作業療法プログラム

今月の作業療法室の活動は、第3病棟の作業療法プログラムでもある院外レクで行った初詣を紹介します。

第3病棟(男性閉鎖病棟)では季節ごとに、季節感を感じる企画を実施しています。毎年一月には、初詣を企画していて、今年は10人の患者さんが参加しました。

天気はあいにくの曇り模様で、冬の寒さを感じて、お寺まで散歩しました。お寺についたらお賽銭を握りしめて、一人ずつ参拝を行いました。「今年も健康で過ごせます様に」、「早く退院出来ます様に」と参加した方は各々のお願い事をしていました。

みなさん楽しめたようで、笑顔も多く見られました。今後も患者さんの楽しめる企画を行っていきたいです。

『1月のお楽しみ献立』

1月1日に今月のお楽しみ献立としてお節を提供しました。
献立内容は、こちらです。

・赤飯
・お節
・祝いなます
・雑煮風
だて巻き、黒豆、きんとんの甘くやさしい味付けが、男性・女性両方の患者さまからとても好評でした。
黒豆は黒く日焼けするほどマメに、勤勉で健康に働けるようにとの願いが、
だて巻きは形が巻物に似ていることから、知識が増えるようにとの願いが、
きんとんは黄金に例えて、豊かな1年を過ごせるようにとの願いが込められているのだそうです。

皆さまにとって、今年1年が良い年になりますよう、願っております。
寒い日が続きますので、お体に気を付けてお過ごしください。

クリスマス会

12月下旬、第2病棟ではクリスマス会を開きました。2週間前からポスターを掲示し、少しでも多くの方に楽しんでもらおうと、参加を募る声かけをしました。ビンゴゲームをメインとして、参加人数に合わせた景品を事前に準備していましたが、当日は、予定人数より多くの患者さんに参加してもらうことができました。

視力・聴力低下のある患者さんには、ホワイトボードへ番号の表示、職員が近くにいてサポートします。しかし、職員のサポートが不要なぐらいに、患者さん同士で「この番号あるよ」「リーチだよ」と助け合う様子があちこちで見られました。「リーチ!」「ビンゴ!」と、挙手とともに楽しそうな声が聞こえ、参加された皆さんに満足していただけるクリスマス会となりました。

心理室の活動

今回は開放病棟の心理教育ミーティングについてご紹介します。

開放病棟では、退院後の生活を見据えて心理教育ミーティングを行っています。心理教育とは、病気や疾病に関する必要な知識や情報を知ってもらう機会を広げ、障害や病気を抱えた人がどのようにその問題や困難に対処していくか一緒に考えていくプログラムです。協働して考えていくことでこの先に対する見通しを立てたり、問題に取り組みやすくなると言った効果も確認されています。当院では急性期病棟のほかに、開放病棟で退院準備に向けた取り組みを始めている患者様を対象に当プログラムを実施しています。

今回は「薬について」話題提供しました。精神科の治療において基本となる薬物療法について、どのような効果を感じているのか、逆にどのような疑問や不安を抱えているか取り上げていき、継続的に服薬治療を受けていくのに必要な知識や情報を伝えていきます。今回参加されていらっしゃる患者様は、「躁とうつの幅が狭くなった」「誇大妄想に左右されていたが、それが和らいで生活しやすくなった」「入院前ストレスを感じてテレパシーが聞こえるようになったが、服薬するようになってそれがなくなり、雑誌を読んだりすることができるようになった」など、服薬する前と後での変化をきちんと言葉にして表現することができていました。このように服薬に関して一定の効果を自覚でき、言葉で表現できることは、この先継続して服薬していくのに非常に大きな動機づけとなります。しかし一方で薬には辛い副作用もあり、それで悩まされる方も多くいらっしゃいます。また不安な点は持っているけれどもなかなか相談しづらかったり、自分の経験していることが副作用なのかどうかさえも自分ではよくわからないといった意見もあがりました。

次回はこの副作用や薬に関しても疑問や不安な点について、薬剤師とともに討議し、少しでも継続して治療を受けられたり、自分自身の症状を振り返られる動機づけができればと考えています。

 

 

『年末年始の食事』

こんにちは。
冷え込みの厳しい日が続きますが、皆さま体調はお変わりありませんか?

12月から1月にかけて忙しく過ごされている方もいるかと思いますが、楽しいイベントの多い時期でもありますね。
そしてまた、食生活の乱れやすい時期でもあるようです。

栄養指導で患者さまとお話ししていると、お休みが続くことで生活が乱れてしまったり、遅い時間の食事が増えてしまったり、食事内容が糖質・脂質の多い物に偏ってしまったりする方が増えると感じます。
この時期は、心当たりのある方も多いのではないでしょうか?

遅い時間の食事は翌日の朝食の欠食に繋がり、朝食の欠食は昼食・夕食の摂りすぎに繋がるため、生活のリズムが大きく乱れる原因となります。

ちなみに、同じエネルギー量の食事を1日で2回に分けて食べた場合と3回に分けて食べた場合では、食事回数が少ないほど体脂肪量の増加に繋がりやすくなります。

食事は1日3食摂り、就寝時間と起床時間も普段と大きくずれないようにしましょう。
食べすぎたな、と感じたら、翌日の食事は量を控えめにするほか、野菜を多めに取り入れるなど、バランスを整えるようにしましょう。

規則的な食事は生活のリズムを整え、生活習慣病の予防など、健康と深くかかわっています。食生活を大切に、皆さま元気にお過ごしください。

『12月のお楽しみ献立』

今月のお楽しみ献立は、12月24日にクリスマスメニューを提供しました。
献立内容は、こちらです!

・ご飯
・チーズインハンバーグトマトソース
(アスパラソテー添え)
・野菜のマリネ
・ポタージュスープ
・ストロベリーショートケーキ

人気のある組み合わせだったため、献立を掲示した時から「楽しみにしているよ!」と患者さまから声をかけて頂いていました。
提供後も、「ハンバーグにチーズが入っていておいしかった!」「マリネの味が良くて残さず食べました。」と、とても喜んで頂けました。
デザートのストロベリーショートケーキも好評でしたが、イチゴのショートケーキをクリスマスに食べるのは、日本特有だそうです。皆さま知っていましたか?

次回のお楽しみ献立は1月1日の元旦を予定しています。
寒い日が続きますが、風邪に気を付けてお過ごしください。

新年のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。