第4病棟 作業療法(体操)

 第4病棟は身体合併症病棟で、精神疾患を抱えた患者様が内科的治療を要した時に治療する病棟です。
 精神科医と内科医がカンファレンスしながら精神面において必要な治療と、内科的に必要な治療を行っていきます。

 作業療法のプログラムは主に身体リハビリ目的の体操や、リラクゼーション目的の音楽鑑賞、脳を活性化するためのクラフトで構成されています。
 身体症状から作業療法に参加できない患者様もいらっしゃいますが、作業療法は日曜日以外毎日実施しています。

 今回は音楽に合わせて体操しているところをご紹介させて頂きます。

 第4病棟の患者様は車イス使用の方もいらっしゃるので、座ったまま実施できる体操を行っています。音楽をかけリズムに合わせ、手をグーパーさせたり、挙上、交差させたり、座ったままで足を上げたり下ろしたりします。
 ところどころに少し難しい動きも入るため、うまくできないと首をかしげて笑っている風景が和やかで印象的です。

 作業療法は身体機能を低下させないために欠かせない治療の一環です。患者様が日々楽しく作業療法に取り組んでいただけるよう、作業療法士を中心に取り組んで参ります。

第6病棟 退院支援について

 第6病棟では、地域での生活を目指している患者さんのため、退院支援として個別性を取り入れた活動を行っています。

 退院準備プログラムを利用し、退院準備前期、中期、後期の3段階に分け、現在、何処の位置なのか、担当看護師を中心に患者さんと話し合い、何が課題なのかをはっきりさせながら、個別看護に取り組んでおります。

 また、病棟内を歩く等、体力作りにも力を入れています。

 退院前訪問では交通ルールの再確認や自宅・退院先の施設の訪問、必要な日用品を買い物に行くといった支援も行っています。

 患者さんが安心して退院後の生活が送れるよう、今後もより良い看護サービスの提供に努めていきたいと思います。

デイケアリワークコース『卒業生の声』

 新年あけましておめでとうございます。

昨年9月よりリワークが北館デイケアに移転となり、新しく通所される方も多くいらっしゃる中、リワークを卒業し復職された方もおられましたね。本日はリワーク卒業生の声をご紹介します。

リワークを終えて

 私はうつ病の再発を繰り返しており、その結果、会社を休職することになってしまいました。そして、産業医にリワークに行くように勧められ、主治医とも相談した結果、戸田病院のリワークに通うことになりました。

リワークに通い始めた当初の私は、「産業医に行くように言われたから…」と消極的な思いでリワークに通っていました。しかし、リワークに通って、自分自身の性格や長所・短所、休職理由等を担当スタッフと面談を重ねて話し合っていく中で、病気について真剣に考えるようになりました。そして、「今回の休職は自分自身を変える良い機会だ」と思うようになり、次第に前向きにリワークを捉えられるようになり、積極的に講座やプログラムに参加することができるようになりました。

 戸田病院のリワークは導入クラス、活動クラス、復職準備クラスとわかれていて、出席日数や講座、プログラム等が段階的に上がっていくので、体の負荷も徐々に上げることができ、体に無理なく通所することができました。

 講座やプログラムを受講し、病気のことや自分自身の課題・問題点とも向き合うことができるようになりました。中でも「自己分析」のプログラムでは自分自身の性格について考え、休職理由や「今後はどう働いていきたいか」までを考える機会となり、自分自身について深彫りして考えることができました。私の休職理由には、周囲に相談することができず、自分一人で仕事を抱え込んでしまったことが問題であり、会社内での「コミュニケ―ションが不十分だった」ことがわかりました。そして、スタッフの指摘もあって「どうしてコミュニケーションを取ることが苦手となってしまったか」を考え、「今後どのように改善していったらよいか」まで考えることができました。

 プログラムを受講し、休職について考え、病気やストレスと向き合っていく中で、様々な葛藤も生まれましたが、そのような時には担当スタッフと面談をし、アドバイスをいただいて悩みやストレスの解決を図ることができました。

