静養病棟(ストレスケア)紹介

 静養病棟は、精神一般・うつ病専門治療病棟で男女混合20床の病棟です。

 病室の構成は、特別室:2部屋、個室:8部屋、2人部屋:1部屋、大部屋:2部屋となっています。特別室、個室、2人部屋はそれぞれ室料差額を頂いております

≪病棟の特徴≫

 病室は、個室が主体となっており、静かで、安らぎのある環境で療養する事ができ、気分障害圏の方や、認知機能の低下があり混乱傾向がある患者様においても、精神状態の安定を図るために適した環境となっております。

 治療のコンセプトは、、患者様の個別性を重視し、多様で柔軟な個別治療、個別看護を実施しております。担当医による精神療法、薬物療法だけではなく、臨床心理士による認知行動療法、うつ病を理解するための療養教室など、臨床心理士が中心となり実施するプログラムを実施しています。退院後は、当院のデイケア(リワーク)に参加することで、無理なく職場復帰ができるようなプログラムもご用意しております。

≪主な疾患≫

 静養病棟は、うつ病・神経症・適応障害・パニック障害・強迫性障害などの疾患を対象としております。また、他の疾患の方でも、静かで落ち着いた環境で療養をご希望の方には、可能な限り対応しております。

≪病棟の看護の特徴≫

 病気の回復には、まずゆっくりと休養を取ることが大切です。

 受け持ち看護師を中心に患者様と関り、「休む」ということについて話をしています。入院前、どのような生活リズムだったのか、休養は取れていたのか、また、辛かったこと、苦しかったこと、不安だったことなど看護師と話をすることで、入院前の生活を振り返り、患者様自身が「休む」ということを意識することができます。また、病棟には、日当たりが良く、爽やかな風を感じることのできるテラスで園芸療法も実施しており、季節の花や野菜を育てることで、心身共にリラックスでき病気の回復には効果的です。

 病気の回復には時間の経過が必要です。患者様が安心して静かに療養できる環境を提供し治療に専念できるよう、看護師だけではなく、医師・臨床心理士・その他コメディカルと連携して患者様の治療に携わっております。

患者さんと接するための心構え

 こんにちは男子開放病棟です。

 開放病棟における看護の視点についてご紹介致します。

 自分の存在そのものを肯定的に受け止められる感覚のことを自己肯定感と言います。現在の自分をかけがえのない存在として認め、自分には価値があると感じられる心の基礎と言われています。他者との比較ではなく、自分自身をどう思うかという自己認識によって決まると言われています。自己肯定感は人生のあらゆる領域に影響する心理的基盤と考えられており、患者さん自身のありのままを受け入れ、その人らしく生活していくためにどのような関わりが必要なのか考えることが重要だと感じております。

 自己肯定感を育てる事が「自分にはできる」という自己効力感に繋がり、その自己効力感が前向きな治療に繋がる。患者さんひとりひとりのそういった気持ちの育成にフォーカスしていきたいです。

心も整える身の回りの整理整頓

 こんにちは、女子開放病棟です。

 今回は当病棟内で取り組んでいる退院支援指導ついてご紹介致します。

 当病棟では病室清掃と身の回りの整理整頓をスタッフが主体となり、患者様と共に行っています。元々片付けが得意な患者様は身の回りの整理整頓をご自身で行えていますが、整理整頓が苦手な患者様もいます。そのような患者様には担当看護師が個別に対応し、患者様の考えを確認しながら、患者様と一緒に衣類や洗面用具等の収納方法や配置を決め片付けを行います。

 身の回りが片付かない理由として、「物が多い」「捨てられない」「収納場所が決められない」「疲労」「面倒くさい」等があります。生活空間を整えた時、気持ちがスッキリしたという経験をされた方がいると思います。きちんと片付けられた事が達成感に繋がり、また清潔に整った環境は患者様の心に安定感をもたらします。リラックスした状態は、日々の活動に取り組むための良好な土台となります。 習慣的な整理整頓は一朝一夕にできるものではなく継続的な努力が必要です。当病棟では、清潔で整った療養環境を維持できるようにスタッフ一同取り組んでおります。

第10病棟 病棟レクリエーション

第10病棟は、亜急性期から慢性期の認知症患者様をお引き受けする病棟です。

看護師が主体となり行っている病棟レクリエーションのご紹介をさせて頂きます。

3月は桜の季節であり、病棟の窓からは毎年川沿いに咲く桜を見ることが出来ます。季節感を感じて欲しいという想いから、患者様と看護師で貼り絵・ちぎり絵を完成させました。

指先や手を使った細かな動きを巧緻(こうち)動作と言います。脳の運動野において、手指を司る領域は非常に大きな割合を占めており、指先を複雑に動かすことで、前頭葉をはじめとする広範囲の脳領域が活性化されます。又、作業をすることにより集中力が必要となるため、認知機能の急激な低下を穏やかにする効果が期待されています。

「意外と難しいわね」「大きな絵だわ」と患者様からの声も聞かれました。

今後も、患者様に季節感を感じていただけるような病棟レクリエーションを行っていきたいと思います。

第4病棟 風船レク

 こんにちは第4病棟です。患者さん一人ひとりの状態に合わせ、無理のない形で楽しめるレクリエーションを大切にしています。

 先日は各病室で、風船を用いたレクリエーションを実施しました。ベット上でも参加できる風船バレーは、車椅子への移乗が難しい患者さんにも無理なく取り組んでいただくことができ。笑顔あふれる時間となりました。

