「音楽療法の取り組みについて」

こんにちは、戸田病院身体合併症病棟です。

2024年1月より火曜日の午前中に個別と集団の音楽療法を実施しています。個別の音楽療法では、集団での活動へ参加が難しい患者様のお部屋へキーボードを持って伺い、歌いたい曲や聴きたい曲を挙げてもらったり、会話の中から好きと思われる曲を探ったりしながら選曲した曲を音楽療法士が演奏し、一緒に歌ったり聴いて頂いています。笑顔になる方、涙を浮かべる方、様々な反応が見られます。集団での音楽療法では毎回約12名前後の患者様が集まり、季節を感じる歌を通して思い出のお話を頂いたり、患者様から挙がったリクエスト曲を皆で歌っています。音楽を通して気分転換やQOLの向上につながるよう患者様お一人お一人と関わって行きたいと思います。

KODAK Digital Still Camera

お誕生日会と福笑い

みなさま、こんにちは。女性慢性期閉鎖病棟です。

毎月病棟レクリエーションを開催しているのですが、2月の病棟レクでは2月生まれの患者様のお誕生日会や、福笑いを行って楽しむレクリエーションを開催しました。お誕生日会では患者様へお祝いの歌を歌ったりプレゼントをお渡ししました。福笑いでは、患者さまが目隠しをして顔のパーツを並べていく際、見守っている患者様やスタッフは「もう少し右、左」と声を掛け合いながら参加者全員で盛り上がっていました。上手に並べられた人には「上手にできてすごいね~!」と声をかけ、上手く並べられなかった人には「惜しかったね~、でも面白い顔になってこれも良いね!」と患者様同士であたたかい声をかけあっているのが印象的でした。福笑いの後にはスタッフが用意していたスイーツを患者様に食べていただきました。「こんなにおいしいものを用意してくれてありがとう」と患者様が言ってくださり私たちスタッフもとても嬉しくなりました。レクが終わった後は皆さんが「すごく楽しかった~」と笑顔になっていて、今回の病棟レクを実施して良かったなと感じました。次の病棟レクも患者様が楽しめるような会にしたいです。

2024年4月1日より外来担当表が変更になりました

外来担当表

みんなで準備しました~ひな祭り~

こんにちは、女子開放病棟です。

退院後に自宅やグループホーム等で生活を目指している患者様のため、退院支援として個別性を取り入れた活動を行っています。

その1つに季節に合わせた病棟レクリエーションを職員と患者様が相談しながら企画し活動しています。

3月のレクリエーションとしてひな祭りを行いました。企画の準備から患者様と一緒に取り組み、スタッフ・患者同士とのコミュニケーションの場となっています。病棟活動を通して社会生活技能の向上を目指しています。

より多くの患者さんが地域生活に繋がるよう今後もより良い看護の提供を行えるよう努めていきたいと思います。

「春を待つお花たち」

こんにちは、戸田病院ストレスケア病棟です。

暖かい日が多くなり、本格的な春の訪れが待ち遠しい季節になりました。早咲きの桜もちらほら咲き始めている所もありますね。

静養病棟では、爽やかな風を感じながら、季節の草花と触れ合い、心身共にリラックスできる空間があります。先日、患者様と共に春のお花や、ポテトバック(袋で育てるジャガイモ)など、ユニークな植物を買いに行き、みなさんで植え付けをしました。

天気の良い日は、お水をあげたり、お花を見ながら会話を楽しんだりと、良い交流の場となっています。まずは、ジャガイモの芽がいつ出るか楽しみです。

『思春期発達障害外来』開設のお知らせ

2024年4月より『思春期発達障害外来』を開設いたします。

完全予約制になりますので、ご希望の方は、下記にお問い合わせください。

診療日 土曜日

対象年齢 15歳以上

問い合わせ連絡先

     048-442-3824 戸田病院

                 事務部外来担当  細川           

                 地域医療連携室  小原

「 卓球大会開催! 」

皆様こんにちは。少しずつ春らしい季節となって来ましたね。同時に嫌な花粉も舞う季節ですが体調はいかがでしょうか。

 戸田病院デイケアでは季節ごとにイベントを行っておりますが、2月21日に卓球大会が開催されました。普段のプログラムの中でも卓球の時間が設けられており、参加者も多数で人気のあるプログラムとなっています。卓球大会はトーナメント制で行われ、普段の卓球の時間とは一味違いいつもより少しだけ緊張感のある雰囲気の中で行われました。

