2026年5月25日

作業療法室の取り組み

 作業療法は患者さんの「生活」を支える治療です。

 精神科では主にプログラムを通じて、生活リズムの構築や対人関係への適応を支援し、退院後の生活につながる力を育てます。当院では入院中から、基本的動作能力・応用的動作能力の向上に加え、社会生活に向けた準備性を高める関わりを行い、その人らしい生活の実現を目指しています。

 当院の大きな特徴は、入院作業療法に22名の作業療法士が在籍している点です。

 精神科病院において、入院作業療法だけでこの規模の人員体制は非常に珍しく、手厚い支援体制を実現しています。この体制を活かし、当院ではすべての患者さまに対して日常的に個別性のある関わりを提供しています。精神科領域の入院作業療法では、個別対応が特別な指示や必要時に限られることも少なくありませんが、当院ではそれを特別なものとせず、日々の標準的な関わりとして実施している点も大きな特徴です。

 また、これらの支援は経験だけに依存するものではなく、行動療法や作業療法理論などの治療的根拠に基づいて構成・実施しています。

 当院では、充実した人員体制と根拠に基づく支援により、患者さま一人ひとりに合わせた作業療法を提供しています。