認知症病棟:病棟レクリエーション

10月18日、病棟ホールで病棟レクリエーションが行われました。
今月はボーリング大会です。
ボーリングのピンはペットボトルを、ボールは大きめのバスケットボールを代わりに準備しました。
ボールをバスケットボールにしたせいか、下からより上からボールを投げる患者様が多かったですが、ペットボトルにボールが命中し沢山倒すことができると「おーーーっ」と周囲から歓声も上がり、笑顔も多く見られました。また、車椅子の方でも参加して頂けるので、上半身の運動にも繋がります。
点数を白板に書き込んでいき、優勝者には大きな拍手がおくられました。

【バリデーションについての続き】
前回、言葉を使わないテクニックからアイコンタクトについてご紹介させて頂きましたが今回は2つ目の「ミラーリング」について説明したいと思います。
「ミラーリング」とは言葉の通り「患者様を映す鏡になる」ということです。患者様の真正面に向き合って鏡になり、同じ表情、同じ姿勢、同じ動作を映し出します。
例えば患者様の行う繰り返し動作。一見すると意味のないように思われる患者様の繰り返し動作をミラーリングすることで、その感情に近づき、ある時点でその感情を分かち合うことができるようになります。
そして分かち合った感情をこちらが言語化することによって、患者様を分かろうとしていること、あるいは分かち合ったことを伝えることが可能になります。
ミラーリングする中で辛さを分かち合ったら「辛いんですね」と繰り返し、動作の中から今まで大切にしてきたことを感じ取ったのなら「今まで大切にしてこられたんですね。頑張ってこられたのですね」と言葉にして伝えます。これは認知症の初期の患者様に適応するテクニックではなく、言葉で思いを表現できなくなってしまった患者様に適応となります。言葉で表現することが困難になっている患者様が「分かってもらえた」と感じることができたら救われるはずです。そのためのテクニックになります。

閉鎖病棟合同SST

今回は閉鎖病棟合同SSTの活動についてご紹介します。
「SST」とは社会生活を送る上で必要なコミュニケーションスキルを向上させていくプログラムの事です。
閉鎖病棟合同SSTでは、開放病棟へ行くことを目指し自分の気持ちや意見を伝える練習、断る練習、頼みごとをする練習等、日常生活で必要な様々なコミュニケーションについて練習しています。

SSTは半年間を1クールとし、半年ごとにメンバーを変えてSSTに取り組んでいます。
この日は新しいメンバーになって3回目のSSTで、「来るだけでも緊張します」と言う方も中にはおり
グループ内には緊張感が漂っていたので、この日のウォーミングアップでは「私が思っているものは何でしょう」というゲームを行ないました。
これは「はい/いいえ」で答えられる質問だけをしながら、相手の思っているものが何かを当てるゲームです。例えば、「それは食べ物ですか?」「それは甘いですか?」等聞いて答えを絞っていきます。まだお互いがどういう人かもわからない中で行なうため、答えを当てるのは意外と難しく、メンバーもスタッフも一致団結しなければなかなか答えを当てられません。しかし、そうして必死に考えるうちに自然とコミュニケーションも生まれ、正解したときには皆さんの表情も和らいでいました。

その後は、コミュニケーションに関するチェックリストを行ないながら、自分の普段のコミュニケーションについて振り返り、「自分の気持ちを言えているか」「嫌な頼まれごとを断れるか」等、様々な項目をチェックしてみると、「あまり自信がない」と思っている方が多く見られました。
これからのSSTでは、皆さんがあまり自信がないなと感じている場面を1つ1つ取り上げながら、「どうしたら相手に上手く伝わるか」を一緒に考えて練習していきます。半年後、再度このチェックリストを行なった際には、少しでも「自信がある」にチェックがつけられるよう、頑張っていきたいと思います。

閉鎖病棟合同SST

今回は閉鎖病棟合同SSTの活動についてご紹介します。SSTとは社会生活を送る上で必要なコミュニケーションスキルを向上させていくプログラムです。閉鎖病棟合同SSTでは、開放病棟へ行くことを目指し、自分の気持ちや意見を伝える練習、断る練習、頼みごとをする練習等、日常生活で必要な様々なコミュニケーションについて練習しています。

SSTは半年間を1クールとし、半年ごとにメンバーを変えてSSTに取り組んでいます。この日は新しいメンバーになって3回目のSSTでした。「来るだけでも緊張します」という方も中にはおり、グループ内には緊張感が漂っていました。そのため、この日のウォーミングアップでは、「私が思っているものは何でしょう」というゲームを行ないました。これは「はい/いいえ」で答えられる質問だけをしながら、相手の思っているものが何かを当てるゲームです。例えば、「それは食べ物ですか?」「それは甘いですか?」等聞いて答えを絞っていきます。まだお互いがどういう人かもわからない中で行なうため、答えを当てるのは意外と難しく、メンバーもスタッフも一致団結しなければなかなか答えを当てられません。しかし、そうして必死に考えるうちに自然とコミュニケーションも生まれ、正解したときには皆さんの表情も和らいでいました。

その後は、コミュニケーションに関するチェックリストを行ないながら、自分の普段のコミュニケーションについて振り返ってみました。「自分の気持ちを言えているか」「嫌な頼まれごとを断れるか」等、様々な項目をチェックしてみると、「あまり自信がない」と思っている方が多く見られました。これからのSSTでは、皆さんがあまり自信がないなと感じている場面を1つ1つ取り上げながら、「どうしたら相手に上手く伝わるか」を一緒に考えて練習していきます。半年後、再度このチェックリストを行なった際には、少しでも「自信がある」にチェックがつけられるよう、頑張っていきたいと思います。