大会では初級、中級、上級、ダブルス、団体、チャレンジコースに分かれ希望のコースで試合を行いました。勝者には表彰状も授与されました。

開催日が水曜日という事もあり、フロア内では絵画教室も同時におこなわれ、それぞれの参加者、見学者が楽しまれた一日となりました。

当デイケアでは今後もまだまだ楽しいイベントが開催される予定ですので、紹介していきたいと思います。

月の便り 

早春の候、ますますお元気で、ご活躍のことと存じます。春という名の季節のもとですが、寒い日が続いておりますが、皆さま風邪を召されずにお過ごしでしょうか。

暖かい日があったと思えば、寒い日が出現し、季節の移り変わりによって体調不良にならないようにスタッフ一同気を引き締めて対応しています。

患者様も「今日は寒かったですか」「今日は暖かそうだね」と季節の移り変わりを病院の中でも感じているようです。

改めまして、こんにちは。戸田病院慢性期男子閉鎖病棟(第3病棟)です。

病棟内では引き続き患者様が少しでも、穏やかに経過できるように、気分転換を目的として、レクリエーションを企画しています。2月は音楽会を開催いたしました。事前に患者様に聴きたい音楽を確認し、ホールにて音楽を流しながら、お茶や紅茶を準備させていただきました。年代や生活歴によって趣向の音楽が変わり、様々なジャンルの音楽を流させていただきました。音楽は精神科療法に効果的だと言われており、音楽療法として当院は依然から取り組んでいます。音楽を聴くとコルチゾール等の抗ストレスホルモンが低下する、脳の神経細胞の修復・再生する働きがあると言われています。

患者様も「これいいんだよね」「これ好きなんだよね」と表情明るく他の患者様の話されており、スタッフも音楽会を開催し患者様の新たな話をきけたことに満足しています。これからも患者様とともに穏やかな病棟生活を送れるよう介入していきたいと思います。

~グラウンド散策~

こんにちは、精神科急性期治療病棟です。

職員の付き添いのもと、毎日中庭グラウンドを開放し散策を行っています。入院中の患者さんにとって、とてもご好評をいただいています。「やっぱり外に出ると気分がいい!」、「少しの時間でも全然違う。外に出れてうれしい。」というお言葉をたくさんいただいています。そんな言葉を聞けると、こちらも本当にうれしくなります。春の息吹を肌で感じていただきながらじっくりと回復に向け治療に専念していいただきたいと思います。

SST「上手に断るにはどうしたらいいだろう?」

こんにちは、戸田病院 心理室です。心理室では各病棟の特徴・特性に合わせた

心理プログラムを主治医の指示に従って患者様とともに実施・実践しています。

今回は、第2病棟(慢性期男子開放病棟)で実施している「SST(ソーシャルスキルズトレーニング)」についてご紹介します。

 「SST」とは、社会生活を送る上で必要なコミュニケーションスキルを向上させていくためのプログラムです。退院後の生活を見据え、「頼みごとをする」「自分の気持ちを伝える」など人と円滑なコミュニケーションを結ぶことを目標に、ロールプレイをメインとして練習に取り組んでいます。

先日は、「上手に断る」練習を行いました。いつも、同じテーマを2~3週に渡って取り上げ練習するのですが、このテーマでの練習は今回で3回目、皆さん断るポイントがつかめてきたようです。ロールプレイの後には、「“申し訳ないんだけど”って言葉は断る時は大事だよね」「なんでだめなのか理由がわかるといいよね」などの感想が出されました。

また、応用編としてこんな問題を出題しました。

『Aさんが診察の順番を待っていると、Bさんが「早く診察を受けたいから順番代わって」と言いました。Aさんは、診察後に出掛けたいと思っています。どう言って断りますか?』

「順番は順番だからね。ごめんね」、「この後用事があるから代われないよ」、「自分が何もなければ、理由を言ってくれたら交代するかも…」等、皆さんポイントを踏まえながら意見を出し合い、上手に断るにはどうしたらいいかを考えました。相手の意見に「うんうん」と頷くメンバーもおり、SSTで練習しているスキルが少しずつ身についてきている様子も見られました。

プログラムで学んだことをすぐに日常生活に活かしていくことはむずかしいかもしれませんが、繰り返し練習することでコミュニケーションスキルを高めていければと思います。