 また、レクリエーションの楽しさをきっかけに、これまで車椅子乗車に消極的であった患者さんが自ら乗車できるようになるなど、前向きな変化も見られました。

 今後も病棟レクリエーションを通じて、患者さんが「楽しい」と感じられる環境づくりをしていきたいと思います。

桜咲く中庭で🌸ほっと一息

 日に日に暖かい日が増え、桜の季節となりました。

 第5病棟(女性閉鎖病棟)では、週に一度、中庭グラウンドまで散歩に行きます。

 中庭には、桜の木がありますが、中庭から望む景色には、荒川の土手に咲く桜も堪能することができます。お天気が良く、半袖でも過ごせる陽気で、中庭を散策するにはとてもいい季節です。

KODAK Digital Still Camera

 満開までは数日かかりそうでしたが、薄ピンク色の桜を眺め、グラウンドに咲く可愛らしいタンポポや、名も知らぬ可憐な小花に触れ、春の訪れを肌で感じることができたと思います。このような時間を過ごす事で、精神の安定を図り、良い気分転換となり、治療効果の向上につながる大切な時間となりました。

KODAK Digital Still Camera

急性期認知症治療病棟のご紹介

 急性期認知症治療病棟では、薬物療法と非薬物療法を併用して、認知症の急性期症状の治療対応をしております。

 主な非薬物療法として、作業療法、音楽療法、運動療法、回想法、現実見当識訓練などがあります。

 日中は、ディルームで(全面窓の四季を味わえるスペース)できる限りベッドから離れて日光浴・音楽鑑賞などを楽しんで頂き患者様の活動と休息を体験して頂き個人に合わせてプログラムをご提供できるよう、工夫しております。

 音楽療法では音楽療法士のもと、昭和歌謡曲やリクエスト曲を合唱しています。童謡やおなじみの曲を聴いて昔の記憶が蘇り、心が安らぐ…と感じたご経験はありませんか? このように音楽を聴いたり、歌ったり、あるいは演奏を奏でて合唱することが戸田病院の音楽療法の特徴です。音楽の持つ力を活用して脳が活性化したり、心身に良い影響を与えることができるといわれています。

 音楽療法には身体面(運動機能の向上)、心理面(心の安定)、社会面(交流のきっかけ)、認知面(記憶を刺激)、と幅広い領域に渡って機能向上のメリットがあります。

 ナースステーションから広い廊下を隔てて円形状の廊下となっているため、身体機能訓練の一環として理学療法や看護師による歩行訓練、筋力強化訓練等入院治療の中にリハビリテーションを盛り込んだプログラムとなっています。

 受け持ち看護師制度で、入院時~退院時まで個別の看護師がご担当し、ご家族様にも安心した入院治療・療養生活を送っていただけるよう努めております。

 退院時にご家族の受け入れ状況の確認、看護・介護指導の開催など退院支援のサービスを実施しております。

第1病棟レクリエーション

病棟レクリエーションで、だるま落とし大会を開催しました。

 空き箱を雛階段(4段)に見立て、一番上にひな人形のイラストを印刷し装飾した箱を積み重ね、ぼんぼりに見立てたイラストを紙で丸めた棒に装飾し、下から一段ずつ落とし、最後まで崩さないようにしてトーナメント形式で行いました。

 参加者の皆様は、慎重に狙いを定めて一段ずつ落とす方、思い切って落とす方など様々でしたが、普段レクリエーションに参加されない方も参加されているのが印象的でした。終止笑顔が見られ、 短時間ながらも充実した時間になりました。

 今後も患者様それぞれの身体機能に応じたルールや設定を工夫し、楽しめるレクリエーションを企画していきたいと思います。

第7病棟 保清に向けた取り組み

 第7病棟入院中の患者様の日常生活の中でトイレ介助、入浴介助、口腔ケアなど援助が必要になることがあります。感染予防対策のために実施するのはもちろんのことですが、患者様に気持ちよく過ごして頂けることも目的に行っています。爪切りや髭剃りも保清ケアの一つであり、見守りが必要な患者様をスタッフが丁寧に実施し、清潔感のあるよう過ごして頂くことを大切にしています。

 また、散髪も院内に理美容室があり、ご自身で散髪を希望できない患者様も担当看護師からご家族に連絡し、散髪の許可を頂いて実施しています。患者様の気分も上がり、素敵な笑顔を見せてくださいます。

 常に清潔を保つ事は、患者様の尊厳を守ることと(=)イコールであると考えています。患者様が気持ちよく入院生活を過ごしていただくこと、また、ご家族様が安心して任せられる病院だと思って頂けるよう、これからも取り組んでいきます。

退院を目指すための開放病棟の視点

 開放病棟では社会復帰への取り組みの一環として患者さん個々の病状を考慮しつつ、患者さん自身の強みや持っている力を最大限伸ばしていく力も問われると思います。患者さん自身の強みや持っている力を活用して得た成功体験は今後の患者さんの生活を左右すると考え、看護計画立案の重要な視点であると考えます。

 私たちは患者自身ができることと、また看護介入すべきことを見極めて、日々の関わりを行っています。開放病棟は患者一人一人にじっくりと時間をかけ、個別性を考慮した看護の提供を行うことの出来る病棟であると考えています。


 そして、高仁会は退院後のサポート体制も充実していると考えます。外来通院や訪問看護といった継続医療への橋渡し病棟として日々の業務を行っております。