第10病棟 「QOL」を考える

今、第10病棟(認知症濃厚治療病棟)では、患者様のQOL(quality of life)について真剣に考えるようになりました。先日のミーティングでは、QOLを考える前に、大前提として、①苦痛の軽減(身体面・精神面)②合併症の予防(転倒・肺炎・褥瘡・感染等)③環境整備(清潔で快適な環境・安全な環境)が大切であることを確認しました。その上で、第10病棟へ入院中の患者様にとって、「QOLを向上させるには、どのような取り組みが出来るのか」という事について、活発な意見交換がなされました。まずは、食事やプログラムの合間の空き時間をもっと有効活用し、余暇として楽しめる時間にしたいと考えております。

栄養課 2月12日 お楽しみ献立

献立のテーマ バレンタイン

献立内容

・マッシュルームライス(軟菜食 マッシュルームリゾット)

・ハヤシルー

・野菜のマリネ

・ハートのチョコプリン

以下患者様からの感想になります。

(好評)                                           

・ハヤシライスすごく美味しかった。

・ハヤシライスおかわりがしたいほど美味しかった。

・毎日でも食べられるくらい、美味しかった。

・牛肉が入っていて嬉しい。

・牛肉がたくさん入っていて、嬉しかった。

・牛肉が軟らかくて美味しかった。

・家庭で食べた味つけに似ていた。

・マッシュルームライスの香りと味がよかった。

・リゾットが美味しかった。

・マッシュルームリゾットの名前がおしゃれだった。

・ハート型のプリンで可愛かった。

・デザートがあるだけで嬉しい。

・チョコプリンが甘くて美味しい。

(改善・要望)

・お肉がぜんぜん入っていなかった。

・味付けご飯じゃない方が良い。ルーが美味しいのに勿体ない。

・いつもドレッシングが良かった。

第8病棟 音楽っていいよね

こんにちは。今回は、第8病棟(認知症急性期治療病棟)作業療法のプログラムの1つ、『音楽鑑賞』の紹介をします。

 音楽鑑賞では、患者様からリクエストを募り、曲を流しています。昭和の名曲から最近の曲まで様々な年代の歌があり、皆さん「懐かしいね、私が高校生の時の曲だよ」と昔話に花を咲かせたり、「この曲良い曲ね、何て曲?誰がリクエストしたの?」などと自然と会話が生まれ、患者様同士の交流の場にもなっています。また、曲に合わせて歌ったり手拍子をしたり、時には踊ったりする方もいらっしゃり、集団でも個人でも皆さんそれぞれ違った楽しみ方をされています。このように、音楽鑑賞は多くの方が参加する人気のプログラムの1つとなっています。

心理室 行動活性化 (Behavioral activation, BA)

心理の集団プログラムにはいくつか種類がありますが、その中に集団プログラムの導入として、入院中のどなたでも参加できるプログラムがあります。先日はそこで、アイスブレイクとしていくつかのお題に沿ったトークをしていただきました。

参加者の方の年齢や経歴はさまざまですが、他の方の「自分の小さい頃はこういうお店が近所にあって…」「私は昔はこれが好きだったけど今はこうで…」という語りを聞きながら、うなずいている方も、新鮮に感じている方もいるなど、お互いの距離が縮まる時間となったようです。

始めは「自分はそのお題についてあまり詳しくないから…」と感じていた方でも、そう言って下さることで次の話題につながったり、別のところで他の方と共通点が見つかったりして、会話が弾むこともありました。

お題は身近なものですが、気分が沈みやすくなっている状態においては、こうした活動が行動活性化といって日常の中で楽しみや達成感を覚える行動を増やすことにつながっていきます。今後も、こうしたコミュニケーションの場を入院生活の中でご提供できたらと思っています。

静養病棟 睡眠の質を高める

こんにちは。戸田病院静養病棟(ストレスケア病棟)です。

睡眠時間は個人差があると思いますが、生理的に必要とされる睡眠時間は5時間程度と言われています。一般的には、起床後に「よく寝た、気持ちよく目覚めることができた」と自覚ができる睡眠時間が適した睡眠時間だと考えられます。

