2023-08-01

心理室 第1病棟(急性期病棟)心理教育ミーティング

先日の心理教育ミーティングでは、当院薬剤師を講師に迎えて、「薬のはたらき」についてレクチャーしてもらいました。精神科薬について話題にする際、“シナプス”や“神経伝達物質”など少し難しい専門用語が出てくることがありますが、その専門家である薬剤師から図解してもらい、具体的にわかりやすく説明してもらうことで、参加されたメンバーのほとんどが、薬の大切さ、「日常生活に欠かせないもの」「症状を和らげ、生活を安定させてくれるもの」といった認識を改めて得ることができました。

一方、薬は大切であると認識しつつ、「いつまで飲みつづけなければならないのか」「アルコールとの併用はダメなのか?」といった疑問が浮かんでくるのも必然です。例えば、生活習慣病がある方が薬を止めたり中断した場合どうなりそうか、一時的な快楽を求めてアルコールを飲んで症状が悪化してしまう可能性を取るのか、それとも日常生活の安定を継続していくことを大切にしていくのか。すぐに答えを導きだすのではなく、逆に薬剤師からメンバーに投げかけた質問によって、参加されたメンバーは薬と自分との関係について改めて捉え直し、理解を深めていました。

今回はプログラムという時間を設けて対話を通して、自分と薬との関係について理解を深めることができました。普段から疑問なこと、相談事について気軽に話せるような関係性を医療スタッフ、また周囲で支えてくる人たちと築いておけることは日常生活を安定させていくためにも大切なことです。薬に関してだけではなく、そうした観点についても改めて考え直すことができたのではないでしょうか。