2017年12月29日

リワークデイケア『四季折々のイベント「秋の茶話会」』

11月23日(祝)秋の茶話会が開催され、通所者10名、修了生10名が参加しました。

私は、修了生の皆さんが、現在どのように働いているか興味があり、今回初めて参加することにしました。
はじめにウォーミングアップゲームとして、イラストコンテストなどがありました。私は、県のマスコットの「コバトン」を書きましたがとても苦戦しました。皆さんとても上手くて感心しました。和気あいあいの雰囲気となり、修了生の皆さんに親しみがわいてきました。その後、事前に通所者から集めた終了生の皆さんへの質問に対して意見交換しました。修了生によると、リワークで役にたったことは、7つのコラム、コーピング、仲間などの意見がでて、復職後、自分に合うものを取り入れていけたら、と話されました。復職後も7つのコラムを続けている方々がいることにすごいなと感じました。私は、コラムが苦手なので今後も通所中にできる限り身に付けていきたいと思いました。

フリートークでは、私は、「どうしても体調が悪い時にどうしましたか」と相談したところ、『仕事に支障がなければ、勇気を持って1日有給休暇を取得し体力を回復させれば良い。』とアドバイスをもらいました。私は、調子が悪くても頑張り過ぎてダウンすることがあるので、これを復職後に実行できればいいなと思いました。また、別の方から『自分がどう生きていきたいかを良く考えること』とアドバイスをもらいました。特にこの言葉は私の胸に響きました。今後私が復職に向けていくテーマの1つとなり、役立ちそうだと感じました。

私は、修了生の皆さんが活き活きと過ごしている姿を見て元気をもらいました。復職後のイメージが見えてきました。また、復職後の実体験を聞くことができ、有意義な時間を過ごすことができました。修了生の皆さんありがとうございました。

2017年12月29日

リワークデイケア『四季折々のイベント「ハロウィンパーティー」』

少し前の話になるのですが、10月31日(火)午前中の交流会のプログラムの中の「ハロウィンパーティー」についてメンバーKが改めてご紹介します。活動クラスから2名、復職準備クラスから2名の計4名が、実行委員としてパーティーの企画運営をしてくれました。企画だけでなく、かぼちゃのハリボテ・黒三角ハット・装飾などは、火曜日の交流会、金曜日のクラフトワークのプログラム中に参加者一同となって製作しました。
私も当日は参加者として参加し、企画者中心にフック船長、悪魔、魔女などのコスプレありでノリノリでした。コスプレしない人も黒三角ハットをかぶり20数名が参加しました。ゲームは2つのグループに分かれ対戦。ピンポン紙コップ入れ、トイレットペーパーを身体にぐるぐる巻きつけてミイラ作りなど盛りだくさんでした。また、一人がマットの上に寝て口をあけて待ち、目隠しした相手方に前後左右を指示して、一口チョコを落としてもらうゲームもありました。私は失敗しましたが・・・。中でも楽しかったのは、目隠しされて色々な味のスナック菓子を2個口に入れられ、それぞれの味を当てるゲームでした。ただ味を答えるのではなく、ソムリエ風に答えるとポイントが高くなります。皆当てるのに悪戦苦闘です。私は、「北海道の雄大な大地がはぐくんだトウモロコシ味と、濃厚なチーズ味」と答えたところ、一つは間違っていましたが表現力でポイントをもらいました。バッチリ。
時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、皆さんが大笑いして楽しみ、リラックスできました。お互いに親近感も増したのでとても良い時間を過ごせました。実行委員の方々お疲れ様でした。

2017年12月28日

デイケア『年の瀬を迎え』

12月に入り慌ただしく毎日が過ぎあっという間に年の瀬を迎えたデイケアでは、今年最後のプログラムが行われました。
何かと気忙しくなるこの時期ですが、参加メンバーさん達は普段と変わらない穏やかな様子で各プログラ
ムに取り組まれていました。

 

共同制作プログラムではお正月飾りを皆で作り、新年を迎える準備を進めて下さいました。
早速各コースに飾り付けを行い、一気にお正月気分に!!

