「栄養サポートチームがスタートしました。」

こんにちは

第4病棟は身体合併症病棟で、精神疾患を抱えた患者様が内科的治療を要した時に治療する病棟です。精神科医と内科医がカンファレンスしながら精神面において必要な治療と、内科的に必要な治療を行っていきます。2023年5月から食事がとれない状態の場合や患者様や褥瘡が発生になった場合は、栄養サポートチーム(NST)で取り組んでいます。NSTチームは専門の医師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士、理学療法士、看護師で構成されています。検査データ、食事の現状、嚥下の状態、入院生活の過ごし方などあらゆる側面から焦点をあて検討しています。実際、食事が摂取できるまでに改善し、褥瘡も治癒されています。今後もNSTチームで一人でも多くの患者様をサポート出来るように頑張ります。

「病棟スタッフが主催するレクリエーション」

こんにちは。戸田病院 認知症急性期治療病棟(第8病棟)では、毎日の作業療法士によるレクリエーションとは別で病棟職員によるレクリエーションを行っております。11月は映画鑑賞をしながら普段では提供の難しいアイスクリームをご用意させていただき、それを食べながらの楽しめる時間を過ごしていただきました。12月はクリスマスの時期でもあるので楽しみながら季節を感じられるよう病棟職員で話し合いを行い準備をしてまいります。

~心理教育ミーティング「退院後の生活」~

第1病棟(急性期病棟)において、先日の心理教育ミーティングでは、「退院後の生活」をテーマにプログラムを行いました。

まず前提として、身体的な病気・症状と同様に退院して治療が終わるというのではなく、その後も通院による治療を継続し、より一層の状態の安定を目指していくこととなります。特に退院してすぐは自分が思っている以上に体力が落ちていたり、環境の変化により生活リズムが安定しないものです。また元の生活に戻らねばと思うほど、焦りから調子を崩してしまうかもしれません。より一層の安定と日常生活を取り戻していくために、退院直後の時期はとても大切なリハビリの期間となります。

大切なリハビリの期間だからこそ、入院中から退院後の生活を想定しておく必要があります。プログラムでは、身の回りの生活環境(住む場所、通院・通所先など)を設定し、退院後1カ月ほどの日中のスケジュール、思い描く退院後の生活をイメージしてもらいます。大抵の方は先々のことを見通せていないことが多く、何をして過ごしたらいいのか戸惑われます。しかし、主体的に退院後のご自身の生活について考えるきっかけになればと考え、プログラムの中では先述した最小限のことだけでもイメージしてみています。またプログラムの中でイメージしたものは、これから退院準備を進めていく過程で修正したり、細かな部分を検討することをおすすめしています。

治療や今後の方向性について、「聞かなければ知らないことが多かった。参加できてよかった」との声を患者様からよく聞きます。このプログラムで情報提供したり振り返りを行うことで、患者様が主体的に治療に参加できるきっかけとなることが望まれます。

「障害物ボーリング」(第7病棟)

こんにちは。戸田病院療養病棟(第7病棟)です。

今回は病棟ホールにて、作業療法士(OT)さん協力のもと障害物ボーリングを実施しました。手作りのゴールゲート障害坂を設置し、周囲を患者様で囲んでBGMを流しました。ゲートにゴールすると皆さん拍手をして盛り上がりました。最後にカルピスを提供し美味しそうに飲まれていました。

障害物を加えたボーリングなので思うように球がいかないもどかしさからもう一度やりたいという患者様もいました。車椅子の患者さんや遠くに球を転がせない患者様は距離を近くし届くようにして行いました。ボーリングは皆さん経験した方が多く楽しまれていました。

「どうしてお薬は食後?」(薬局)

皆様、こんにちは。戸田病院 薬局です。

当院は院内調剤の為、入院も外来も当薬局で薬を調剤しています。

外来の場合、薬局窓口で薬剤師から直接、患者様へ薬をお渡しし、飲み方や薬効の説明させて頂いています。その際に患者様やご家族様から、服薬に関する感想や疑問をお聞きする機会がありますが、その中でたま~に、でも定期的にいただく質問があります。

