がありますが、一人でのんびり歩くにはちょうど良い距離です。ただ工場や倉庫が多いので、車には充分気を付けましょう。