戸田病院 外来では、月曜日から土曜日の午前中に診療をおこなっています。
もの忘れ外来の診療もおこなっており、同じく月曜日から土曜日の午前中、水曜日の午後も診療をおこなっています。
今回、外来では認知症疾患医療センターと連携をして、オレンジカフェ養心亭の中で、
「受診のとき、どんなことを伝えたらいいの」というテーマで講師を務めました。
地域の方や入院中の患者様、介護しているご家族様などが参加していただきました。
講座の内容は、どんな時に受診が必要となるのか、認知症の治療は、早期診断・早期治療が大切となることを認知症疾患医療センターの職員から説明があり、
その後、外来看護師から受診の時に問診で聞き取りをしている内容について
家族構成や生活歴、受診歴、既往歴などを聞いていること、受診のときのポイントとして、
ご本人の目の前でもの忘れの症状について話しにくい場合もあるので、
「普段の様子や困っていることをメモで看護師や先生に渡すのも手段です」ということをお伝えしました。メモにするときも、徘徊や興奮と用語にまとめずに、「何かを探して歩き回っている」、「家に帰りたいと外に出ていく」、「家族が止めると激しく怒る」など、実際に起きている行動や様子を表現していただくと、
対応についてのアドバイスをすることもできますし、診察のときに、さらに詳細を尋ねることができます。
この講座は認知症の方、介護するご家族向けにおこないましたが、精神疾患の治療中の方、そのご家族様にも当てはまると思いますので、少しでも参考になればと思います。
外来は、戸田病院の治療の入り口となりますので、診断や治療を希望される方が相談しやすく、治療に前向きになれるように努めていきたいと思います。