リワークに通所するようになって、体調回復に大きな影響を与えたのが、①朝起きた時「リワークに行くぞ!」という一日の目標ができたこと。毎日、何の目標もなくダラダラと過ごす生活が変わってきたのです。そして、②生活リズムが整い出したこと。起床・就寝・入浴・食事時間を規則正しく取り、日中はリワークで活動することにより、夜はしっかりと睡眠を取ることができる様になりました。「生活リズム」はうつ病回復に一番重要な要素だと言っても過言ではないと感じています。
その後は、活動できる量が徐々に増えていき、それに比例するかのように体調も少しずつ回復していきました。体調が良い時もあれば悪い時もありましたが、その波の大きさはリワーク通所前に比べ、明らかに小さくなっていました。
リワークでの活動を通じて、共通の病気を患っている仲間が自分と同じような悩みや苦しみを抱えていることを知り、「自分一人だけではなかった」ということに気づき、共感し合いながらリワークプログラムに取り組むことができました。現在、復職準備クラス3名の中で私が最年長、最年少は親子ほど年の離れた若者と“同期”として、同じ目標に向かって頑張っています。