2020-05-13

リワークデイケア『リワークプログラムの紹介』

リワークプログラムの紹介

1 クラスの紹介
  こんにちは、復職準備クラスのI、K、Yです。私たちは間もなく戸田病院さんのリワークプログラムを終えて職場復帰することになっているのですが、私たちがたどってきた3つのクラスとプログラムについてお話しいたします。戸田病院さんのリワークは、まずはじめに「導入クラス」から始まって、次に「活動クラス」となり、最後に「復職準備クラス」にあがって修了となります。では、それぞれのクラスではどのようなことをするのか、順を追って紹介したいと思います。

2 導入クラスのこと
  導入クラスは、戸田病院さんのリワークに参加する人が、最初に入るクラスです。導入クラスでは、通所者同士でゲームや話をして交流をはかる「交流会」、緊張をほぐしてリラックスするための「リラクゼーション」等、人とのコミュニケーションや心のリラックスを目的にしたプログラム構成になっています。ちなみに、交流会はどのクラスの人でも参加することができるため、楽しいことが大好きな復職準備クラスのKは交流会に毎週参加し、ゲームを楽しんだり、心の内を熱く語ったりしています。

3 活動クラスのこと
  導入クラスを終えると、活動クラスにクラスアップします。活動クラスでは、自分がなぜ病気になって休職することになったのかを知るための「病気のセルフケア」、職場復帰、再就職の後、どのような人間関係を築くべきなのかを考える「職場の人間関係づくり」、つらい考えから抜け出すための技術を学ぶ「職場復帰のための集団認知行動療法」の3つのプログラムを受講します。普段から勉強熱心な復職準備クラスのYは、活動クラスで学ばなければ知ることができなかった知識や技術を職場復帰した後に活かしたいと考えています。

4 復職準備クラスのこと
  活動クラスの次は、いよいよ復職準備クラスとなります。復職準備クラスにあがると、自分の問題点について1ヵ月の間問題解決に取り組む「問題解決型行動計画」、自分の性格を知り他の人との考えのズレについて知る「自己分析」、聴き方や伝え方、葛藤との付き合い方を学ぶ「コミュニケーショントレーニング」、疑似的な職場を設定し、負荷がかかった環境下であっても体調管理、維持を目指す「オフィストレーニング」の4つのプログラムに取り組みます。活動クラスでは「プログラムを受ける」受け身の姿勢であったのに対し、復職準備クラスでは「自ら進んでプログラムを進める」自主性を求められます。何事に対しても分析熱心なIは、自己分析のプログラムにおいて、自分自身を分析することによって自分を知ることができて喜んでいます。

5 その他のプログラム
  戸田病院さんのリワークでは、これまでに説明した必修のプログラムの他にも、卓球やバドミントンなどで体を動かすスポーツの時間、絵手紙や書道、レジン工作などを行うクラフトワークなどの自由参加できるプログラムもあります。必修のプログラムと比べるとリラックスして受けられるので、多くの人が参加しています。あなたがもし、戸田病院さんのリワークを利用されるのならば、必修のプログラムに取り組むだけではなく、自由参加のプログラムにも参加し、楽しんでみてはいかがでしょうか。