認知症病棟

今年も認知症病棟から土手に満開に咲いた桜が見えています。

3月に入ってからも沢山の入院相談、入院依頼を頂き、世の中に認知症で苦しんでいる患者様やご家族が大勢いらっしゃるのだということを改めて感じております。

そのような方々の入院希望をお待たせせずお受けできるよう、日々取り組みを続けていて現在は新型コロナ感染症予防対策を尚一層強化しながら、医師の診察はもちろんのこと、作業療法にも毎日参加して頂き、体を動かしたりして、脳に刺激を与える事で認知症の進行を防いでいます。今日も音楽療法を行い、患者様の笑顔が多く見られていました。

ご家族から頂く感謝の手紙やお言葉も励みにしながら、患者様のために精進して参ります。

静養病棟

静養病棟本日中庭にてお花見を行いました。患者様12名にて実施し、薄日が差す中患者様とお茶を飲みながら花見を行い、普段の表情以上に笑顔が見られました。また「桜もきれいだし、お茶もおいしい、楽しかった」との感想も聞かれました。
普段病棟内でいる患者様ですが、少し外気に触れる事で気分転換やリラクゼーションにもつながるので、今後も継続的に実施していきたいです。

第8病棟

戸田病院の第8病棟(ストレスケア病棟)です。

戸田病院は埼玉県南部に位置しており、さいたま市周辺在住の方はもちろんのこと板橋区・北区と隣接していることから東京在住の方の入院も多数ございます。
第8病棟は、うつ病圏の疾患をメインに診療している病棟であり、平成22年から病棟に専任の臨床心理士・精神保健福祉士を配置しており、現在は専任の医師も配置し、チーム医療の充実を図っております。

・病床数:50床(特室 2室・個室 6室・2人部屋 1室・4人部屋 10室)

昨年よりうつ病で悩む患者様の年齢の幅も変わってまいりました。
うつ病の患者様は、今までは比較的若い年齢層の患者様が多かったのですが、昨年から世界を不安に陥れている新型コロナ感染症の影響で高齢の患者様も増加してまいりました。
今まで日課として行っていたことが変わってしまい。メンタルにはマイナスに働く生活様式に変化してしまった方も多くなっており気分も落ち込み、抑うつ状態になる方の入院が増えているのは病棟で強く感じられます。

笑顔で退院できるように私たちがチーム一丸となり支援いたします。

第7病棟「球入れ大会」

3月24日病棟内で球入れ大会が行われました。
球を入れるカゴは高さを変え点数設定をしたところ皆さんとても楽しまれ大いに盛り上がりました。多くの方が何度も挑戦される様子が伺えました。日頃あまり運動をされない方も球に集中しカゴに命中させようと真剣になる姿がありました。
その後は皆さんでフルーチェを頂きました。
窓の外に満開に咲く桜を眺めながら春らしいとてもいいひと時を過ごすことが出来ました。

第6病棟「ひな祭り」

第6病棟では毎週木曜日に季節に合わせたレクリエーションを実施しております。
今月はひな祭りに因んだクイズや歌を歌って頂きました。クイズではひな祭りの由来やひな祭りの歌クイズを行い、積極的に発言される患者さんが多く見受けられました。ひな祭りを通して患者さん同士の交流やスタッフとのコミュニケーションの場となりました。
今後も季節に合った行事を取り入れ、患者さんに満足してもらえるように看護の提供に努めて参りたいと思います。

第5病棟

こんにちは。第5病棟です。第5病棟は、閉鎖病棟の為日頃のストレスをためやすい為、病棟レクリエーションを通して患者様が楽しむ時間を作っています。
今月ははずれなしのビンゴ大会を開催しました。患者様はビンゴを楽しみ景品を受け取り喜んでいました。ビンゴ中は自分が1番になりたいと、確認し続ける患者様や、自身でビンゴ用紙を確認することができない患者様もスタッフが一緒に介入し、全員が楽しむことができたと思います。

