リワークデイケア「8月31日は研究発表会の日」
研究発表会では復職直前の方々を対象に、より職場に近い体験をするためにグループでミーティングを重ね、発表や企画運営を行っていきます。
8月31日の今日は、まさに成果を発表する日です!
午前中は主に新規メンバーを対象としたプログラムの運営を、午後は睡眠の質を上げるための実験結果を発表し、無事に終えました。
どちらのグループも課題に真剣に取り組み、葛藤を味わったり、自分の課題に向き合ったり、アクシデントに対処したりと大忙しの1ヵ月でした。
じっくり考え意見を言う機会を逃していた人がどんどん自己主張できるようになったり、遠慮がちな人がリーダーシップをとれるようになったり、やりすぎを自覚して自分に向き合い試行錯誤をする姿が垣間見え、その変化を目の当たりにするのは、感動する瞬間でもあります。ぜひともこの体験を今後の働き方に生かしていっていただきたいと思います。
デイケア『夏祭りを行いました!』
夏もだんだん終わりに近づき、涼しい日も多くなりました。
デイケアでは先日、夏のイベント第3弾ということで、全体で「夏祭り」を行いました!
「夏祭り」と言えば、綿あめ、りんご飴、お化け屋敷、金魚すくいなどなど…
連想するものは人それぞれですが、デイケアの夏祭りは写真のとおり…
ヨーヨーすくい!
魚釣り!
輪投げ!
射的!
フランクフルト&ラムネ!
と、フロアをいっぱいに使い、盛りだくさんでした!
また、今回はメンバーさんから有志でお手伝いをお願いし、ご協力いただきました。
協力して下さったメンバーの皆さん、ありがとうございました!
良い笑顔で夏を締めくくれましたね。
次回のプログラムもお楽しみに!
認知症病棟からの風景(平成29年8月)
静養病棟ピザ作り
スイカ割りゲーム
8月の5病棟でのレクリエーションは、夏ということでスイカ割りゲームを行いました。
普段、外に出る事が出来ない患者様が多いので、砂浜をイメージ出来るように青いレジャーシートを床に敷き、その上にスイカのビーチボールを置いて、患者様に「青いレジャーシートは何に見えるでしょう?」と質問したところ、「海!」と多くの患者様からすぐに返答があり、気分は海辺の砂浜にいるように感じる事が出来たのではないかと思いました。
ゲームのルールはタオルで目隠しをし、バットでビーチボールを叩いてもらい、バットがボールに当たったら30点、ボールにかすったら20点、はずれても10点と点数を付けて行いました。ゲームが始まり、目隠しをし、身動きがとれない患者様に対して、「もう少し右、左」「そこ!そこ!」「あー惜しい!!」などと声援が上がり、日中臥床傾向の患者様も、この時だけは声を上げビーチボールが叩けるように大声で誘導していました。季節感を感じるレクリエーションで、患者様同士が一体となり、活動量が上がったのではないかと感じました。
スイカ割りゲームが終わり、8月の誕生日の人に(5名)プレゼントを渡しましたが、皆から「おめでとう!」の声掛けがあり、照れくさそうにしていました。
最後に冷たいスイカを参加者全員で食べていただいたところ、「甘いね」「冷たくて美味しいね」と笑顔で話して、今後も患者様に季節感を感じてもらえるレクリエーションを行えるように工夫をしていきたいと思いました。
デイケア『SSTについてご紹介します』
人と接していると楽しいこともありますが、時には困った事や考え事も色々と出てきます。
「友達からお金貸してってせがまれた。どうしよう…。」
「あまり親しくないけど、あの人と仲良くなってみたい!」などなど…
上手いことやれればいいのですが、一筋縄でいかないのが人間関係。
シンプルな解答がすぐに見つかるわけではありません。
デイケアの「マナー・生活習慣改善コース」、「社会資源活用学習コース」、「就労準備コース」では、
「SST」というプログラムを通して、そういった人間関係のあれこれ、
例えば「ちょっと困った場面」の切り抜け方について、少人数でスタッフと考えます。
プログラムでは、実際の場面を詳しく思い出して、スタッフと一緒に切り抜け方を実演してみるなど、
今後の人間関係にすぐに役立てられるよう、体験的に取り組んでいきます。
人間関係というとなかなか相談しづらいものですが、
こういったプログラムを使い、人に頼って意見を聞くのもひとつの手。
「SST」が、楽しく人と接する事ができる助けになればと思います!
第 1 病棟レクリエーション
真夏の暑い日ざしの為、「スイカ割り」をホールで行いました。
参加者30名。
スイカの代用として新聞で大きいもの、小さいものと種類の工夫をして紙風船を作り
ゲーム感覚で小さいスイカが割れたら、景品が付くように行いました。
車椅子での患者様は、看護師が手を添えて行い、声援も飛び交いながら一生懸命している姿は、日常では見られない程、明るく、楽し気な表情でした。
スイカ割りが終わりスイカの提供をすると、果物はいつも出ないので患者様も喜んでおり、刻みの食事の患者様には、ミキサーで、ジュースにしたり、トロミを付けて提供しました。
普段の食事は少ない患者様も、スイカが甘いとジュースのお代わりなどされていました。
今後も季節に合う果物が提供が出来れば、レクリエーションの参加ももっと楽しめるのではないかと思いました。
デイケア『流しそうめんを行いました!』
8月も半ばに入りましたが、
デイケアでは「夏らしいプログラム」第2弾ということで、
先日流しそうめんを行いました!
「マナー・生活習慣改善コース」では、
前回のスイカ割りや、今回の流しそうめんのようなイベントを、
「メンバーミーティング」というプログラムの中で実施しています。
「作って食べる」といったものだけでなく、
ビンゴや、カラオケ、音楽鑑賞などなどの企画を、
メンバーさん主体で動かして頂いています。
今回の流しそうめん係の方には、
当日の運営はもちろん、企画段階から、
薬味はどれにするか、飲み物は何にするか、
どういう段取りにするかなどなど…
イメージを練りに練って頂きました!
おかげさまでメンバー皆でそうめんを美味しく食べることができ、
夏の涼しいひと時を楽しむことができました!
次回のプログラムもお楽しみに!
SSTプログラム
今回は、当院開放病棟で週に1度行っているSSTのプログラムをご紹介します。
このプログラムでは、患者さんの意欲や主体性、また社会性の向上を目標として
コミュニケーションに焦点を当てた取り組みを行っています。
毎回一人の患者さんについて、その方の苦手なこと、今直面している困っていることを取り上げ、
どのようなコミュニケーションスキルによってそうした事態に対処すればよいかを
本人を含む患者さん、スタッフと一緒に話し合っていきます。
そして具体的な声かけの仕方、言葉以外の表現(ジェスチャーや視線など)を決めて皆の前で練習し、
新たなスキルの獲得を目指します。
それを宿題として持ち帰り、次の回では、その報告をしてもらいます。
またSSTでは、参加者からのアドバイスはもちろん、良かったところに関する感想を頂くことができます。
前回は「伝え方が柔らかい」「間の取り方が絶妙」「視線が合っていた」などのコメントがありました。
こうしたフィードバックがあると、患者さんは「これでいいんだ」という自信を得ることができ、
スキルの幅が広がることが期待できます