集団認知行動療法

新年を迎え、2020年が始まりました。

第8病棟では、集団認知行動療法を週1回のプログラムとして、入院期間中、計8回実践しております。
1回90分という時間ではありますが、小休憩を挟みながら負担を最小限に提供する事を心がけています。

集団では他の患者様と思いを共有することで「自分だけではない」という安心感やまた多種多様な考え方に触れる事で、考え方の「クセ」を見直す事につながっております。
認知行動療法はそういった、自分の中での「気づき」こそがとても重要であり、私たちはそういった患者様が気づきの中で成長していく過程をサポートしております。

もちろん集団が苦手な方には個別的な関りも行っております。
多種多様な個性を大切に共に成長していけるストレスケア病棟です。
もし、悩みごとや抑うつでお困りの方、ぜひご相談下さい。

初詣

新年を迎え、1月上旬のある晴れた日、私たち第2病棟では、病棟レクリエーションの一環としてに行きました。片道15分ぐらいかけて、冬の冷たい空気を感じながら、のんびり歩きます。

順番に並び、事前にそれぞれが用意したお賽銭を投げ、手を合わせます。真剣な顔、穏やかな顔、長く目を閉じている方、あっという間に目を開ける方など、その様子はさまざまです。「晴れてよかったね」「初詣に来られて嬉しい」といった言葉も聞かれ、皆にとって良い年になるように願いながら、帰路に就きました。

病棟レクリエーション

第一病棟ではリハビリーションの一環として病棟レクリエーションを行っています。

一月は社会復帰に向けた援助として料理教室を催し、手作り餃子作りを行いました。具材はスタッフが準備して、包みから焼きまでご自身で行ってもらいます。お料理が不慣れな方にはスタッフがアドバイスをして作っていただきました。ヒダを作るのに苦戦もしていましたが皆様楽しそうに調理していました。病棟内にいい香が漂って、熱々の出来たてを食べました。 「自分で包んだ餃子は美味しい」「焼き立ては美味しいね」との声を頂き、余暇時間の充実を図っています。入院中でも日常に沿ったお料理レクを企画しており、今後はお好み焼きや、クレープを行なっていく予定です。

2020年2月の休診・代診のお知らせについて

外来診療担当の休診・代診についてご案内しています。
緊急の場合は掲載されないこともございます。ご了承ください。

休診

情報発信日 日付/曜日 診療科 午前/午後 診察室 担当医師 代診医師
2020年2月1日(土) 2020年2月11日(火) 精神科 午前 3診 西脇 休診
2020年2月26日(水) 精神科 午前 3診 加藤美 休診
2020年2月28日(金) 精神科 午前 3診 加藤美 休診

 

代診

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関連リンク

外来担当表

2月24日振替休日の外来診療について

2月24日(月)振替休日は通常通り外来診療を行っております。

< 戸田病院の外来休診日>
日曜日、ゴールデンウィーク(5月3日~5月5日)、お盆(8月13日~8月15日)
年末年始(12月30日~1月3日)となっております。

2月11日建国記念の日の外来診療について

2月11日(火)建国記念の日は通常通り外来診療を行っております。

< 戸田病院の外来休診日>
日曜日、ゴールデンウィーク(5月3日~5月5日)、お盆(8月13日~8月15日)
年末年始(12月30日~1月3日)となっております。

作業療法プログラム

今月の作業療法室の活動は、第3病棟の作業療法プログラムでもある院外レクで行った初詣を紹介します。

第3病棟(男性閉鎖病棟)では季節ごとに、季節感を感じる企画を実施しています。毎年一月には、初詣を企画していて、今年は10人の患者さんが参加しました。

天気はあいにくの曇り模様で、冬の寒さを感じて、お寺まで散歩しました。お寺についたらお賽銭を握りしめて、一人ずつ参拝を行いました。「今年も健康で過ごせます様に」、「早く退院出来ます様に」と参加した方は各々のお願い事をしていました。

みなさん楽しめたようで、笑顔も多く見られました。今後も患者さんの楽しめる企画を行っていきたいです。

『1月のお楽しみ献立』

1月1日に今月のお楽しみ献立としてお節を提供しました。
献立内容は、こちらです。

・赤飯
・お節
・祝いなます
・雑煮風
だて巻き、黒豆、きんとんの甘くやさしい味付けが、男性・女性両方の患者さまからとても好評でした。
黒豆は黒く日焼けするほどマメに、勤勉で健康に働けるようにとの願いが、
だて巻きは形が巻物に似ていることから、知識が増えるようにとの願いが、
きんとんは黄金に例えて、豊かな1年を過ごせるようにとの願いが込められているのだそうです。

皆さまにとって、今年1年が良い年になりますよう、願っております。
寒い日が続きますので、お体に気を付けてお過ごしください。

クリスマス会

12月下旬、第2病棟ではクリスマス会を開きました。2週間前からポスターを掲示し、少しでも多くの方に楽しんでもらおうと、参加を募る声かけをしました。ビンゴゲームをメインとして、参加人数に合わせた景品を事前に準備していましたが、当日は、予定人数より多くの患者さんに参加してもらうことができました。

視力・聴力低下のある患者さんには、ホワイトボードへ番号の表示、職員が近くにいてサポートします。しかし、職員のサポートが不要なぐらいに、患者さん同士で「この番号あるよ」「リーチだよ」と助け合う様子があちこちで見られました。「リーチ!」「ビンゴ!」と、挙手とともに楽しそうな声が聞こえ、参加された皆さんに満足していただけるクリスマス会となりました。

心理室の活動

今回は開放病棟の心理教育ミーティングについてご紹介します。

開放病棟では、退院後の生活を見据えて心理教育ミーティングを行っています。心理教育とは、病気や疾病に関する必要な知識や情報を知ってもらう機会を広げ、障害や病気を抱えた人がどのようにその問題や困難に対処していくか一緒に考えていくプログラムです。協働して考えていくことでこの先に対する見通しを立てたり、問題に取り組みやすくなると言った効果も確認されています。当院では急性期病棟のほかに、開放病棟で退院準備に向けた取り組みを始めている患者様を対象に当プログラムを実施しています。

今回は「薬について」話題提供しました。精神科の治療において基本となる薬物療法について、どのような効果を感じているのか、逆にどのような疑問や不安を抱えているか取り上げていき、継続的に服薬治療を受けていくのに必要な知識や情報を伝えていきます。今回参加されていらっしゃる患者様は、「躁とうつの幅が狭くなった」「誇大妄想に左右されていたが、それが和らいで生活しやすくなった」「入院前ストレスを感じてテレパシーが聞こえるようになったが、服薬するようになってそれがなくなり、雑誌を読んだりすることができるようになった」など、服薬する前と後での変化をきちんと言葉にして表現することができていました。このように服薬に関して一定の効果を自覚でき、言葉で表現できることは、この先継続して服薬していくのに非常に大きな動機づけとなります。しかし一方で薬には辛い副作用もあり、それで悩まされる方も多くいらっしゃいます。また不安な点は持っているけれどもなかなか相談しづらかったり、自分の経験していることが副作用なのかどうかさえも自分ではよくわからないといった意見もあがりました。

次回はこの副作用や薬に関しても疑問や不安な点について、薬剤師とともに討議し、少しでも継続して治療を受けられたり、自分自身の症状を振り返られる動機づけができればと考えています。