療養型病棟のご紹介

 6月に入って湿度が上がりじっとり汗をかくことが増えましたが、病院周辺のあじさいは形も色もとりどりに見事に咲き、心を癒してくれています。

 今回は第7病棟が療養型病棟として力を入れ取り組んでいることについてご紹介させて頂きたいと思います。

 第7病棟入院中の患者様はご高齢の方が多く、誤嚥性肺炎、骨折、褥瘡発生リスクが高いです。その為にも予防が大切だと思っています。

 誤嚥性肺炎を予防するための取り組みとしては、正しい姿勢をとる事や、また必要があれば言語聴覚士に嚥下機能を評価して頂き、正しい食事形態が選択できるよう努めています。口腔ケアも重要な予防に繋がるため、徹底すべく取り組んでいます。

 転倒予防するための取り組みとしては、靴のサイズや形に問題がないか確認し、必要があればすぐにご家族にお願いしています。筋力低下にならないようにリハビリが必要な患者様には理学療法士が関わり、リハビリも行なっています。

 褥瘡予防に関しては、皮膚の異常を早期発見し、褥瘡に至ってしまうことのないよう努めています。栄養面の管理も大切なので栄養課と連携して栄養サポ-トに努めています。

 精神科の治療、看護はもちろんですが、身体合併症を起こすことなく入院生活を送っていただけるよう、これからも職員一丸となり取り組んで参ります。

患者様主体のミーティング

 5月となり、爽やかな春の陽気が舞う今日この頃。比較的、過ごしやすい季節となっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。また、季節の変わり目であり、体調を崩しやすい時期でもあります。皆様、どうぞお身体の方、ご自愛ください。

 第2病棟では、毎週患者さんが主体となって、「ミーティング」の場を提供させて頂いております。基本的には第2病棟の全患者さん参加で、司会、発言者、すべて患者様が主体となっております。毎回、有意義な場となり、意見交換や、新たな決め事などを中心に話し合いを行っています。

精神科で行われる患者ミーティングの目的は、患者さん自身が、

「気持ちや困りごとを言葉にする」

「他の患者の話を聞いて、自分だけではないと感じる」

「人との関わり方を練習する」

「病棟生活のルールや問題を共有する」

と言った内容です。

 今後ともスタッフ一同、地域社会進出へのステップアップへ繋がるような入院生活になれればと、様々な工夫をしていこうと考えております。

静養病棟 季節のレクレーション

 3月が過ぎ春の足音が感じられ、木々も緑色となってまいりました。静養病棟では入院生活中でも季節を感じることができるレクレーションを毎月、患者様へ提供しております。今回は春の病棟レクレーションを紹介させていただきます。

4月のお花見

患者様と病院内の中庭に行き、桜の木を鑑賞しました。中庭の桜は丁度満開を迎えており、桜の木と目の前の戸田ボートコースの川の風景を皆様楽しんでいらっしゃいました。

車椅子の方も看護師付き添いのもと中庭に出られ、春の空気を味わっていました。

「綺麗ね」

「やっぱりお花癒やされる」

「外の空気は美味しい」

「外はもうこんなに暖かいのね」

と笑顔で話され、大変満足された様子でした。

5月の鯉のぼりづくり

患者様と一緒に鯉のぼりを折り紙で作成しました。

ストローで鯉のぼりのポールを見立て、先端に風車を作成し糊で接着。皆さん好きな色を選び、色とりどりの綺麗な鯉をつくり、ポールにつけて完成。

鯉の目や模様も工夫されている患者様もいらっしゃり、大変その人らしい鯉のぼりを作られておりました。

患者様同士で「楽しかった」「上手いですね」「作ると可愛い」と楽しそうにはなされておりました。中には「子供に渡せるものが出来て嬉しい」と話されている患者様もおり、スタッフとしても患者様の素敵な一面に触れることができて大変うれしかったです。

精神科の患者様にとってレクリエーションは単に気分転換になるだけではありあません。創作活動・軽運動などの「作業」を通じて、症状の安定・対人関係の改善・自立した生活能力の回復・社会復帰を目的としてリハビリテーション活動にもなりえます。