それは、何で薬は食後に飲むものが多いの?です。

理由は幾つかあります。一つは、薬は口から飲んだ後、多くが胃や小腸で吸収され血液の中に入り、作用部位に到達して効果を発現します。この時、薬の濃度を一定に保つ方が良く、ある程度規則正しい間隔で服用することで、薬の濃度が保たれます。食事は日常生活の中で、時間帯を等分していると考えられていますので、この規則正しい間隔にピッタリなのです。更に食事の後だと覚えておけば、飲み忘れを防げますし、薬を飲む事を習慣化しやすくなります。

二つ目に、飲み方の食後とは「食べ終わって30分後」を指しますが、このタイミングは胃の血流が良くなり、十二指腸から胆汁酸が分泌される為、消化吸収率が上がります。また胃の中に食べ物がある為、胃への刺激が緩和され、胃腸障害を予防できる利点もあります。以上のことから、食後に服用することが多いのです。

さて、飲み方は食後以外にも、食前、食間、食直前、寝る前等など、薬によって胃の中の食べ物と反応して効果が強く出てしまうものや、反対に効果が下がってしまうもの、食べ物で酸が中和され、胃の中のpHが変わり吸収率が変化してしまうものがあります。

他にも胃の中が空っぽの方が薬を良く吸収してくれるものがあり、漢方薬はこれに該当します。その為、これらの薬は食前(食事の30分前)や食間(食後2時間)といった胃の中に食べ物がない時に服用します。

また一部の糖尿病治療薬は、血糖値を下げる作用の発現が早く、持続時間が短いので、食直前(食べる直前)や食前に服用するよう指定されています。

このように薬の性質と食事は密接な関係があり、効力を適切に発揮できるよう飲む時間が考えられています。しかし忙しいと食事の時間が遅れたり、薬を飲み忘れてしまうことがあると思います。そんな方は是非一度、医師又は薬剤師にご相談下さい。

運動会開催(第5病棟)

10月の病棟レクでは、運動会を5-3ホールにて開催しました。

みなさん列をつくり、どの列が一番早くボールを受け渡すことができるか、というボール運びのゲームと玉入れを行いました。

玉入れでは赤と白に分かれ数を競い合っては喜んだり残念がったりと感情表現豊かに過ごされた方が多かったです。

ボール運びでは、どうすれば他のチームに勝つことが出来るか策を練るチームもあり、戦略的な戦いがみられました。

事故もなく、安全に行え、2つのゲームとも大変な盛り上がりとなりました。

ゲームが終わった後のみなさんの笑顔が、その後の私たちのやりがいにも大いにつながりました。

来年も盛り上がる運動会にしたいと思いました。

「 大運動会 開催しました!」(デイケア)

日中は汗ばむようなポカポカ陽気だった2023年の10月ですが、11月に入って急に肌寒くなってきましたね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

 世間ではハロウィーンで賑わっていた2023年10月31日、デイケアでは大運動会を4年ぶりに戸田病院中庭で開催しました。

当日は、デイケアメンバーさんとスタッフの日頃の行いが良いおかげか秋晴れでした。

デイケア大運動会では、デイケアの各コースのメンバーさんとスタッフが考案・作成した4つのレクリエーションを行いました。

午前中に「玉入れ」と「借り物・借り人競争」、午後には「しっぽ取り」と「パン食い競争」を行い、玉入れでは玉を入れる箱を就労準備コースのスタッフが作成、しっぽ取りとパン食い競争では当日お休みのメンバーさんに代わり出場したスタッフが大活躍でした。

写真は、共同制作というプログラムの中で作成した看板の前で笑顔でメンバーさんを見守るスタッフ(笑顔をお見せ出来ないのが残念ですが)とパン食い競争で必死にパンに食らいつくメンバーさんです。

新型コロナウイルスの感染拡大でコスモスホールとデイケアホールでの開催が続いていましたが、運動会といったらやっぱり青空の中での開催が良いですね。

今回は、普段体をあまり動かされないメンバーさんやレクリエーションに取り組むのが苦手なメンバーさんも参加されていて、いつもよりスタッフも微笑ましく取り組むことが出来ました。何より、大きな事故も怪我もなく終わることが出来たのが良かったです。

これからもデイケアでは、メンバーさんとスタッフが一緒に楽しめる季節感を感じられるイベントを行っていきたいと思います。

11月の月間イベントは「デイケアコスモス祭」です。またその内容もお知らせしたいと思いますので、お楽しみに。

オレンジカフェ「養心亭(ようしんてい)」が、戸田病院1階にオープン!