 
今年一年を振り返ったり来年の抱負を語り合ったりと、年の瀬らしい雰囲気の中にも新しい年に向けて
気持ち新たにといった様子も感じられるようでした。

デイケアに通う中で、一年を通して安定して地域生活が送れる方もいれば、気分や病状の波、環境の変
化などから安定した生活が送れず苦しい想いをした方もいらっしゃると思います。来年以降も、そのよ
うな方達にも少しでも笑顔が戻り自分の望む地域生活が送れるように、日々の活動や関わりを通して支
援していきたいと思います。

 

デイケア最終日は毎年恒例の大掃除と忘年会が待っています!!
デイケア名物(!?)年越しうどんを皆で食べながら、楽しい一時を過ごしましょう!!

ホームページをご覧頂いている皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

2017年12月27日

認知症病棟 12月レクリエーション

12月25日、認知症病棟の病棟レクとしてクリスマス会が行いました。
患者様は病棟ホールに集まり、まずクリスマスソングを合唱して
その後カラオケを唄いたい方を募り、大きな声でカラオケを唄ってくださっていました。

歌を唄うということは認知症の患者様にとってとても良いことで、その時代に気持ちが
返ったり、衰えてくる喉の筋肉を強化することにも繋がります
入院中はなかなか召し上がることの出来ないケーキも出て、サンタやトナカイの帽子も
被ることで笑顔がたくさん見られる会になりました。

2017年12月22日

12月 心理室活動報告

<12月 心理室活動報告>
今回は当院認知症病棟で週に1度行なっている集団精神療法の活動をご紹介します。
ここでは、季節のお話や歌、クイズ等を通して、患者様が楽しみながら認知機能の維持や改善、意欲の向上を目指すことを目的としています。

いつもプログラムの最初は、日付と場所の確認から始まります。認知症の方の中には、「今日は何月何日か」「ここはどこか」がわからなくなることがあります。そのため、最初にしっかりと確認をすることで、「今日は12月なんだ」ということを意識して頂きます。すると自然と「もう師走だね」「今年も終わるね」とお話が広がっていくきっかけにもなります。

続いては、その時期にちなんだ歌を歌っていきます。どんな歌にするかは、ご参加の患者様と相談しながら決めます。12月は「ふじの山」を歌っています。歌詞の中には“青空高く そびえたち からだに雪の きものきて”とありますが、病棟から見える富士山は、今まさに歌詞の通り、雪化粧した姿がとても綺麗です。「今朝は綺麗にみえた」と歌から思い出して教えて下さる患者様もいらっしゃいます。

プログラム後半では、毎回ゲームやクイズを行なっています。この日は「ことわざクイズ」です。
スタッフ:「早起きは?」 患者様 :「三文の得」
スタッフ:「亀の甲より」 患者様 :「年の功」
このような感じで進めていきます。徐々に慣れてきたら今度は、
スタッフ:「〇〇〇三文の得。〇〇に入るのは?」 患者様 :「・・・。早起き!」
一見簡単そうに見えるかもしれませんが、パッと答えることは意外と難しいものです。しかしその分、正解を思い出せた時は嬉しくなります。また、一人では考え付かなくても、参加者皆さんで考えることで正解を導き出せることも多くあり、難問を解決できた際には自然と拍手が沸き起こります。

認知症病棟では、このように“楽しみながら”を大切に、活動を行なっています。

2017年12月21日

デイケア『クリスマス会を行いました。』

去る12月16日、デイケアにてクリスマス会を実施しました!!
これまでクリスマス会に向けての活動をご紹介してきましたが、長い準備期間を経て開催されたクリスマス会は大盛況!!その様子をお伝えしたいと思います。

午前中はメンバーさんの中から有志での出し物が行われました。
歌やダンス、ものまねにお笑いネタ・・・当日に向けて練習を重ねてきたメンバーさん達が大いに会場を盛り上げて下さいました。