その中で患者様も楽しんでいただけたらとスタッフ一同考えております。これからも患者様に意義のあるレクレーションを提供できるように計画していきます。

慢性期病棟の役割

 第5病棟は、女子慢性期閉鎖病棟です。

 慢性期病棟は、急性期の症状は落ち着いても、すぐに退院して社会生活を送ることが難しい患者様が、長期的な治療やリハビリを行う為の病棟です。ただ長期間入院するという場所ではなく、患者様が、「自分らしい生活」、社会や地域に戻るための準備をする役割があります。日常生活動作の維持・向上や、社会生活機能の回復、多職種による退院・地域移行支援を行います。また、症状をコントロールするとともに、在宅での生活が困難な患者様に対しては、無理に退院を急がせるのではなく、安全で穏やかに過ごせる環境を提供し、患者様のペースに合わせた長期的なケアも大切な役割の一つです。

 私たちは、患者様の個別性を踏まえ、その人らしさを大切に、入院生活の援助、退院支援を行っています。

第4病棟 体操

 こんにちは第4病棟です。第4病棟は身体合併症病棟です。

 第4病棟は、状態の落ち着いている患者さんは、車椅子に乗車しホールで病棟レクリエーションにも参加してもらっています。

 今回は、ホールで体操を行っている様子をご紹介します。

 患者さんの身体機能維持や気分転換を目的に食事前に体操を実施しています。患者さんには車椅子へ乗車していただき、スタッフと一緒に音楽に合わせながら無理のない範囲で身体を動かしていただきました。

 体操を通して、食事前の覚醒促進や気分転換につながり患者さん同士の交流の場にもなっています。笑顔で参加される様子も多く見られ、病棟内に明るい雰囲気が広がっていました。

 今後も患者さんが安心して楽しみながら参加できる活動を取り入れ、より良い療養環境づくりに努めていきます。

光療法の取り組み

 こんにちは、第7病棟です。

 第7病棟では、昨年度の看護研究において光療法を取り上げたことをきっかけに、日常のケアの一環として光療法を導入しています。光療法は太陽の光を浴びることで体内リズムを整え、心身の安定に寄与するとされており、非薬物療法としても有効な支援の一つとして注目されています。

 当病棟では、毎日患者さんを病棟ホールの大きな窓の前、日当たりのよい場所へ案内し、30分程度、日光に当たってもらいます。無理のない範囲で継続的に参加してもらえるように、声かけや環境づくりを行い、安心して過ごせる雰囲気を大切にしています。

 「日光に当たると気持ちが良い」「夜よく眠れるようになった」といった感想が聞かれ、生活リズムの改善や気分の安定といった効果がみられます。また、ある患者さんは、最初は職員からの声かけでのみ参加していましたが、次第にそれ以外の時間でも、自分で日光浴を行う姿が見られるようになり、自主性の向上にもつながっていると実感しています。

 日光浴の時間は単に光を浴びるだけでなく、患者さん同士が自然に言葉を交わすきっかけにもなります。会話と笑顔が増え、人とのつながりを感じられる時間にもなっています。

 今後も患者さんの状態に寄り添いながら、安心して過ごせる療養環境の充実に努めてまいります。

・日光浴開始後の睡眠や気分の変化についての聞き取り結果

眠れなくなった、落ち着かなくなったとの回答はなく、変化なし、もしくは熟眠感や気分の安定に繋がっているといった回答が得られました。

静養病棟(ストレスケア)紹介

 静養病棟は、精神一般・うつ病専門治療病棟で男女混合20床の病棟です。

 病室の構成は、特別室:2部屋、個室:8部屋、2人部屋:1部屋、大部屋:2部屋となっています。特別室、個室、2人部屋はそれぞれ室料差額を頂いております

≪病棟の特徴≫

 病室は、個室が主体となっており、静かで、安らぎのある環境で療養する事ができ、気分障害圏の方や、認知機能の低下があり混乱傾向がある患者様においても、精神状態の安定を図るために適した環境となっております。

 治療のコンセプトは、、患者様の個別性を重視し、多様で柔軟な個別治療、個別看護を実施しております。担当医による精神療法、薬物療法だけではなく、臨床心理士による認知行動療法、うつ病を理解するための療養教室など、臨床心理士が中心となり実施するプログラムを実施しています。退院後は、当院のデイケア(リワーク)に参加することで、無理なく職場復帰ができるようなプログラムもご用意しております。

