脳波検査

今回は当院で行っている検査のうち脳波検査についてご紹介いたします

どんな検査?

脳の働きを電気の波として記録する検査です

患者様から出でいる弱い電気信号を受信し、そのリズムを調べます

わかること

  • てんかんなどの発作が起きやすい状態か
  • 意識障害、けいれん、失神の原因
  • 脳の働きに異常なリズムがないか 等

どうやってするの?

  1. ベッドに横になって安静にします
  2. 頭に小さな電極を複数付けます(検査前は髪を洗い整髪料はつけない)
  3. 目を開けたり閉じたり、深呼吸を3分続けたり、光をチカチカ当てます
  4. 検査時間は30分から1時間程度です

痛みは全くありません

電気を流す事もありません 

リラックスして検査をお受け下さい

                          

戸田病院 検査室

超音波(エコー)検査

戸田病院で実施している検査のうち、超音波検査についてご紹介いたします

どんな検査?

人の耳には聞こえない高い音を体に当てて、その反射を画像にして体内の様子を見る

検査です

音を当てるだけなので体には無害です

わかること

  • お腹                         肝臓(脂肪肝、肝硬変、癌) 胆のう(胆石、胆のう炎、ポリープ、癌)

 腎臓(腎結石、水腎症、癌) 膵臓(膵炎) 脾臓(脾腫)

 膀胱(膀胱炎、癌) 前立腺(肥大、癌)

  • 心臓                         心筋梗塞、弁膜症、心臓の動き
  • 甲状腺 バセドウ病、橋本病、腫瘍
  • 下肢静脈 血栓の有無

どうやってするの?

ゼリーを塗って、機械を肌にあて動かすだけ

痛みはありません

検査時間は10分程度です

戸田病院は精神科医療機関ですが、内科的検査、治療にも対応することによって体と心をまとめて診る事が可能です。

同じ病院で検査、治療する事により、精神科のみならず内科の病気の見落としを防ぎ、薬の副作用にも総合的に対応する事ができます。

また入院中にも体調不良あがれば内科的対応が可能なため、患者様ご家族様により安心して頂ける医療環境を提供しております。

戸田病院 検査室

精神科における頭部CT・MRIの役割

精神科での画像診断の大きな役割に「異常がない」ことの確認が挙げられます。CTやMRI検査で仮に頭部の疾患が見つかった場合、その疾患の治療を行うことで精神疾患の消失が期待できます。このため、外来または入院初期の頭部検査は、治療方針を決定する上で重要な意味を持ちます。

また、入院中の患者様では、脳出血や脳梗塞の早期発見のために頭部検査を施行することがあります。

医師の指示のもと、適切に検査を行えるように患者様およびご家族様のご理解とご協力をお願いいたします。

戸田病院 放射線科

精神科デイケアのご紹介 ~運動系のプログラム~

精神科デイケアは精神障害をもつ方の社会生活機能の回復を目的に、さまざまなプログラムを通して治療を行う医療機関です。再発防止、服薬指導、生活リズムの安定、人との関わり方などを目的としたプログラムを提供し、心身の安定を促進します。

今回は、運動プログラムのひとつをご紹介します

運動プログラムの目的は、生活リズムを整え、体力の増進を図ることです。

デイケアでは病院内の大きなホールを活用し定期的に運動プログラムを実施しています。先日は利用者さんと共に運動会を開催しました。写真では玉入れの様子をご紹介しています。赤と白の玉のほかに得点がアップになる金色の玉を高さの違う動く箱を目がけて利用者さんは夢中になり得点を競いあいました。全員が集まる全体活動は、小規模集団での活動と違った気持ちの変化につながり、いつもとは違う利用者さんの様子を伺うことができました。

精神疾患によって昼夜逆転や活動意欲の低下が起こることも少なくありません。毎日決まった時間に起きて通所する習慣が付くと、自然と体内時計が整い、夜も適切な時間に眠れるようになります。またプログラムの中には軽い運動や体を動かす活動も含まれているため、日々の活動量が増え、体力向上にもつながります。

今後も様々なプログラムについてご紹介してまいります。

デイケアについてご興味や関心がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。見学も随時募集しております。

戸田病院(代表)048-442-3824 音声ダイアル4番

リワークデイケア プログラム紹介②

こんにちはリワークデイケアです。

前回に引き続き復職準備クラスのオフィストレーニングにて作成したホームページ記事を掲載いたします。

今回は活動クラスと復職準備クラスのご紹介です。ぜひご覧ください。

活動クラス及び復職準備クラスのプログラムのご紹介と感想

活動クラス

 病気のセルフケア職場の人間関係づくり集団認知行動療法
日時月曜日13:00~14:30水曜日13:00~14:30金曜日13:00~14:30
内容再発を予防するため、自分の症状を正しく理解し、対処法を身に付けていきます。ストレスがかかってきた際の、ストレス対処法、再発予防について考えます。自分の人間関係を中心とする傾向を振り返りながら、対人関係にまつわる考え方を学び、困難場面において自分の気持ちの伝え方のコツを学んでいきます。気持ちはその時の考え方や行動に左右されます。自分の考え方や行動の癖に気づき、認知行動療法の技法を通して辛い気持ちを軽減する方法を学びます。

