第5病棟は女性病棟のため、月経前の心身の不調である月経前症候群(PMS)や、特に精神症状が重篤な月経前不快気分障害(PMDD)の疑いがあるため、月経周期を把握して症状が緩和するように関わっています。

症状は人によって違いますが、見えてきた傾向についてご紹介します。
・ (症状記録付きの)月経カレンダーを導入して患者ごとの月経周期やそれに伴う症状を見える化したことで、患者さん・看護師ともに月経周期について関心を持てるようになった。
・ 月経前後の精神症状の変化を観察し記録し、月経終了後に患者さんと振り返りを行ったことで、生理前後、特に生理前に出現する症状(PMS)について、介入以前は自覚していなかった症状を患者さん自身で認識することができた。
・ 既に症状を自覚している患者さんもいますが、月経周期に焦点をあてた観察を行うことで、自覚している症状(頭痛)以外の症状(抑うつ)があることが分かった。

〈新たな課題〉
- PMS症状が出現した時の対応(頓服の促し)については都度指導しているが、特に精神遅滞も併発している患者の場合だと症状への対応ができないことが多い。
- 生理周期が不順な患者については、月経周期カレンダーを使った介入が困難である。
今後も、生理周期に伴う不調が少しでも緩和できるように取り組んでいきます。