100人以上の観客の前で披露するとあって、順番が来るまでの間緊張やプレッシャーを感じていたメンバーさんも、舞台に立つとそれを感じさせない堂々とした発表をされており、終了後も充実感に満ちた笑顔が光っていました。

 

午後からは各コースごとの発表が行われました。
ギリギリまで演出や衣装の確認を入念に行うコースもあれば、余裕の表情で他コースの合唱に耳を傾けているコースもありましたが、どのコースもこれまでの練習の成果を存分に発揮し、クリスマスソングをホール内に響き渡らせて下さいました。
最後に、今年発足した音楽部の演奏もあり、活動の成果を披露することが出来ました。

 

全ての発表が終わった後は、「クリスマスラッキーチャンス!!」と称してくじ引き大会を実施!!
クリスマススイーツをかけた大抽選会が行われました。ラッキーを手に入れられるのたったの7人ということで、結果を待つ皆さんの表情は真剣そのもの。一回くじを引くごとに会場からは大きなため息や歓声が上がっていました。抽選に当たったメンバーさんからは、会場に向けて一言「メリークリスマス!!」


お茶とお菓子を楽しみながらそれぞれの発表の感想を語り合い、今年のクリスマス会を無事に終えることが出来ました。

 

今回のデイケアクリスマス会には、ご家族の方や地域の方、入院中の患者様に病院スタッフと多くの方にご来場頂きました。このような機会を通してデイケアでの活動を広く知って頂けることは喜ばしく、また、この日に向けて準備をしてきたメンバーさん達の励みになったことと思います。
ご多忙の中、足をお運び頂きありがとうございました。

 

 

2017年12月21日

プログラムのご紹介~自己表現会~

「交流会」のプログラムの1つで、自己表現会を行いました。
こちらはみなさんの趣味や普段のプログラムで取り組んでいることを紹介してもらうというプログラムです。
それぞれの持ち味を生かし、5名の方が発表してくれました。みなさまの許可を得て、少しだけ紹介します。

・Kさん『知らなくていい世界 内野席と外野席 ~趣味の話を思いつくままに~』


参加者からは年間何回くらい観戦しているかなど質問がありました。多い時で60試合観に行っていたというのだから驚きです。野球好きという共通の趣味から、普段話す機会がなかった人と話す機会になってよかったという感想もありました♪

 

・Sさん『デッサン画』


何を模写した画かわかりますか?プロ級の仕上がりに驚くばかりです。上野に見に行けなかった絵がここで見れた~という意見も。原画がいつの時代に、どんな場面で書かれたものだったのか、当時と今の桁違いの値段や、フェルメールの波乱万丈な人生など、詳しく教えてくれました。

 

・Kさん『今や外国人に大人気!クールな盆栽~針金かけ実技つき~』


なぜ盆栽園が大宮にあるのか、ご自身の盆栽との出会いから夢中になるまでなど話してくれました。こけ玉はボロボロにならないの?など質問もありました。私も習ってみたい!という声もあがっていました。

 

・Yさん『近畿地方の私鉄ローカル線について』


「全国のローカル線を乗り潰してきた」という方が近畿地方のローカル線について発表してくれました。猫のたま園長の話を聴いてほっこり。何よりも、話しているご本人がとても生き生きと楽しそうに話しているのが印象的でした。

 

・Sさん『個人研究Phase2.0 行動・環境要因と心身の相関関係における考察』


まるで研究者?と思うような本格的な発表でした。
ご自身の気分・体調・睡眠・運動や気圧・天気などの関係性について、記録してきたデータをもとに集計・分析し発表していました!血圧と体調の相関は見られ、気圧や天気の相関はなかったという結果になり、驚きでした。発表は終わっても、Sさんの探究心はまだまだ続きそうです!

