2020-05-01

リワークデイケア『冬の花便り』

はじまして。復職準備クラスのHです。
リワーク室には通所者の心を癒す目的で、5種類の植物を育てています。今日はその中で、この寒い中、花を咲かせた2つの植物をご紹介いたします。

一つ目はサンセベリア。花言葉は「永久・不滅」。力強い言葉で励まされます。多年生の植物で、低温に弱く冬は越すのが難しいのですが、力強い生命力で2月4日には写真のような小さな可憐な花を咲かせました。

 

 

二つ目は、ハツユキカズラ。花言葉は、「素直になって」です。こちらは2月中旬に、花が咲きました。の植物は寒さに敏感で、当初、温かいと思われる南向きの窓際で育てていたのですが、窓からの冬の冷気に身をちぢこませて紅葉していました。日当たりの良い、テーブルの上に移したところ、葉が緑になり、花を咲かせました。写真を載せましたが、小さな白い花と、葉が紅葉している部分と緑に分かれているのがお分かりでしょうか?花言葉どおり、素直になれそうな美しい花が咲きました。

リワークでは任意で植物の世話係として「ボタニカル係」を決め、毎朝水やりを行なっています。しかし、ボタニカル係ならではの苦労もあります。前述のサンセベリアは、つぼみは1月初旬についたのですが、なかなか花が咲かず、ネットで育成方法を調べ、水やりなどを変更といった努力の末、ようやく花が咲きました。また、係になると単なる風景だった観葉植物が個々の生きものであることを実感するそうです。そして過去のボタニカル係から受け継いできた、その生き物たちを大切に育てようと思うと話されていました。

私はこの話を聞いて感動しました。普段リワークに通っていても観葉植物は、課題に追われている時のちょっと目を休める程度の感覚でしたが、ボタニカル係の苦労や感動を聞いて、観葉植物の生育状況をこまめに確認するようになりました。リワークにある観葉植物が、今後も通所者の目や心を癒すことを祈ってやみません。