平成30年6月休診・代診のお知らせ

休診

現在、お知らせはありません

代診

現在、お知らせはありません

5月分作業療法活動

今回は、第8病棟(ストレスケア病棟)の作業療法プログラムで行っている、手芸を紹介します。
手芸は、ビーズ細工、刺し子、ヘンプを使った編み物、オリジナルの小物が作れる羊毛フェルトなど
様々な種目の中から、好きなものを選んで取り組める活動です。

短時間で完成する比較的簡単なものから始める方が多いですが、慣れてくるとスタッフと相談し
何日もかけてオリジナルの作品を作る方もいらっしゃいます。
参加者からは「楽しかった」「作りたいものがたくさんある」との声も聞かれ
また、参加者同士で教え合うなどの交流の場にもなっており
入院生活における気晴らしや気分転換となっている方も多いようです。

平成30年5月2日から外来担当表が変更になります

心理室の活動

今回は、当院開放病棟で週に1度行っている「SST(社会技能訓練)」をご紹介します。このプログラムでは退院後の生活を視野に入れ、地域でより過ごしやすく生活できるよう主としてコミュニケーションの向上を目指した取り組みを行っています。プログラムでは、毎回1つのテーマ、例えば「上手に断る」、「わかりやすく言いたいことを伝える」などに沿って、どのようにすれば上手くコミュニケーションできるのかを学び、練習していくことを中心に行っています。具体的には、まず獲得したいスキルについてコツを確認し、それを使って困った場面に対してどのように対処するのかを患者さんに観察していただきます(スタッフが目の前で実演します)。その後、患者さん同士がペアになって実際に自分でも同じ様にやってみるというロールプレイを行います。また、その場限りではなく、できたら日常生活の中でもスキルを使ってみることをお勧めし、次の回ではその成果を報告し合います。グループで取り組むことで相互作用が生まれ、お互いの力を高められることが期待できます。

またコミュニケーションを通したゲーム行うこともあります。写真はその時のサイコロスピーチ(1~6それぞれにテーマが設定されており、出た目のテーマに沿って発表するというゲーム)をしている様子を写したものです。テーマがあると、話しやすくなるので皆さんしっかりお話され、盛り上がります。スタッフは患者さんが楽しみながらコミュニケーションを行えるように毎回工夫をしながら取り組んでいます。

 

作業療法室の活動

第一病棟のOTレクリエーションでは、集団創作活動の一環として、『ちぎり絵』を行いました。
患者さん同士で相談しながら、折り紙をちぎり、鯉のぼりの台紙に、模様をつけ、色づけし
それぞれ役割分担をして、一つの作品を完成させました。
最後にみなで意見を出し合い、「子どもの日~元気のよい・こいのぼり」というタイトルをつけました。

認知症病棟より

4月上旬、認知症病棟から見える桜並木はピンク色に染まり、患者様やご家族だけではなくスタッフの気持ちも和ませてくれました。
戸田病院の中庭にも桜の木があり、病棟レクとして患者様と中庭に出てお花見をしました。
入院中、あまり外の空気を吸うことが出来ないので
中庭に出て「気持ちがいい。最高だわ。」「桜がきれい。窓越しではない桜が見られて本当に嬉しい。」と大変よろこんでおり、桜以外の野の花も沢山咲いていて、地面のその花にも目を向けながら、体で春を感じられた時間を過ごし、最後にみんなでレモン味の甘酒を頂いて病棟に戻りました。
また患者様と外の空気を吸うための機会を作りたいと思っています。

平成30年4月9日から外来担当表が変更になります

心理室の活動

静養病棟『心理のつどい』のご紹介②

数か月前にご紹介させて頂いた、静養病棟で行なっている『心理のつどい』。前回は季節柄体調の優れない方が多かったのですが、今回はたくさんの方がプログラムに参加され、暖かで有意義な時間を過ごせましたので、その様子を紹介したいと思います。

今回は、前半で桜をはじめとした季節の花をテーマにした話題を提供しました。特に桜は皆さんにとっても身近なものですので、桜の話題になると「去年シルバーカーを押した母と桜の木の下を散歩しました」と回想される方もいれば、「やっぱりお花見、宴会だよね」とウキウキした表情を見せる方がいらしたり、「桜って入学式でしたよねぇ」等々、と自然とそれぞれの体験と桜の思い出を重ね合わせられていました。

また後半では「色」に関する質問をし、用意した色画用紙から答えに当てはまる色を選んでもらうというゲームをしました。「好きな色は?」の質問に「亡くなった主人が好きなので赤ですね」とご主人との思い出を回想される方がいらっしゃいましたし、「着てみたい服の色は?」の質問に男性が「黒がいい」と答えると「そうね、あなた似合いそうねぇ。でも私はオレンジよ(笑)」と他の方の趣味指向に関心を抱いたり、参加者同士で積極的にコミュニケーションを取られる様子が見られました。

身近な桜や色を話題としたこともあるのかもしれませんが、いつにもまして皆さん積極的で、生き生きとした表情を浮かべられていました。皆さんの素直な感覚や気持ちが感じられたひとときでした。今後もこうした皆さんが感覚や気持ちに触れていく中で、認知機能の回復や自尊心・自立心の向上に一助担えればと思います。

平成30年4月1日より外来担当表が変更になります

認知症病棟での作業療法

3月23日、気温も上昇してきた温かい病棟ホールでクラフトの作業療法が行われました。
細かい手作業なので、女性の患者様が好んで参加されることが多い作業療法です。
カレンダーに貼る数字を切り貼りしたり、季節に合わせた風景の貼り絵をしたりします。
今回は4月のカレンダー作りだったので、桜の花を紙で作り貼り付けました。
このような作業に集中することは認知症の進行を予防することに繋がります。
完成したカレンダーは病棟ホールの壁に飾られるので、病棟を華やかにしてくれることでしょう。
病棟から見える桜が満開になったら、患者様とお花見に外出したいと計画中です。