2017年12月18日

第1病棟 11月期レクリエーション 「どんぶらこ」

日時:平成29年度11月25日(土)13:00~15:00
場所:病棟ホール 報告者:佐野

病棟ホールにてレクレーションを行い、「どんぶらこ」に30名の患者様が参加されました。
ゲームの内容は2つの箱に重り用のペットボトルを数本、同じ長さの紐を箱と2本の棒に巻きつけ
2つの椅子に患者様に座ってもらい、対戦形式で棒に結びつけた紐を手繰り寄せるゲームです。
男性、女性、年齢等からハンデをつけ、箱に入れるペットボトルの本数を増やしたり紐の長さを調整して行いました。患者様も対戦形式であったため、一所懸命手繰り寄せる姿もみられ、また棒を縦に持って巻き取る方もおり
やり方一つで特徴が見られるなど楽しい発見がありました。患者様も紐を手繰ることで楽しみながら上肢の筋力アップにもつながり、ゲームも盛り上がっていました。ゲームを通して普段見れない患者様の表情やしぐさ、応援する様子など新たな一面を知ることが出来ました。次回もゲームを通して患者様同士が協調性や人間関係が構築されるようなレクレーションを提供できればと思います。

2017年12月18日

第7病棟 11月期レクリエーション 「ボーリング大会」

日時:平成29年度11月18日(土)13:30~14:30
場所:ホール 報告:尾藤

寒さもだんだんきびしくなって、街路樹の葉も枯れ落ち始めた中、参加者34名 車イスでもできるようOT
より道具を借り、病棟内のホールで実施しました。
普段、なかなか離床できずに臥床している患者さんを積極的に誘い参加して頂きましたが
ボーリングのピンが倒れず悔しがる患者さんや1ピンでも倒れて喜ぶ患者さん
また、それを見て歓声や応援をされるギャラリーの患者さんにも
いいリフレッシュになったのではないかと思います。
その後は他のレクリエーションだと、コーヒーやお茶がよく提供されるのですが
スポーツの後なのでスポーツドリンクを配りました。
Γ身体を動かした後だから、ジュースも美味しかった。」と感想をいただきました。
今後も時折、患者さん一人一人が自分なりに体を大きく動かせるような企画をたてていきたいと思いました。

2017年12月18日

第4回バリデーション研究会

日時:平成 29年 12月 14 日(木)PM5:15~6:15
場所:戸田病院 別館 大会議室
テーマ1:「バリデーションとは・非言語的テクニック」
講師:認知症病棟 斉藤真美師長
報告者:戸田病院 看護部 第4病棟 中込明子

本日の参加者は、22名。
初めて参加した方が何名かおりましたが、「バリデーションとは何か?」から始まり
パワーポイントとプリントを用いて進行
一方的に説明するのではなく、参加者に質問を繰り返しながらバリデーションとは何か
基本的態度の重要性を具体的に説明する。
しかし、説明だけでは、理解しづらい部分もあり、次にロールプレイを行う。
全員が立ち、一番大事なセンタリングから始まる。
私は、何度やっても血液の循環が良くなり、周りが鮮明に見える
これから、バリデーションを行うという心構えができる気がします。
全員が円となり、センタリングを行った後、2組になりました。
相手の距離の取り方は個人差がありますが、認知症患者さんは椅子に座っているとしたら
私たちは真正面に座り膝がぶつかるぐらいの距離にいなければ意思疎通が図れません。
参加者は、こんなに近くに座るとは思っていなかったみたいです。
ロールプレイを行っていくうちに参加者全員の顔つきが変わったのは、カリブレーション(ミラーリング)です。
1人が歯磨きをし、相手がその人の鏡となり、歯磨きのまねをします。
皆、一生懸命真似をしょうと活気に満ち溢れていました。
ペーシングは患者さんの歩幅に合わせ、アイコンタクトをとることで安心感が得られることが理解できたと思います。タッチングは、母・父・子供・友・夫婦の5種類のタッチングがあり、その患者さんによって、タッチング方法は違いますが、直ぐに活用できる方法だと思います。
今日、行ったロールプレイを各病棟で活用し、次回の意見交流の場となれば良いと思います。