慢性期病棟の役割

 第5病棟は、女子慢性期閉鎖病棟です。

 慢性期病棟は、急性期の症状は落ち着いても、すぐに退院して社会生活を送ることが難しい患者様が、長期的な治療やリハビリを行う為の病棟です。ただ長期間入院するという場所ではなく、患者様が、「自分らしい生活」、社会や地域に戻るための準備をする役割があります。日常生活動作の維持・向上や、社会生活機能の回復、多職種による退院・地域移行支援を行います。また、症状をコントロールするとともに、在宅での生活が困難な患者様に対しては、無理に退院を急がせるのではなく、安全で穏やかに過ごせる環境を提供し、患者様のペースに合わせた長期的なケアも大切な役割の一つです。

 私たちは、患者様の個別性を踏まえ、その人らしさを大切に、入院生活の援助、退院支援を行っています。

第4病棟 体操

 こんにちは第4病棟です。第4病棟は身体合併症病棟です。

 第4病棟は、状態の落ち着いている患者さんは、車椅子に乗車しホールで病棟レクリエーションにも参加してもらっています。

 今回は、ホールで体操を行っている様子をご紹介します。

 患者さんの身体機能維持や気分転換を目的に食事前に体操を実施しています。患者さんには車椅子へ乗車していただき、スタッフと一緒に音楽に合わせながら無理のない範囲で身体を動かしていただきました。

 体操を通して、食事前の覚醒促進や気分転換につながり患者さん同士の交流の場にもなっています。笑顔で参加される様子も多く見られ、病棟内に明るい雰囲気が広がっていました。

 今後も患者さんが安心して楽しみながら参加できる活動を取り入れ、より良い療養環境づくりに努めていきます。

光療法の取り組み

 こんにちは、第7病棟です。

 第7病棟では、昨年度の看護研究において光療法を取り上げたことをきっかけに、日常のケアの一環として光療法を導入しています。光療法は太陽の光を浴びることで体内リズムを整え、心身の安定に寄与するとされており、非薬物療法としても有効な支援の一つとして注目されています。

 当病棟では、毎日患者さんを病棟ホールの大きな窓の前、日当たりのよい場所へ案内し、30分程度、日光に当たってもらいます。無理のない範囲で継続的に参加してもらえるように、声かけや環境づくりを行い、安心して過ごせる雰囲気を大切にしています。

 「日光に当たると気持ちが良い」「夜よく眠れるようになった」といった感想が聞かれ、生活リズムの改善や気分の安定といった効果がみられます。また、ある患者さんは、最初は職員からの声かけでのみ参加していましたが、次第にそれ以外の時間でも、自分で日光浴を行う姿が見られるようになり、自主性の向上にもつながっていると実感しています。

 日光浴の時間は単に光を浴びるだけでなく、患者さん同士が自然に言葉を交わすきっかけにもなります。会話と笑顔が増え、人とのつながりを感じられる時間にもなっています。

 今後も患者さんの状態に寄り添いながら、安心して過ごせる療養環境の充実に努めてまいります。

・日光浴開始後の睡眠や気分の変化についての聞き取り結果

眠れなくなった、落ち着かなくなったとの回答はなく、変化なし、もしくは熟眠感や気分の安定に繋がっているといった回答が得られました。

静養病棟(ストレスケア)紹介

 静養病棟は、精神一般・うつ病専門治療病棟で男女混合20床の病棟です。

 病室の構成は、特別室:2部屋、個室:8部屋、2人部屋:1部屋、大部屋:2部屋となっています。特別室、個室、2人部屋はそれぞれ室料差額を頂いております

≪病棟の特徴≫

 病室は、個室が主体となっており、静かで、安らぎのある環境で療養する事ができ、気分障害圏の方や、認知機能の低下があり混乱傾向がある患者様においても、精神状態の安定を図るために適した環境となっております。

 治療のコンセプトは、、患者様の個別性を重視し、多様で柔軟な個別治療、個別看護を実施しております。担当医による精神療法、薬物療法だけではなく、臨床心理士による認知行動療法、うつ病を理解するための療養教室など、臨床心理士が中心となり実施するプログラムを実施しています。退院後は、当院のデイケア(リワーク)に参加することで、無理なく職場復帰ができるようなプログラムもご用意しております。

≪主な疾患≫

 静養病棟は、うつ病・神経症・適応障害・パニック障害・強迫性障害などの疾患を対象としております。また、他の疾患の方でも、静かで落ち着いた環境で療養をご希望の方には、可能な限り対応しております。

≪病棟の看護の特徴≫

 病気の回復には、まずゆっくりと休養を取ることが大切です。

 受け持ち看護師を中心に患者様と関り、「休む」ということについて話をしています。入院前、どのような生活リズムだったのか、休養は取れていたのか、また、辛かったこと、苦しかったこと、不安だったことなど看護師と話をすることで、入院前の生活を振り返り、患者様自身が「休む」ということを意識することができます。また、病棟には、日当たりが良く、爽やかな風を感じることのできるテラスで園芸療法も実施しており、季節の花や野菜を育てることで、心身共にリラックスでき病気の回復には効果的です。

 病気の回復には時間の経過が必要です。患者様が安心して静かに療養できる環境を提供し治療に専念できるよう、看護師だけではなく、医師・臨床心理士・その他コメディカルと連携して患者様の治療に携わっております。

デイケア リワークプログラム紹介③

 こんにちは。前回に引き続きリワークで行っているプログラムをご紹介いたします。

 今回は「活動クラス」の内容をご紹介いたします。

活動クラス…再発予防の知識を身につけるクラスです。

『病気について学ぶ』

 病気から自分を守る方法を知るために「病気のセルフケア講座」を行っています。ストレスへの対処法や感情のコントロール法などについて学んでいきます。自分の今までの経過についても振り返ることができます。

