第6病棟は病状が安定し、食事や入浴など御自身で行える患者さんが社会復帰を目指し、入院治療を送られています。
病棟での支援として、内服薬の管理やロッカーの使用・小遣い管理といったことを、患者さんができるように取り組んでいます。また、病院の近くにあるスーパーマーケットや駅等へ付き添い、患者さんが一人で外出ができるよう支援を行っています。退院前には自宅や退院先の施設退院に向けた訪問、また必要な日用品を買い物に行くといった支援も行っています。患者さんが安心して退院後の生活が送れるように、今後も支援活動を行っていきます。
カテゴリー: お知らせ
第3病棟の機能は男子重度濃厚治療病棟です。
第3病棟に入院されている多くの患者様は急性期治療を終えるも、病状が不安定であり、入院治療が長期化した患者様の治療を行う病棟です。
その患者様は、日々病棟内で生活する時間が長いため、外気に触れる時間もなるべくとれるように取り組んでおり、定期的に戸田病院の敷地内にある中庭に出て、ボールを使ったレクリエーションや散歩の時間を作るといった取り組みを行い、患者様の気分転換や外気に触れることで精神症状を和らげる目的で活動を行っています。
特に今月4月は中庭にある綺麗に咲く桜がある為、患者様数名で中庭に行き「花見」を実施しました。桜の花びらが舞う中、桜にまつわる歌などスタッフと患者様と共に歌い和やかな雰囲気で過ごしますが、最終的には「花より団子」。食事ではないですが、飲み物を用意し、皆さまに配ると飲みものに集中する時間があり、誰も話さず静かになった時間がありました。しかし、また話をすると笑みが出るなど、終始楽しく過ごせた花見でした。
今後も季節に合わせたイベントを開催し、入院治療に少しでも手助けできるきっかけが出来たらと考え、これからも担当医初め、病棟看護師やケアアシスタント、他コメディカルと連携を密に行い一丸となって患者様の病状改善に努めていきます。
【バリデーションについての続き】
前回までバリデーションのテクニックについてお話をしてきました。
認知症の方と生活を共にされるご家族の苦悩は我々の想像を超えるものかもしれませんが、バリデーションを知ることでご家族の精神的負担を減らす手助けになります。認知症の方は自身の気持ちを整理して伝えることは困難になるので、バリデーションを活用できれば、認知症の方の気持ちを感じ取り、分かち合うことができるようになります。認知症病棟でもスタッフが日々、患者様の訴えや行動に対して迷うこともありますが、理解したい、分かち合いたいという思いでバリデーションを実践しています。実践を続ける中で、患者様と気持ちが繋がった時の喜びを活力に、これからも邁進していきます。
第2病棟レクリエーションとして、任天堂Wiiでのゲーム大会を開催しました。
今回はチャンバラ、アーチェリー、ボウリングの3種目を順に行います。
まずはチャンバラからスタート
2名での対戦形式なので、応援も盛り上がり、白熱した試合が繰り広げられました。
続いてはアーチェリー
Wiiゲーム大会は以前にも行っていますが、アーチェリーは初挑戦という方が多く
低スコアが続きます。「あぁ~」という溜め息も聞こえてきますが、その分、高得点のときは皆で大拍手の大盛り上がりです!