≪主な疾患≫

 静養病棟は、うつ病・神経症・適応障害・パニック障害・強迫性障害などの疾患を対象としております。また、他の疾患の方でも、静かで落ち着いた環境で療養をご希望の方には、可能な限り対応しております。

≪病棟の看護の特徴≫

 病気の回復には、まずゆっくりと休養を取ることが大切です。

 受け持ち看護師を中心に患者様と関り、「休む」ということについて話をしています。入院前、どのような生活リズムだったのか、休養は取れていたのか、また、辛かったこと、苦しかったこと、不安だったことなど看護師と話をすることで、入院前の生活を振り返り、患者様自身が「休む」ということを意識することができます。また、病棟には、日当たりが良く、爽やかな風を感じることのできるテラスで園芸療法も実施しており、季節の花や野菜を育てることで、心身共にリラックスでき病気の回復には効果的です。

 病気の回復には時間の経過が必要です。患者様が安心して静かに療養できる環境を提供し治療に専念できるよう、看護師だけではなく、医師・臨床心理士・その他コメディカルと連携して患者様の治療に携わっております。

患者さんと接するための心構え

 こんにちは男子開放病棟です。

 開放病棟における看護の視点についてご紹介致します。

 自分の存在そのものを肯定的に受け止められる感覚のことを自己肯定感と言います。現在の自分をかけがえのない存在として認め、自分には価値があると感じられる心の基礎と言われています。他者との比較ではなく、自分自身をどう思うかという自己認識によって決まると言われています。自己肯定感は人生のあらゆる領域に影響する心理的基盤と考えられており、患者さん自身のありのままを受け入れ、その人らしく生活していくためにどのような関わりが必要なのか考えることが重要だと感じております。

 自己肯定感を育てる事が「自分にはできる」という自己効力感に繋がり、その自己効力感が前向きな治療に繋がる。患者さんひとりひとりのそういった気持ちの育成にフォーカスしていきたいです。

心も整える身の回りの整理整頓

 こんにちは、女子開放病棟です。

 今回は当病棟内で取り組んでいる退院支援指導ついてご紹介致します。

 当病棟では病室清掃と身の回りの整理整頓をスタッフが主体となり、患者様と共に行っています。元々片付けが得意な患者様は身の回りの整理整頓をご自身で行えていますが、整理整頓が苦手な患者様もいます。そのような患者様には担当看護師が個別に対応し、患者様の考えを確認しながら、患者様と一緒に衣類や洗面用具等の収納方法や配置を決め片付けを行います。

 身の回りが片付かない理由として、「物が多い」「捨てられない」「収納場所が決められない」「疲労」「面倒くさい」等があります。生活空間を整えた時、気持ちがスッキリしたという経験をされた方がいると思います。きちんと片付けられた事が達成感に繋がり、また清潔に整った環境は患者様の心に安定感をもたらします。リラックスした状態は、日々の活動に取り組むための良好な土台となります。 習慣的な整理整頓は一朝一夕にできるものではなく継続的な努力が必要です。当病棟では、清潔で整った療養環境を維持できるようにスタッフ一同取り組んでおります。

第10病棟 病棟レクリエーション

第10病棟は、亜急性期から慢性期の認知症患者様をお引き受けする病棟です。

看護師が主体となり行っている病棟レクリエーションのご紹介をさせて頂きます。

3月は桜の季節であり、病棟の窓からは毎年川沿いに咲く桜を見ることが出来ます。季節感を感じて欲しいという想いから、患者様と看護師で貼り絵・ちぎり絵を完成させました。

指先や手を使った細かな動きを巧緻(こうち)動作と言います。脳の運動野において、手指を司る領域は非常に大きな割合を占めており、指先を複雑に動かすことで、前頭葉をはじめとする広範囲の脳領域が活性化されます。又、作業をすることにより集中力が必要となるため、認知機能の急激な低下を穏やかにする効果が期待されています。

「意外と難しいわね」「大きな絵だわ」と患者様からの声も聞かれました。

今後も、患者様に季節感を感じていただけるような病棟レクリエーションを行っていきたいと思います。