今後も全患者様が楽しめるように、楽しいひと時を提供していきたいと思います。

第4病棟

第4病棟は精神疾患と内科治療の必要な患者様が多く入院されている病棟です。
精神疾患では認知症や統合失調症、うつ病等の疾患患者様がいらっしゃいます。内科疾患では肺炎、糖尿病、高血圧、心疾患、尿路感染等の患者様がいらっしゃいます。また、病状により食事を取ること等が難しくなり、点滴や経管栄養といった治療が必要な患者様もいます。
様々な疾患を抱えた患者様が入院されていますが、治療により症状が改善し退院される患者差もいます。多くの患者様が症状改善し退院を目指せるよう、全職員で取り組んでいきたいと思います。

第3病棟

今月の病棟レクリエーションは大ホールにて玉入れゲームを行いました。段ボールの箱に穴を開け、そこに新聞紙で作った玉を入れるというルールの元進行しました。レクには約50名の患者様に参加して頂き、新型コロナウイルスの感染を懸念し、マスク着用、患者様同士の距離を取り配慮をしました。

患者様同士「どこから投げたらいいか、何回ずつ投げたらいいか」など相談しながら行いました。ゲームには車椅子使用の患者様にも参加して頂き、投げる事が難しそうな患者様にはスタッフが補助に入り行いました。ゲームが進むにつれ、「惜しい」「すごい」等の声を掛け合い、玉が入らなかった患者様も和気あいあいとした雰囲気で楽しむ様子が見られました。また、玉が中々入らず悔しい思いをした患者様には、ゲームの終盤に投げる距離を短くし、何度か挑戦し、最終的には全員に玉を入れてもらいました。

病棟レクの最後には2月生まれの誕生日会を行いました。お誕生日の患者様は参加者の患者様に祝福して頂き、病棟からのプレゼントを受け取り、嬉しそうにしていました。

新型コロナウイルスの影響で暗いニュースが多く、面会・外出もできない状況ではありますが、病棟レクを通じてストレスの発散や療養の息抜きになったら幸いです。

2019年下期ケアアシスタント教育

2019年12月14日(土)に2019年下期のケアアシスタント教育を実施
今回のケアアシスタント教育は
①ケアアシスタント業務総論
②報・連・相
③安全に配慮した業務
④患者との関わり
上記4項目の講義を行いました。
各講義の講師である担当主任4名が内容をまとめ、分かり易く工夫した講義となっていました。
参加したケアアシスタントは新人の方から経験年数の長い方まで幅広く参加し、参加者は積極的な様子が見られ熱心に講義を聞かれていました。
<ケアアシスタントの感想(一部抜粋)>
・患者様をよく観察し、その日その日の様子を知っておくことが一番の安全への近道ではないかと思いました。
・何かが起こる前に上司に報告する事も学ぶ事ができました。
・患者の希望を汲み取る姿勢を持つ事の意味を改めて認識した。

アフターファイブ報告会

日時:平成 30年 7月24日(火)PM5:15~6:00
場所:戸田病院 別館 大会議室
テーマ:「 精神保健福祉法における行動制限のあり方について 」
講師:鈴木 一彦 師長
報告者:戸田病院 看護部 静養病棟 三ツ木 玲子

今回のアフターで、「精神保健福祉法における行動制限のあり方」について学びました。

行動制限の基本理念では、「入院患者の処遇は、患者個人としての尊厳を尊重し、その人権に配慮しつつ適切な精神医療の確保及び社会復帰の促進に資するものでなければならないもの。処遇に当たって、患者の自由の制限が必要とされる場合においても、その旨を患者にできる限り説明して制限を行うように努めるとともに、その制限は患者の症状に応じて最も制限の少ない方法により行わなければならない。」となっています。

精神科治療において行動制限は必要なものでありますが、不当なものであってはいけません。
精神保健法に基づいた行動制限を十分理解して携わることが大切です。
精神科看護師として行動制限を実施する時には、行動制限の種類、対象となる患者を見極めることも重要だと感じました。行動制限が漠然とならないよう、3ヶ月ごとの見直しと検討を確実に行い、行動制限が長期化にならないように努めることの必要性を学びました。