復職準備クラス

コミュニケーショントレーニング自己分析
コミュニケーションスキルを実践する機会とし、実際の職場で生かせるようにトレーニングしていきます。グループワークを通して自身の性格や傾向を分析していきます。気質としての自分から休職時の自分、現在の自分、将来の自分について考えていきます。休職要因について振り返り、今行っている取り組みを整理し、復職された後の課題についても考えていきます。
問題解決型行動計画オフィストレーニング
認知行動療法で学んだ問題解決シートを用いて自身の問題点を明確化し、行動計画を立てて問題解決に向かって取り組んでいきます。疑似的な職場を設定し、業務が重なった時や思うように仕事が進まなかった時の対処法について学んでいきます。様々な負荷がかかった環境下でも気持ちの揺れとうまく付き合う方法を知り、体調を自己管理、維持できることを目指します。

●ためになったプログラムはなんですか?

Fさん【集団認知行動療法】

自分の考え方の偏り、クセを知り、違う見方、客観的な考え方がある事に気付けた。まだまだクセは抜けないですが、少し前向きになれたり、自分を受け入れることが出来る様になってきたと思います。

Aさん【“コミュニケーショントレーニング”“自己分析”】

“コミュニケーショントレーニング”では、病気によって忘れかけていた自分の他者とのコミュニケーション能力を思い出す事が出来、段々とそれを発揮できるようになれたから。“自己分析”では、病気になる前の自分の良い面、悪い面を見つめ直す事ができたから。

Tさん【自己分析】

休職要因や復職後の課題について、段階を追って考えることができました。

【問題解決型行動計画】

認知行動療法を課題にしたが、毎回スタッフが目を通してフィードバックしてくれるので、少しずつ慣れることができました。

Yさん【職場の人間関係づくり(活動クラス)、コミュニケーショントレーニング】

2つのプログラムに共通している「アサーション」が1番ためになったと思います。私は自分の意見をあまり言うことがなかったり、感情を表に出すのが苦手だったりするのですが、人とコミュニケーションを取るうえでとても重要であると知ったからです。

Sさん【オフィストレーニング】

スタッフが部長役でメンバーが社員となって職場環境を想定して作業するプログラムが最もためになりました。プログラムは提出物のしめ切りなど大きな負荷がかかるものですが、そのような状況で部長やメンバーと相談をしたり、体調についても相談したりと、体調を維持しながら負荷に対処していく方法を試していけるので、自分にとってはとても大きな財産になりました。

レクリエーションルームで気分転換

院内には、患者さんが利用できるレクリエーションルームがあります。

レクリエーションルームでは、様々な活動を行っています。

第5病棟では、毎週、患者さんのADLに合わせ、卓球や、歌、風船バレーなどを通じて、他者との交流、活動性の向上、精神の安定を図る為の活動をしています。

卓球では、相手の動きに合わせて、ラケットを振り、普段病棟では見られない、意外な姿で楽しむ様子が印象的でした。

また、歌が好きな人は、自分が慣れ親しんだ年代の歌を、アカペラで歌い、その上手さに驚かされました。

車椅子で参加される患者さんは、小さな輪を作り、昔遊んだ紙風船を使って、風船バレーを行いました。自然と笑顔がこぼれ、童心に帰って楽しまれたようです。

私たちは、様々なレクリエーションを通して、患者さんの精神的な安定、社会性の向上、身体機能の維持に努めています。意欲の向上や生活リズムを整え、対人スキルの向上にも効果的です。今後も、患者さん個々に合わせたレクリエーションを企画し、より良い療養環境を提供したいと思います

第5病棟

嚥下リハビリテーション 食べる・飲み込むとは

戸田病院で、様々な要因で食事を摂ることが難しい患者様がおられます。
皆さんは、失語症・構音障害・嚥下障害という言葉を耳にされたことがありますか?
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血やパーキンソン病などによって、起こる高次脳機能障害です。もちろん、このような病気から派生する嚥下障害もあれば、器質的に問題がないにもかかわらず、食事をうまく食べることができない患者様もおられます。
戸田病院では言語聴覚士による摂食嚥下障害のアプローチを実施しています。
入院時のその患者様の摂食嚥下評価を実施し、なぜ食べられないのか、どうしたら食べれるようになるのか。その中で、主治医や内科医、看護師や歯科衛生士、管理栄養士と連携し、多職種によるチームで取り組んでいます。
食べる・