睡眠の質を高めるために。就寝前のカフェイン摂取や喫煙は避ける。睡眠薬代わりに寝酒はしない。お風呂は38℃程度のぬるま湯で血行を良くし、自律神経のバランスを整える。就寝1~2時間前はリラックスした状態にするため、スマートフォンやゲームなどの液晶画面は使用せずに、ストレッチや落ち着いた音楽を聴く。

こころの安定を図るためには、活動と休息のバランスが重要です。まずは、しっかりとした睡眠を得ることで、活力ある生活が送れると思います。

第3病棟 音楽療法がもたらす効果

皆さんは「音楽療法」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

音楽療法とは、音楽の特性を生かしたプログラムによる治療方法の1つです。メンタルケアや認知症の進行抑制など、様々な場面で取り入れられています。

音楽には、心身に与える効果(ストレス軽減・不安の緩和)や、人間関係に与える効果(コミュニケーションの促進など)があると言われています。皆さんの中にも、音楽を聴いてリフレッシュしたり、嫌なことが忘れられる経験をした方も多いのではないでしょうか。当病棟でも、隔週でピアノの演奏を、患者さんのリクエストに合わせて実施して頂いたり、カラオケや音楽鑑賞など、音楽を取り入れた作業療法プログラムがあります。

患者さんの多くが、積極的に参加する人気のプログラムでもあります。コロナ禍ということもあり、遠慮されがちなプログラムではありますが、音楽の力が偉大であると、日々感じています。行動が制限されがちな社会ではありますが、様々なプログラムでこれからも患者さんが笑顔になれる取り組みを行っていきます。

第4病棟 バレンタインデーはハートの模様♡

寒さが毎日続いています。2月には初雪がふりました。窓から眺める雪景色は何か神秘的ですね。

クラフトでは2月のハートのバレンタインのカレンダーを作成しています。とても繊細に仕上がりました。細かい作業がですが、折り紙を貼ったり色を塗ったりすることで脳の活性化に繋がり、コミュニケーションの場となっています。患者様が日々楽しく作業療法に取り組んでいただけるよう、今後も作業療法士を中心に取り組んで参りたいと思います。

第6病棟 個々の「できる」を支えたい

こんにちは、第6病棟です。

寒さも和らぎ、温かい陽気を感じられる日々となってきましたね。ぽかぽかと温かい日差しが部屋の奥まで差し込み、ウトウトと居眠りをしている患者様も見かけられます。第6病棟では、天気の良い日は患者さま自身で洗濯を行い、スタッフと一緒に中庭まで洗濯物を干しに行きます。病棟内にある洗濯機は2台のため、他の患者さまと被らないように朝早くから起きて洗濯する患者様もいらっしゃいます。

自分自身のできることが増えていくと、患者様の活力がより沸いているように感じられます。今後も患者様が1日でも早く退院できるよう個々の「できる」を支えていきたいと思います。

第8病棟 癒しの空間

第8病棟(急性期認知症病棟)では回想法や音楽療法、運動療法を行っており、その患者様にあったものを取り入れています。

レクリエーションの中では、特に音楽関連のものが好まれており、みなさんの希望もあって病棟内で消灯時間や作業療法の時間以外はオルゴール等の音楽を流すことになりました。

患者様からはもちろん職員からも好評で病棟内はいつも穏やかな時間が流れています。今後はなにかリクエストを募って、好きな歌を聞いて過ごしていただけるような空間を作っていきたいと思います。

第10病棟 2月といえば…

外を歩けば肌寒く、道行く人皆防寒着が必須となっている今日この頃。冬の寒さを感じつつ、患者39名参加となりました。

2月といえばバレンタイン。という事で、病棟ホールにてバレンタインパーティーを開催いたしました。参加者皆に、カフェラテを配り、和気あいあいと活気のあるパーティーになったと感じております。また、サプライズで、チョコレートをお配りしたのですが、普段あまり口にしない物の為か、患者様から大人気であり、スタッフ一同とても喜ばしく感じられました。

今後も、月毎のイベントに特化したレクリエーションを考察し、喜んで頂きたいなと思います。