2024-09-09

「災害時の備え」

こんにちは、戸田病院 栄養課です。

2024年1月には石川県能登半島地震があり、8月8日には宮崎県での地震によって南海トラフ地震の震源域における巨大地震についての注意情報が呼びかけられたことで、ご自宅の災害備品や備蓄を確認した。新しく購入した。という方も多いのではないでしょうか。

今回は、農林水産省が出している「災害時に備えた食品ストックガイド」を参考に、災害時に注意したい栄養について簡単にお話していきたいと思います。

〇災害直後は炭水化物ばかりになりがち

 エネルギー源となる炭水化物はとても重要ですが、栄養バランスを考慮しないと、体調不良や病気になる可能性があります。

➡タンパク質をとるためには缶詰がおすすめ

ツナ、サバ、イワシ、サンマなどの魚介の缶詰や、コンビーフ、牛肉の大和に、焼き鳥など肉類の缶詰など、缶詰は長期保存ができる上、手軽にタンパク質をとることができ、経済的なのでおすすめです。

〇便秘・口内炎など体調不良をおこしやすい

 大きな災害時には野菜不足からビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素がとれず、便秘・口内炎などの悩んだという声があります。

➡ビタミン、ミネラル、食物繊維をとるための野菜を常備

 じゃがいも、たまねぎ、かぼちゃなど日持ちする野菜を、日ごろから多めに買い置きしておくことが1つ、また、乾物もおすすめ。野菜ジュースやドライフルーツなども用意しておくと良いかもしれません。

参考

農林水産省ホームページ:https://www.maff.go.jp/index.html