飲み込む動作は、人間の認知機能、高次脳機能など深く関連し、単純なものではありません。
視覚・聴覚・味覚・嗅覚から入った情報を大脳で分析し、どんな食べ物なのかを判断します。熱いかな、冷たいかな、大きいな小さいな、どうやって食べよう、カトラリーは何を使おう、一口大や食べるペースなど多くの情報が集約し、判断をするのです。こういった機能に障害が起こると、食べ方の異常や嚥下機能の障害に繋がるのです。
また喉ぼとけを皆さん見てください。若い方と老齢の方では、その 喉ぼとけ位置が異なります。加齢によるものですが、これは誤嚥性肺炎の要因にもなります。
このような機能を落とさないためにも、健康に気を付けるだけでなく、日常生活においても多くの人とお話しをするなど、食べるための器官と話すための器官は同じです。
また、お口の中の衛生状態も大切です。歯磨きや入れ歯の適合、歯の検診など。
いつまでもおいしく食事を摂れるよう、戸田病院では患者様に働きかけています。

戸田病院 言語聴覚士

グループホームの支援 ~眠りが浅い方への対応 ~

グループホームでは、入居者(メンバー)さんの持てる力を引き出し、地域で安定した生活を送れるように、服薬管理、金銭管理、清潔保持、同伴受診等、個々の悩みに合わせた生活支援を行っています。

今回は、眠りが浅いと悩むメンバーさんへの関りについてご紹介します。

Iさんは、眠りが浅いため、深夜や早朝に外出してしまうこともありました。Iさんから主治医にも相談して、不眠時の頓服を進められましたが、朝起きられないことへの不安が強く、頓服の処方はしてもらいませんでした。そこで、担当者はIさんと話し合い、日中の活動量を増やすことで、夜の深い眠りに繋げることを提案しました。今まではデイケアでの運動プログラムは、苦手意識や腰痛を理由にあまり参加していませんでした。Iさんと話し合い、今後は運動プログラムに積極的に参加し、腰痛については痛み止めを使いながら調整していくことに決めました。メンバーの出来ることを認め、デイケア職員と情報を共有し、日々の状態を確認しながら、不安や悩みが解消できるように取り組んでいきます。

グループホーム

退院支援に対する取り組みについて

こんにちは、女子開放病棟です。

今回は地域へ退院を目指す患者様への取り組みについて報告します。

当病棟では、退院後スムーズに地域での生活が送れるように、単独外出指導・買い物の仕方や金銭管理指導・身の回りの整理整頓や洗濯指導を行っています。

また退院後も規則正しい生活が送れるように、担当看護師がそれぞれ患者様に合った一日のスケジュールを患者様と共に個別に考えて実践しています。

もしも他者との交流があまり得意ではない患者様がいる時は、担当看護師が個別に対応しその患者様と共に解決策を考えていくだけではなく、病棟ミーティングにてスタッフ全員でその患者様が他者との交流をトラブルなく行えるか話し合いを行い、スタッフ全員で取り組んでいます。

このように患者様が不安なく地域への退院が目指せるよう、患者様に寄り添いながら退院のお手伝いをしています。

第8病棟のご紹介~非薬物療法・環境調整について~

第8病棟は、認知症の急性期治療を行う病棟です。不眠、興奮、怒りっぽい、食欲低下、気分の落ち込み、などの認知症の周辺症状があり、日常生活にお困りの方が多く入院されています。また、認知症の疑いがあり、精査目的で入院を希望される方もいらっしゃいます。

認知症の周辺症状に対しては、薬物療法よりも、非薬物療法を優先して行うことが効果的とされています。

第8病棟では、認知症の患者様に対する非薬物療法として、環境調整、作業療法、音楽療法、嚥下訓練、運動療法、回想法、現実見当識訓練などを、個別性に合わせて組み合わせ、多職種で連携し実施しています。

今回は、環境調整についてご紹介させていただきます。

第8病棟は、ボートコース沿いの3階に位置しております。

春になると対岸に咲く満開の桜を観ることができます。戸田花火大会の日は、盛大な花火を間近で鑑賞できます。ボートレースがある日やボート練習をしているときには、一緒に応援を楽しんでいます。

大きな窓からは、晴れの日は暖かい太陽の光、雨の日はザーザー、ポツポツといった雨の音。屋内にいても、季節や天気を感じられる環境となっております。

お部屋は1人部屋、2人部屋、4人部屋があります。ナースステーションに近いお部屋、トイレに近いお部屋、食堂に近いお部屋など、患者様のご希望やご状態に合わせてご案内しています。

ぐるっと一周できる回廊式の廊下の幅は、車椅子がゆうゆうとすれ違えるくらい広くスペースをとってあります。

環境調整とは、このような設備面だけでなく、認知症の患者さんが、安心して治療を受けられるための職員の関わりや、患者さん同士の関係性の援助もあります。

患者様のその人らしさを大切にした関わりを基本姿勢とし、周辺症状に対して、どうしてそのような症状が現れているのか、患者様の思いに寄り添う看護に努めています。

また、安心して入院生活が過ごせるよう、アルツハイマー型認知症に効果的と言われている、「なじみの関係」を大切にしています。

上記のように環境を整えるだけで、周辺症状が改善される方も多くいらっしゃいます。