 また、講座やプログラムを共に受講したメンバーとは、病気のことや悩みを共有することができ、信頼関係を築くことができました。コミュニケーションを取ることを苦手としていた私が、プログラムではメンバーには遠慮することなく相談や発言できるようになりました。そして、昼休み等には卓球やカードゲームを行い、メンバー間のコミュニケーションを楽しむことができるようにもなりました。

 戸田病院のリワークに約6カ月通い(コロナによる休止期間は除く)、ついに職場復帰することになりました。戸田病院のリワークで学んだことを忘れずに、病気を再発させることがないように仕事に取り組んでいきたいと思います。

 最後になりましたが、様々なご指導やご支援をいただいた担当をはじめとするスタッフの皆様、共に通所したメンバーの皆様に感謝を申し上げます。

 本当にありがとうございました。

 改めましてご卒業、復職おめでとうございます。少し緊張しやすく、とても真面目で熱心にプログラムに取り組んでいらしたお姿が印象的でした。どうぞまずはご自分を大事にされ、無理のないようお過ごしいただければと思います。

外来担当表を更新しました。

外来担当表

第7病棟 口腔ケアの取り組み

 口腔環境は全身の健康と密接に関連しています。

 健康な人でも口の中には600種類以上もの細菌が常にあると言われています。口腔ケアを怠ると口の中の細菌は増殖し病原性のある細菌に変化します。
 すると口腔内が不潔になり口腔内トラブルが生じるだけでなく誤嚥性肺炎など様々な全身性の感染症に発展することもあり注意が必要です。

 第7病棟では日々口腔ケアの実施に取り組んでいます。
患者さんも毎日の習慣となっており必要な方には介助をしながら口腔内の清潔保持に努めております。

入院相談(専用)フリーコールのお知らせ(再通知)

0120-901-116 は入院相談専門のダイヤルです

入院以外のお問い合わせはかけないでください。

入院以外のお問い合わせは、048-442-3824 までご連絡をお願い致します。

『コロナ・メンタルケア』

                                    戸田病院 院長

新型コロナウイルス感染に関わる、コロナ後遺症にお悩みの方を対象に、メンタルケア・サポート・治療を実施しています

【対象の方】
コロナウイルス(COVID-19)感染症後15日以降の亜急性期~慢性期の方

【主な後遺症】

・息切れ(軽度の呼吸器症状) ※酸素投与の必要のない程度) 酸素飽和濃度;94%以上

・だるさ(倦怠感)

・食べ物の味がしない、いやな味がする(味覚障害)

・不安、気分の落ち込み、生きているのが辛い(精神症状)   

・眠れない(睡眠障害)

・ものわすれ、頭がはたらかない(認知機能障害)

【主な治療】

・精神療法:主治医を中心に、看護師、臨床心理士等で、チームとして実施します

・薬物療法:後遺症に応じて、対症療法を行います

・食事療法:主治医、看護師、管理栄養士が、個別食事メニューのご提供を計画いたします

味覚障害があっても≪美味しく≫≪適切な栄養バランス≫があり、≪食べる喜び≫を回復することを目標とします

・生活訓練:退院後の日常生活を想定して、リハビリを行います 

・・・例) 味覚障害を補完できる調理方法の助言やレシピのご提供します

・生活相談:後遺症があっても普段通りの生活を送れるよう、多職種医療チームが個別相談をお受けします

・その他の治療: 運動療法、作業療法、摂食機能療法、理学療法、安静療法

お役立ちコラム第2回を掲載しました。

お役立ちコラム『Ⅰ.統合失調症 第2回 統合失調症とは②』を掲載しました。

入院患者様への面会について

入院患者様への面会は、以下①から④をご了承頂いて事前予約が必要です。

入院されている病棟までお電話を頂き、日時の予約をお願いします。

①面会時間は15分以内です。

②面会者は2名以内でお願いします。

③1週間以内に37℃以上の発熱や風邪症状があった方、新型コロナウイルス感染者との接触が疑われる方の来院はお断りします。

④面会は月曜日から土曜日の13時~16時となります。

入院相談(専用)フリーコールのお知らせ

入院相談のフリーコール(0120-901-116)は、入院相談専用の番号となっております。

入院相談以外のご用件については、戸田病院代表番号(048-442-3824)におかけいただきますよう、お願い申し上げます。