第3病棟 ストレングスモデル

 こんにちは!戸田病院第3病棟です。当病棟は男性の慢性期閉鎖病棟です。統合失調症などの精神疾患では幻覚や妄想など陽性症状と言われる症状が問題となりやすいですが、しかし実は陰性症状が慢性期では大きな問題となります。

陰性症状とは意欲の低下や人格水準の低下など身の回りのことが徐々にできなくなってしまう症状です。また、しばしば精神科の看護師は患者さんを管理しようとしてしまうものです。そこで今回はストレングスモデルというものをご紹介したいと思います。

ストレングスモデルは、患者さんの夢や希望を実現させるために、 患者さんが持つ強み(=ストレングス)を生かした生活を支援していく考え方 のことを指します。 病気や障害による「できないこと」に焦点を当てるのではなく、患者さんの長所や強みにアプローチして「できること」を大切にする支援を指します。 自身も精神障害を持つ研究者、チャールズ・A・ラップによって提唱されました。

精神科病棟で働いていますと患者さんの出来ないことや問題点ばかりに目が行きがちです大事なのは今できることは何があるのか目を向けて関わることが大切です。

もし機会がありましたら沢山の著書や情報がありますので調べてみて頂ければと思います。

第6病棟 退院後のことも考えて

第6病棟では、自宅やグループホーム、施設入所等、退院に向けた患者様への支援を行っています。その一つに、退院前訪問指導という支援があります。

内容としては、退院先への同伴訪問を行い、通院・帰宅の道順を確認する事、周辺環境の確認(買物ができる場所、駅、バス停等)、買い物時の支払いが出来るか、電車、バス等の交通機関の利用方法の確認等を行っています。以前は行うことができていた事も、入院が長期化となった患者様の中には、通院が困難となっていること、買物や電車の利用が行えなくなっていることがあります。退院の前に、患者様が行えることや、行えないことを把握すること。そして、安心して退院ができるように関わることが、支援することとして大切なことだと考えています。

退院後は、通院、内服が行え、病状が長期安定し、社会生活が継続できるように、これからも支援していきたいと思います。

第7病棟 花より団子

第7病棟の4月の病棟レクリエーションは「お花見、お茶会」を行いました。ベッド上で過ごされる患者様もおり、実際に外に出てお花見をすることはなかなか難しいため、抹茶とあんこを提供し少しでもお花見気分を味わって頂ければと思い計画しました。前半は体操を行い、身体を動かして頂き、後半に抹茶とあんこを提供しました。嚥下機能の低下している患者様にはトロミを付けた抹茶と水分を加えたあんこを用意し誤嚥予防に配慮しました。患者様からは「美味しい」「おかわり頂戴」というお言葉を頂き好評でした。

第8病棟 寝たきりにならないための取り組み

年度が変わり、新生活を始めた方も始める方の多い今日この頃、第8病棟では作業療法士による病棟での集団リハビリが日曜日でも行われるようになりました。日々の刺激が必要となってくる認知症の方にとって毎日やりがいを持って取り組める事が増えるのはとても良い事だと思います。実際に患者様も自身の可能な範囲で体操や手作業に取り組む様子が多くみられています。これからも病棟職員全員で協力して入院されている患者様に楽しみながら日中ベッドから離れて生活出来る様にお手伝いをさせていただければと思います。

第10病棟 気分転換にキレイな桜を。散歩でお花見

季節が本格的に変わり、温かな風と共に、桜の花びらがゆらゆらと舞う今日この頃。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

4月は病院内の中庭にて、お散歩とお花見を行いました。病院内の中庭には、大きな桜の木があります。桜は、満開時期が、約10日間から2週間程度と言われています。ちょうど満開時期に実施することができ、皆さまに喜んでいただくことができました。また、実際に外に出て、桜を見ることで、気分転換になったという声を多数いただきました。安全面に配慮しながら、こういった気分転換になる時間を、今後も提供していきたいと考えております。

グループホーム 梅雨前に。

こんにちは。グループホームです。

新しい環境、新しい生活を新年度から…と言う方も多々いらっしゃるのではないでしょうか。また今年も日中と日没後の温度差が激しく、服装での調節や衣替えのタイミングが例年よりも特に難しい印象を受けております。利用者様やスタッフからも服装選びが難しいという声も多く、天気予報で情報収集は欠かせません。過ごしやすい服装についての提案や相談も多く、お店にスタッフが同伴し購入の支援を実施することもあります。