『コミュニケーションについての振り返り』

 自分の人間関係パターンや行動を振り返り、上手なやり取りの仕方や自分の気持ちの伝え方などを「職場の人間関係づくり講座」で実例なども交えながら学んでいきます。

『自分の考え方や行動についての振り返り』

 うつの時は辛い考え方になりがちです。客観的な物事の見方やバランスの取れた考え方をする方法を「職場復帰のための集団認知行動療法講座」で学んでいきます。自分の考え方の特徴に気づくことができます。

 プログラムを受講された方からは「病状の改善と復職に有効なものが多く為になった。」という声が聞かれています。ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

戸田病院(代表)048-442-3824

音声ダイアル4部署:戸田病院デイケア/リワーク 

患者さんと接するための心構え

 こんにちは男子開放病棟です。

 開放病棟における看護の視点についてご紹介致します。

 自分の存在そのものを肯定的に受け止められる感覚のことを自己肯定感と言います。現在の自分をかけがえのない存在として認め、自分には価値があると感じられる心の基礎と言われています。他者との比較ではなく、自分自身をどう思うかという自己認識によって決まると言われています。自己肯定感は人生のあらゆる領域に影響する心理的基盤と考えられており、患者さん自身のありのままを受け入れ、その人らしく生活していくためにどのような関わりが必要なのか考えることが重要だと感じております。

 自己肯定感を育てる事が「自分にはできる」という自己効力感に繋がり、その自己効力感が前向きな治療に繋がる。患者さんひとりひとりのそういった気持ちの育成にフォーカスしていきたいです。

デイケア 春の交流会を開催しました

こんにちは。精神科デイケアです

春のイベントとして交流会を実施しました。1ヶ月ほど前から制作活動としてイベントの準備を職員と利用者様が一緒になってすすめてきました。

どうしたら楽しんでいただけるかに悩まれ、たくさん考えて企画と作成、準備をしいざ本番。多くの方が楽しんでいる様子をみて安堵されたのか「みんなが笑ってくれると嬉しいね」などお言葉をいただき楽しいひと時を過ごしました。

デイケアでは月に1度はこのような催しを実施しております。

・様々な方と接することで対人関係を身につける

・体を動かすことで1日のリズムを付ける

・気持ちの整理やリハビリになる

様々な活動を通して、このような目的で日々のプログラムを提供しております。

ご興味がございましたら、見学は随時募集しておりますので下記までお問い合わせください。

戸田病院(代表)048-442-3824

音声ダイアル4

部署:戸田病院デイケア

心も整える身の回りの整理整頓

 こんにちは、女子開放病棟です。

 今回は当病棟内で取り組んでいる退院支援指導ついてご紹介致します。

 当病棟では病室清掃と身の回りの整理整頓をスタッフが主体となり、患者様と共に行っています。元々片付けが得意な患者様は身の回りの整理整頓をご自身で行えていますが、整理整頓が苦手な患者様もいます。そのような患者様には担当看護師が個別に対応し、患者様の考えを確認しながら、患者様と一緒に衣類や洗面用具等の収納方法や配置を決め片付けを行います。

 身の回りが片付かない理由として、「物が多い」「捨てられない」「収納場所が決められない」「疲労」「面倒くさい」等があります。生活空間を整えた時、気持ちがスッキリしたという経験をされた方がいると思います。きちんと片付けられた事が達成感に繋がり、また清潔に整った環境は患者様の心に安定感をもたらします。リラックスした状態は、日々の活動に取り組むための良好な土台となります。 習慣的な整理整頓は一朝一夕にできるものではなく継続的な努力が必要です。当病棟では、清潔で整った療養環境を維持できるようにスタッフ一同取り組んでおります。

第10病棟 病棟レクリエーション

第10病棟は、亜急性期から慢性期の認知症患者様をお引き受けする病棟です。

看護師が主体となり行っている病棟レクリエーションのご紹介をさせて頂きます。

3月は桜の季節であり、病棟の窓からは毎年川沿いに咲く桜を見ることが出来ます。季節感を感じて欲しいという想いから、患者様と看護師で貼り絵・ちぎり絵を完成させました。

指先や手を使った細かな動きを巧緻(こうち)動作と言います。脳の運動野において、手指を司る領域は非常に大きな割合を占めており、指先を複雑に動かすことで、前頭葉をはじめとする広範囲の脳領域が活性化されます。又、作業をすることにより集中力が必要となるため、認知機能の急激な低下を穏やかにする効果が期待されています。

「意外と難しいわね」「大きな絵だわ」と患者様からの声も聞かれました。

今後も、患者様に季節感を感じていただけるような病棟レクリエーションを行っていきたいと思います。

第4病棟 風船レク

 こんにちは第4病棟です。患者さん一人ひとりの状態に合わせ、無理のない形で楽しめるレクリエーションを大切にしています。

 先日は各病室で、風船を用いたレクリエーションを実施しました。ベット上でも参加できる風船バレーは、車椅子への移乗が難しい患者さんにも無理なく取り組んでいただくことができ。笑顔あふれる時間となりました。

 また、レクリエーションの楽しさをきっかけに、これまで車椅子乗車に消極的であった患者さんが自ら乗車できるようになるなど、前向きな変化も見られました。

 今後も病棟レクリエーションを通じて、患者さんが「楽しい」と感じられる環境づくりをしていきたいと思います。