こんにちは、戸田病院薬局です。
「お盆過ぎれば暑さ忘れる」ということわざがありますが、もはや関係ないくらい暑い日が続きそうですね。病院や薬局で受け取ったくすりは、どのように保管していますか?
保管状態が悪いと変質したりして効果が弱まってしまうことがあります。この時期、とくに注意しなければなりません。
- くすりの保管の3つの注意!
①温度:暑いところに注意!高温であればあるほど薬の変質する速度が速くなりますので、少なくとも30℃以下、できれば15℃以下で保管して下さい。 特に夏の暑い日に外出するときや、自動車の中などは注意しましょう。
②湿度:湿気が多いところに注意!変質をおこすだけでなく、カビの原因にもなります。
③光:直射日光のような強い光に注意!
この3点に注意し、“冷蔵庫の中などの涼しい場所”や“乾燥剤を入れた缶”などに保管しましょう。
梅雨や夏は高温・多湿・強い日差しといった、くすりにとって厳しい環境です。特に一包化している場合は気を付けましょう。
- 残ったくすりの扱いは?
飲み残した薬や使用期限を過ぎた薬は、もったいないとは思いますが処分しましょう。薬の有効期限のおおよその目安は次の通りです。但し、薬自体は有効であっても、保管後に前の通り薬を使用して良いか否かは医師や薬剤師の判断が必要です。
粉薬・顆粒:3~6ヶ月 カプセル、錠剤:6ヶ月~12ヶ月
点眼薬、坐薬、軟膏:6ヶ月~12ヶ月
ただし一包化しているものは、これに当てはまりませんので注意してください。
・・・最後に
小さなお子さんが誤って飲んでしまうことがないよう、手の届かないところに保管しましょう。