医療法人髙仁会 戸田病院 認知症疾患医療センターは、

2023年12月1日(金)より戸田病院1階にて

オレンジカフェ「養心亭」をオープンします。

オレンジカフェ(認知症カフェ)とは?

認知症の方やご家族の方、地域の住民が気軽に集い、

お茶を飲みながら、交流できる場所です。

地域コミニュティと関わりを保てるようになり、

知り合いや友だちができたり、息抜きができたりします。

悩みを共有したり、情報交換したり、

相談できたりすることもメリットです。

戸田病院オレンジカフェ「養心亭」は

病院内にある常設型のカフェで、

予約不要・料金無料でご利用できます。

認知症もしくは疑いの方、そのご家族、

地域で認知症に関わる人達が

気軽に利用できる憩いの場をご提供いたします。

認知症疾患医療センター職員が常駐しており、

認知症に関しての様々なお悩みを気軽にご相談いただけます。

外来待合室に隣接しており、認知症診療の前後にご利用いただけます。

また認知症疾患医療センター主催の様々なセミナーや研修会、

イベントを企画・開催し、情報発信をする地域拠点となることも目指していきます。

オレンジカフェ「養心亭」 運営概要

[オープン時間]月~土 9:00~16:00(祝日含む) 

※2023年12月1日より開始

[場所]戸田病院 新館1階(正面玄関すぐそば)

[ご利用対象]認知症もしくは疑いの方、そのご家族、地域で認知症に関わる人

[備考]料金無料・予約不要

オレンジカフェ「養心亭」に関するお問い合わせ先

医療法人髙仁会 戸田病院 認知症疾患医療センター

〒335-0026 埼玉県戸田市新曽南3-4-25(戸田病院内)

Tel.048-433-0090

Fax.048-433-0091

「ハロウィーンのお楽しみ献立」(栄養課)

皆様こんにちは。戸田病院栄養課です。

10月に提供させていただいたお楽しみ献立をご紹介いたします。

メニュー

・カニピラフ

・かぼちゃのクリームシチュー

・野菜のレモンマリネ

・コンソメスープ

・ハロウィンデザート

以上の献立で提供しました。患者様からの反響も寄せられている為、ご紹介いたします。

「ハロウィンらしい献立だった。」、「カボチャが甘くて美味しかった。」

「シチューとカボチャが合う。」、「シチューとピラフでボリュームが凄かった。」

「季節を感じられるメニューで良かった。」

ご紹介する時期が遅くなってしまいましたが、季節に合わせたお食事を患者さまへ提供しています。入院生活の小さな励みになっていただければと思って栄養課一同、心をこめて調理しております。

「症状と薬についてのミーティング」(心理室)

開放病棟での心理教育プログラム「症状と薬についてのミーティング」についてご紹介します。

このプログラムでは症状、薬とストレスとの付き合い方、退院後の生活のポイントなどを少人数で学びます。講義は心理士だけでなく、他の職種のスタッフも行います。薬の回は薬剤師が担当し、薬の効果、副作用などに関する説明の他、患者さん自身が日ごろ感じている薬の疑問点や気になる点について直接質問に答えていきます。また退院後の生活の回では、グループホームの職員が日々の暮らしのポイント、社会資源、当院のグループホームでの生活の様子を説明します。

治療についての知識や退院後の生活への具体的なイメージを持つことで、患者さんが前向きにリハビリを進めていくきっかけになることがあります。退院後も安心して地域生活を送れるよう心理室もサポートしていきます。