最後はボウリングの100本倒しゲーム
参加者が多くいる中、ただ1人だけ100本倒しのパーフェクト達成!アーチェリーの盛り上がりを超える拍手と賛辞が送られます。
楽しい雰囲気の中で、ゲーム大会は閉幕となりました♫
静養病棟は長期療養を必要とされる方が入院されています。
入院療養の場であっても日常と同じような生活ができるよう個別看護を実施しており、
静かで安らぎのある空間を提供できるよう個室を中心とした作りになっています。
静養病棟にはテラスがあり、外の空気に触れながら花や野菜を育てることで季節の変化を感じ、楽しみや喜びが持てるよう園芸を行っており、今月は枝豆、ナス、パプリカ、トマト、ゴーヤ、きゅうり、小玉スイカを植えました。
夏頃の収穫を楽しみに毎日の水やりを頑張っています。
今月のは、第2病棟(男性開放病棟)で行っている園芸活動を紹介します。
園芸活動では、昨年から育てている玉ねぎの収穫を行いました。昨年の秋に植え付けした玉ねぎが春になり、見違えるほど大きくなったため患者さんも驚いていました。収穫時期が遅れたためか、葉の部分が成長しすぎて実も小ぶりでしたが、患者さんとのミーティングの結果、調理プログラムでお好み焼きを作ることとなり、園芸に参加するメンバーも楽しみにしている様子です。
第3病棟の機能は男子重度濃厚治療病棟です。
第3病棟に入院されている多くの患者様は急性期治療を終えるも、病状が不安定であり、入院治療が長期化した患者様を受け入れる病棟です。
その入院長期化した患者様は、日々病棟内で生活する時間が長く、外気に触れる機会がなかなかないのが現状です。
そこで私たちスタッフは、定期的に戸田病院の敷地内にある中庭に出て、ボールを使ったレクや散歩の時間を作るといった取り組みを行い、患者様の気分転換や外気に触れることで精神症状を和らげる目的で活動を行っています。
特に今月4月は中庭にある綺麗に咲く桜がある為、患者様数名で中庭に行き「花見」を実施しました。桜の花びらが舞う中、桜にまつわる歌などスタッフと患者様と共に歌い和やかな雰囲気で過ごしますが、最終的には「花より団子」。食事ではないですが、飲み物を用意し、皆さまに配ると飲みものに集中する時間があり、誰も話さず静かになった時間がありました。しかし、また話をすると笑みが出るなど、終始楽しく過ごせた花見でした。
今後も季節に合わせたイベントを開催し、入院治療に少しでも手助けできるきっかけが出来たらと考え、これからも担当医初め、病棟看護師やケアアシスタント、他コメディカルと連携を密に行い一丸となって患者様の病状改善に努めていきます。
3月下旬、桜の花が開き始めた中庭に出て、お茶会をしました。
まだ若干肌寒い感じもありましたが、病棟から外に出る機会の少ない患者様達は外の空気に触れ「気持ちがいいね」と喜びの声を上げていらっしゃいました。
認知症病棟に入院中の患者様はご高齢であったり、薬の副作用で嚥下機能が低下してしまうこともあるのでこの日はおやつをお出しすることはできなかったのですが、温かい飲み物を皆さんに提供させて頂きました。
桜がもっと開いたらまた改めてお花見会を開催したいと思います。
4階の病棟から見える土手の桜並木も満開になると本当に素晴らしいので、早くその風景が見える日が来ないかと、患者様と共に心待ちにしています。
【バリデーションについての続き】
前回は言葉を使うテクニックの中から「反対のことを想像する・極端な表現」について説明させて頂きましたが、今回は「レミニッシング」についてお話したいと思います。
「レミニッシング」とは「昔話をする」ことです。言語的なコミュニケーション能力が残されている認知症高齢者はしばしば昔話をすることを好みます。繰り返される昔話にはメッセージが込められていることが多いので、それを理解できればその方の「人生の価値」あるいは「人生の未解決の問題」が見えてきます。また、昔話の中から、昔よく使った問題対処法を引き出すことができれば、問題解決に近づくこともできます。どんな人生を歩んでこられたのか、何を大切にしてこられたのか、どんな問題、壁にぶちあたり、どんな風に乗り越えてこられたのか…。昔話を聞かせて頂きながら、そんな振り返りを一緒に行い「頑張ってこられたのですね。一生懸命生きてこられたのですね」と返してさしあげられたら、話して下さった認知症高齢者の方もきっと嬉しいはずです。
今月の作業療法室の活動は、第6病棟(女性開放病棟)の作業療法プログラムでもある、ぷちクラブ(小グループ)で取り組んだ、パーラービーズで作る卓上カレンダーを紹介します。
パーラービーズとは、アイロンで熱を加えることによってカンタンにモチーフが作れるビーズです。
今回はメンバーがそれぞれにフレームのデザインを考え、フォトフレームにもなる卓上カレンダーを作成しました。「細かい作業が多く大変だった」と言いながらも、笑顔で自分の作品を大切そうに持ち帰って頂きました。