インフルエンザ予防接種のお知らせ

2018年10月20日からインフルエンザ予防接種を実施します。
対象者は、当院にて外来通院中の方のみです。
料金についてはお電話でお問い合わせ下さい。
64歳以上で生活保護、非課税世帯の方は、助制を受けるために手続きが必要になりますので
下の表を参照して下さい

 

平成30年10月16日から外来担当表が変更になります

平成30年10月1日から外来担当表が変更になります

認知症病棟レクリエーション

9月22日。今月の病棟レクではゲートボール大会が行われました。
以前もご紹介しましたが、病棟レクは病棟スタッフが中心になり
毎月どんなことを実施するか話し合うことからスタートします。

患者様皆様が楽しめて、尚かつ頭や身体への刺激になり、病状改善にも繋がること。
行うことが決まったら次は必要な物の準備が始まるわけです。
今回は打ったボールが入るための容器をペットボトルで作成し
当日には病棟ホールにビニールテープでコースを作りました。

60名の患者様が入院されている中で、一人でも多くの患者様に参加して頂けるよう声掛けも行います。
参加してくださった患者様の中には、入院前にゲートボールを好んで行っていた方もいて
とても上手にボールを打っていました。
ペットボトルで作ったゴールにボールが入ると周りの患者様から「おーっ」と歓声も上がり
笑顔も多く見られました。

10月の病棟レクでまたなにを行うか…病棟スタッフは今から考案中です。

 

9月分作業療法室活

今回は、第5病棟(女性閉鎖病棟)の作業療法プログラムでもあるレクリエーションを紹介します。
今年度から新たなプログラムとして始めたレクリエーションですが、患者様にはとても人気があり、今月は『ストラックアウト』を行いました。

ストラックアウトは的をめがけてお手玉を投げるゲームです。閉鎖病棟は20代の方から車椅子の方もおり、身体能力にも差があります。体力に自身がある方は後方からお手玉を投げる方もいますが、車椅子の方に関してはご本人の能力を考慮した上で作業療法士が的との距離感を調節してそれぞれが楽しめるように工夫をしています。

また、患者様にも得点の計算を行ってもらうことで身体だけではなく頭を使い、他患者様の取り組む様子にも関心を向けて個人としても集団としても楽しめるようにしています。

平成30年9月休診・代診のお知らせ

外来診療担当の休診・代診についてご案内しています。
緊急の場合は掲載されないこともございます。ご了承ください。

休診​

情報発信日 日付/曜日 診療科 午前/午後 診察室 担当医師 代診医師
 30年9月1日(土) 30年9月1日(土) 精神科 午前 第3診 大谷 休診
 30年9月3日(月) 精神科 午前 第2診 原田 休診
 30年9月4日(火) 精神科 午前 第1診 吉川 休診
 30年9月14日(金) 精神科 午前 第1診 興津  休診
 30年9月22日(土) 精神科 午前 第1診 髙橋 洋子  休診
 30年9月26日(水) 精神科 午前 第3診 加藤 美世子  休診

 

代診​

情報発信日 日付/曜日 診療科 午前/午後 診察室 担当医師 代診医師
 30年9月1日(土) 30年9月1日(土) 精神科 午前 第2診 中山 加藤 哲也

 

関連リンク 外来担当表

心理室の活動について

今回は、当院静養病棟で週に1度行っている集団精神療法の活動について

ここでは、入院集団精神療法『心理のつどい』を行っています。
静養病棟の入院患者様に多い軽度の認知症状のある方向けに、認知機能の回復をめざしたプログラムを提供しています。
この日は広島平和記念日のお話をしました。
原爆ドームの名前で知られている広島平和記念碑を実際にご覧になったことはあるか尋ねますと、何人かの患者様の手が挙がりました。お話を伺うと「昔の事だから…」と言葉を濁される方もいらっしゃいましたが、中には「今みたくきれいになってなくて昔はもっと悲惨でした」と当時ご覧になった印象をお話してくださる方もいらっしゃいました。他の患者様は静かに耳を傾ける方もいらっしゃれば、頷きながらお話を聞く方もいらっしゃいますし、これをきっかけにして思い出したのか隣の方とお話される方もいらっしゃいました。いずれにしても、提供した話題をきっかけにして患者様同士のコミュニケーションが増えるのは、この会の目的の一つです。

プログラムの後半では毎回ゲームやクイズを行ってから、最後に季節の歌を皆さんで歌います。今回は、8月と聞いて思い浮かぶものを何でも自由にお話してもらいました。初めはなかなか出て来なくても、司会者や看護師さんたちのヒントから思い浮かべてお話してくださったり、それを聞いて思い出したりなど患者様によってさまざまな反応をされていました。最後に、今月の歌の「浜辺の歌」を皆さんで歌いました。音もリズムもとりにくい歌ですがとても情景が浮かびやすい歌詞で、皆さん思い思いに歌ってくださっていました。

 

静養病棟での『心理のつどい』では、このように言葉のゲームや季節にちなんだ内容や歌、日付にちなんだ出来事等のご紹介などを通して、頭を働かせたり四季を感じたり過去を振り返ったりすることで認知機能の維持や改善、意欲の向上をめざしています。