5月分作業療法活動

今回は、第8病棟(ストレスケア病棟)の作業療法プログラムで行っている、手芸を紹介します。
手芸は、ビーズ細工、刺し子、ヘンプを使った編み物、オリジナルの小物が作れる羊毛フェルトなど
様々な種目の中から、好きなものを選んで取り組める活動です。

短時間で完成する比較的簡単なものから始める方が多いですが、慣れてくるとスタッフと相談し
何日もかけてオリジナルの作品を作る方もいらっしゃいます。
参加者からは「楽しかった」「作りたいものがたくさんある」との声も聞かれ
また、参加者同士で教え合うなどの交流の場にもなっており
入院生活における気晴らしや気分転換となっている方も多いようです。

平成30年5月2日から外来担当表が変更になります

心理室の活動

今回は、当院開放病棟で週に1度行っている「SST(社会技能訓練)」をご紹介します。このプログラムでは退院後の生活を視野に入れ、地域でより過ごしやすく生活できるよう主としてコミュニケーションの向上を目指した取り組みを行っています。プログラムでは、毎回1つのテーマ、例えば「上手に断る」、「わかりやすく言いたいことを伝える」などに沿って、どのようにすれば上手くコミュニケーションできるのかを学び、練習していくことを中心に行っています。具体的には、まず獲得したいスキルについてコツを確認し、それを使って困った場面に対してどのように対処するのかを患者さんに観察していただきます(スタッフが目の前で実演します)。その後、患者さん同士がペアになって実際に自分でも同じ様にやってみるというロールプレイを行います。また、その場限りではなく、できたら日常生活の中でもスキルを使ってみることをお勧めし、次の回ではその成果を報告し合います。グループで取り組むことで相互作用が生まれ、お互いの力を高められることが期待できます。

またコミュニケーションを通したゲーム行うこともあります。写真はその時のサイコロスピーチ(1~6それぞれにテーマが設定されており、出た目のテーマに沿って発表するというゲーム)をしている様子を写したものです。テーマがあると、話しやすくなるので皆さんしっかりお話され、盛り上がります。スタッフは患者さんが楽しみながらコミュニケーションを行えるように毎回工夫をしながら取り組んでいます。