新しい環境や気温差が影響し体調を崩しやすい時期でもありますので、当院グループホームでは利用者様1人1人毎の『その人らしい』快適な地域生活が送れるよう日々支援を実施しております。

栄養課 健康的な食習慣

こんにちは。

 栄養課です。本日はバランス良く食事を摂る方法について説明をします。

体重が増えた、身体の調子が優れない方は、是非参考にしていただけたらと思います。

 食事は主食、主菜、副菜を基本に摂る事でバランス良く摂る事ができます。

(主食)・ご飯 ・食パン ・ロールパン ・パスタ ・そば ・中華麺

   炭水化物が主で、身体でエネルギーとなる働きがある。

(主菜)・お肉 ・魚 ・卵 ・卵 ・豆腐 ・納豆

   上の食材が含まれた料理で、主にタンパク質が補給できる。

   タンパク質は身体で筋肉、血、免疫、となる。

(副菜)・野菜 ・海藻 ・きのこ

   上記の食材が含まれた料理で、主にビタミン、ミネラル、食物繊維が補給できる。これらは身体機能を整える働きがある。

 ※追加で摂り入れると更によい群

(乳製品)・牛乳 ・チーズ ・ヨーグルト

    カルシウムを多く含む食品で、骨を強くする効果がある。それ以外にも、整腸作用やタンパク質も補給できる。

(果物)・りんご ・バナナ ・キウイ ・イチゴ ・みかん 

    副菜と同じで、ビタミン、ミネラル、食物繊維が補給でき、身体機能を整える働きがある。デザートや間食として摂る事がお勧め。

上記の食材を病気の都合上で摂取出来ない方は、必ず主治医へ相談をお願いします

身体拘束について

当院では身体拘束の実施の最小化に努めています。

精神症状により興奮が強い場合には、患者様をお守りするためにやむをえず身体拘束を実施することはありますが、短時間での解除を実現しています。

認知症治療病棟では、2ヵ月以上身体拘束ゼロとなった実績があります。患者様と関わる時間を大切にして、患者様のニードを理解し、統一した看護を行い、精神的な安定を図る事が重要となります。病棟スタッフ全員が誰もが同じ対応を出来るよう取り組んでおります。

グループホーム 春の訪れ…?

今年のスギ花粉の飛散量は去年と比べて2倍程多いとのことです。今まで花粉症になったことがない人でも今年の花粉飛散量は非常に多く、今年から花粉症の症状が出てしまう方も多々いらっしゃるそうです。

当院グループホーム利用者様の中にも花粉症の症状が辛いが『はじめての』耳鼻科受診は不安。自分の症状を上手く説明できるか自信が無いので本当は受診をしたいが行く気にならないという方がいらっしゃいました。スタッフも一緒に耳鼻科へ同行することを提案し、緊張や不安を事前に整理することで受診をすることが出来た。花粉症の症状が楽になって良かったと嬉しい声を頂きました。

利用者様1人1人毎の『その人らしい』地域生活を送る為、服薬・金銭管理や行政関係の手続きなど戸田病院グループホームでは日々支援をしています。

デイケア ひな祭りはみんなで楽しく

気温が暖かくなり、春の季節となってきましたが皆様、いかがお過ごしでしょうか。

デイケアでは3月7日にひな祭り会を実施しました。花紙で折った花や折り紙で折ったひな人形など飾りを壁に貼り付けて華やかな雰囲気となりました。

ひな祭り会では、数合わせ、顔出しパネルでハイチーズ、ひな人形争奪戦ゲーム、○×ゲームの4つのレクを行いました。参加された方々楽しくレクを行っており、とても賑やかでした。

普段関わる機会が少ないメンバーの方と関わることができる機会ということもあり、レクを通して話すことができて嬉しかった。楽しくできて良かった。などメンバーから嬉しい声をたくさん聞くことができました。

スタッフやメンバーの方々、皆様お疲れ様でした!

では、また次回の投稿をお楽しみに!